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山梨県・北杜市
《星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳》
ワインリゾートでかなう幸福なワイン三昧の滞在

2022.12.21 PR
山梨県・北杜市<br>《星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳》<br><small>ワインリゾートでかなう幸福なワイン三昧の滞在</small>

国産ワインに特化したワインリゾート「リゾナーレ八ヶ岳」。提携する「ドメーヌ ミエ・イケノ」の稀少なワインを堪能すべくワインエキスパートの和田大さんがこの地を訪れた。

左から)和田 大さん、池野美映さん

和田 大さん
ワインエキスパート・エクセレンス。企業経営のかたわら「アカデミー・デュ・ヴァン」講師も務める。全日本J.S.A.ワインエキスパートコンクールで2度優勝。テイスティングコメントはトップソムリエからも高く評価される

池野美映さん
エノログ(フランス国家資格ワイン醸造士)。ドメーヌ ミエ・イケノ主宰。モンペリエ大学薬学部で国家資格を取得後、ブルゴーニュ、南仏で醸造経験を重ね帰国。2007年より100%自ら栽培したブドウのみでワインを造り続けている

荒れた土地を開墾し、ブドウの栽培をはじめたのが2007年。ブドウの樹齢は15年になる。ここではその年の自然の営みを感じられるワインが造られる

自社畑のブドウ100%でワインを造る「ドメーヌ ミエ・イケノ」。凛としてしなやかな強さのあるワインは国内外で評価が高く、リリースして数十分で売り切れるほどだ。「リゾナーレ八ヶ岳」がドメーヌ ミエ・イケノと提携し、ワインリゾートとして歩み出したのは2006年のこと。以来、季節ごとのワインステイを提案している。

和田大さんは、まずブドウ畑に足を運んだ。南西に南アルプス、南に富士山、北に八ヶ岳を望み、空が開けた丘陵地に、シャルドネ、ピノ・ノワール、メルローが植えられている。足元はふかふかだ。春先に剪定した枝や米のもみ殻、近隣で育つ馬の有機堆肥、刈り取った雑草も土に帰して循環させる。冬場はブドウの木の幹に畝立てをして保温チューブをめぐらせる。大変な作業をそこまで徹底してやるところは珍しい、と和田さん。

ブルゴーニュでワイン造りを学んだ池野美映さんは、グラビティ・フロー・システムを国内ではじめて取り入れた。ブドウを破砕・圧搾し、階下の発酵タンクに自然落下させるやり方だ。発酵後さらに階下のワイン樽へ。瓶詰めまで重力を利用。ポンプで送るのに比べブドウにストレスがかからず、繊細な個性を引き出せる。できるだけ自然酵母で発酵させ、樽で長期熟成。ろ過はしない。「フィルターを通せばもっとキレイなワインになるのですが、雑味も全部含めて自然のまま、飾らないワインにしたくて」と池野さん。

自然の大きなリズムを取り入れて人為的なものは最小限に。そのバランスを見極めながら造られたドメーヌ ミエ・イケノのワイン。「いいワインはその土地にある自然全体が呼びかけてくれる」との和田さんの言葉がフィットする。

リリースされたばかりの夜にブドウを収穫して仕込むナイトハーベストで造られた「月香シャルドネ2021」。ピュアな酸と豊かな香りが特徴

八ヶ岳のテロワールを満喫する
究極のワインステイ

鹿肉のロースト 煮貝。八ヶ岳で捕れた鹿、山梨の郷土料理である煮貝、山と海を合わせ、アワビの肝とバター、赤ワインのソースでまとめたひと皿。熟成感があり動物的なニュアンスを感じられる2016年のメルローとともに

ドメーヌ ミエ・イケノのワインを全種類揃えているのはリゾナーレ八ヶ岳のみ。「ドメーヌ ミエ・イケノ 究極のワインステイ〜冬〜」プランでは、とても稀少なバックビンテージのワインを、八ヶ岳のテロワールを感じる食事とともに堪能できる。

そのひとつがナイトハーベストによる「月香シャルドネ」だ。ブドウを気温が低い深夜のうちに収穫し、低温でブドウがいい状態のうちに仕込むことで、果実のきれいな酸や糖をキープできるという。「澄みきったピュアな果実感があり、酸も際立っている。満月のような色もいいですね」と和田さん。

プライベートダイニングに移動してのディナーは、なんとメルローのバックビンテージ3年分を垂直テイスティング。「近年は気候の波が大きいので収穫年による個性が出やすいです。その年の個性を大事にされているというから、さらに楽しみです」。山梨の食材や郷土料理を取り入れた料理も秀逸で、ワインの個性をさらに引き立ててくれる。

パスタ・ガルガネッリを牛ほほ肉とトリッパのラグーソースで。煮込んだ肉の旨みを受け止める2017年をペアリング。ソースに使ったプルーンとワインの果実感もマッチする
豚肉のポルペッティ(肉だんご)にカブのベールをのせて。比較的若い2018年が豚肉の味わいもコンソメの風味も引き立てる。トリュフとメルローの土っぽい感じも好相性
究極のワインステイは月香シャルドネのアペリティフから
デッキの暖炉の前で月香シャルドネからスタート。ドメーヌ ミエ・イケノで最もきれいなブドウが収穫できたという2017年のビンテージを、ロースト野菜のフォンデュータなど軽めの料理と
ドメーヌ ミエ・イケノのメルローを垂直テイスティングできるディナー
ブルーベリーなど黒い果実に、スパイスや土の香りが後追いする2016年。クローブの香りと奥行きのある酸が特徴の2017年。果実感と味のバランスがいい2018年。料理とのペアリングが最高
ディナーの後のディジェスティフはグラッパとボンボンショコラとともに
食後はプライベートリビングでゆったりとグラッパを楽しめる。グラッパは、ワインを造る際に出るブドウの果皮や種子を発酵、蒸留させて造るもの。ブドウ畑の個性が味わいに反映されたタイプもあれば、ウイスキーのように長期間熟成して樽香を効かせたものもあると和田さん
好みのグラッパを、ドメーヌ ミエ・イケノのワインを使ったボンボンショコラと一緒に

客室には「ドメーヌ ミエ・イケノ」の
ハーフボトル3種を用意

究極のワインステイで泊まれるレジデンステラス付きの客室。ボルドーカラーで気分も盛り上がる

楽しみはこれだけではない。食後はグラッパが待っているし、部屋にはドメーヌ ミエ・イケノのハーフボトルが3種も。朝食は部屋でゆっくり、ワインとともに。ワイン愛好家にはたまらない滞在となること間違いない。

ハーフボトルはリゾナーレ八ヶ岳のために用意されたもの。ドメーヌ ミエ・イケノが造るメルロー、ピノ・ノワール、シャルドネの3種類すべてを好きな時間に味わえる
朝食は部屋でゆっくり。朝からワインとともに愉しめる
前夜はワインをたっぷり楽しんだことに配慮し、野菜をふんだんに使ったサラダやフルーツをメインにした爽やかな朝食。白ブドウのジュースのほか、もちろん部屋に用意されたワインを開けても

「ドメーヌ ミエ・イケノ 究極のワインステイ〜冬〜」
期間|12月12日〜2023年3月31日の平日(除外日あり)
料金|1泊2食付1名10万2550円〜(税・サ込)
定員|1日1組 ※2週間前までに要予約

八ヶ岳ワインハウスでワインテイスティングも
ワインショップ「八ヶ岳ワインハウス」には、山梨県と長野県のワイナリーから厳選した24種類を常備。セルフ形式で気軽にテイスティングができ、好みのワインを見つけることができる。ドメーヌ ミエ・イケノのワインは宿泊者限定(1部屋1本)で購入可能

星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳
住所|山梨県北杜市小淵沢町129-1
Tel|050-3134-8093(9:30〜18:00)
料金|1泊朝食付1室1名2万4000円〜(税・サ込)
客室数|172室
カード|AMEX、Master、VISAなど
夕食|イタリア料理、ビュッフェ(レストラン)
朝食|ビュッフェ(レストラン)
アクセス|車/中央自動車道小淵沢ICから約5分、電車/JR小淵沢駅から送迎バスで5分
施設|レストラン、ワインハウス、温浴施設、プール、スパなど
 

≫公式サイトはこちら

 

text: Yukie Masumoto photo: Atsushi Yamahira
Discover Japan 2023年1月号「酒と肴のほろ酔い旅へ」

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