山梨果実菓子「和乃果/わのか 」。
“果実”の魅力を地域活性化と町おこしへ繋げる。
山梨県の自然の恵みに育まれた果実や、山梨県産ワインをふんだんに使用した新スイーツブランド「和乃果(わのか)」が4月29日(木・祝)にオープン。
「和乃果」誕生ストーリー
ブランド誕生のきっかけは、HACK JAPAN ホールディングス保坂社長と山梨県の和菓子屋「清月」野田社長との出会い。2人は11年前に南アルプス市商工会の若手経営者を育てる「夢現塾」で出会い、定期的に交流を重ねてきた。
そして地元南アルプスの地域に所属している経営者の会社同士の能力や資産をかけ合わせ、未来につながる新しい価値を生み出そうという想いのもと「和乃果」が誕生した。
「和乃果」の「和」という文字は、和菓子の「和」でもあるが、人と人や企業と企業が共感し共創していけるつながりの「和」という想い、さらに将来的に世界展開することを見据え、世界に誇れる和の国・日本の「和」という意味も含まれている。「和乃果」の果は、山梨県の果実の「果」で、日本の果実という意味で、果実は、芽吹きの時季、花の時季、実りの時季と、色・香り・味で楽しむことができる、日本の四季そのものを表している。
「巨峰の丘」といわれる牧丘の四季を存分に満喫できる、里山の風景が美しい立地に本店を構える。仙台から移築した築200年以上の武家屋敷を改築し、一棟では日本最大級の大きさ。「農」をコンセプトに、裏庭と土を大胆に活かした内装で、カウンターは約1.5トンの土を使用して作られている。
また、100年前に干菓子作りに使用していた貴重な型も展示。店内には、ゆっくりとくつろいでいただけるスペースも設けている。遠くの方にも来てもらえるような店づくりで、山梨県の地域活性化や町おこしにも繋げていく。
所作
和乃果のお菓子は、手のお菓子。はさむ・まく・おす・つつむ。ひと手間かけて、手をかけて、果実の新しい口福を創っている。
シェフパティシエ
中村秀幸(なかむら・ひでゆき)
2003年清月に入社。菓子の腕を磨き、現在清月のシェフパティシエとして活躍中。ジャパンケーキショー等、数々のコンテストで受賞。受賞歴:2013年「山梨ケーキショー」総合優勝、2015年「山梨ケーキショー」総合優勝、2015年「ジャパンケーキショー(全国大会)」銅賞。その他多数受賞歴あり。
はさむ|果実バターサンド
「春香(はるか)」/「春彩(さくら)」
白いサブレにはさまれた、果実のバタークリーム。
ドライ仕立の果物それぞれの個性をワインでやさしく引き出して、発酵バターで練り上げた。サブレからとろけだす果実の濃厚な旨味とバタークリームのハーモニーが絶妙。果実は、山梨県産のものだけをドライフルーツ仕立てに。ワインは、勝沼醸造(株)の赤・白ワインを使用。
価格|8個入り 3800円~、12個入り 5800円~
※要冷蔵
春香(はるか)
果実・素材|巨峰 苺
春彩(さくら)
果実・素材|巨峰 柿 キウイ
まく|果実ロールケーキ
「茉莉果(まりか)」
もちもちの白いジェノワーズにまかれた、厳選果実。
山梨県産のフレッシュな果実をふんだんに使い、甘さをおさえた生クリームとともにまかれた贅沢なロールケーキ。ジェノワーズの生地を白く薄くして、果実の魅力を存分に際立たせている。生クリームは、タカナシ乳業(株)の生乳100%。ジェノワーズは、山梨県産北杜米の米粉を使用。
価格|1本 2600円~
※土・日曜日 1日10本のみ。(牧丘本店限定 予約販売 要冷蔵)
おす|果実干菓子
「絢果(あやか)」/「雅美(みやび)」
実りの幸をひと押しに込めた、新しい果実。
フリーズドライされた四季折々の果実を、パウダーにして贅沢に使用。熟練の技で極めたひと押しによる豊かな風味と口溶けを楽しめる。荏胡麻(えごま)は、黒七味のスパイシーな辛さをアクセントに。果実20%、すべて山梨県産をフリーズドライ仕立で粉末にしている。荏胡麻(えごま)は、山梨県産をローストしてから粉末にしている。
価格|16個入り 3500円~、24個入り 5000円~
絢果(あやか)
果実・素材|苺 桃 シャインマスカット 荏胡麻
雅美(みやび)
果実・素材|ワインパミス 荏胡麻
つつむ|果実ショコラ)
「凛花(りんか)」/「玲花(れいか)」
フランスの高級ショコラでつつんだ、とっておきの山梨。
ワインを濃縮したジュレや苺のジュレ、黒七味のアクセントを効かせた荏胡麻(えごま)など、山梨の美味をていねいに閉じ込めた。スパークリングキャンディーの弾ける食感で、未体験のラグジュアリーな感動を。チョコレートはフランス産の高級ショコラを使用、ワインのジュレは勝沼醸造(株)の赤白ワイン、苺のジュレは山梨県産の苺を使用。
価格|8個入り 4200円~、12個入り 6200円~
※15℃以下で保存
その瞬間に、
一番美味しい果物を使用
和乃果では、年間を通してその時一番美味しい果物を使用することにこだわっている。
旬のときはロールケーキでそのまま使い、数か月お菓子に使うことができるようフリーズドライに仕立てたり、食卓に出せるようピューレにしたりなど、収穫した果実は形や大きさの大小にかかわらず活用し、余すことなくその魅力を味わってもらえるよう工夫している。
山梨県内の農家と連携、パミス(ワインの搾りかす)も有効活用
和乃果では、高品質な果物を育まれている農家へのリスペクトを込めて、農業に付加価値をつけることで1次産業を活性化させることを目指している。また、ワインの産地としても知られる山梨県では年間1万トンものパミス(ワインの搾りかす)が大量に存在し、その多くが廃棄されてしまっている。和乃果ではそうした材料を有効活用し、ひと手間加えることで美味しい菓子に生まれ変わらせている。
和乃果は、農家、山梨県の土、自然の恵みそのものを大事にし、物づくりを行っている。
パッケージデザイン
パッケージには、山梨県出身のろうけつ染めアーティスト・古屋絵菜さんが手掛けた「桃の花」のろうけつ染め作品を使用。今後、山梨県だけでなく世界に進出していくことを見据え、和のテイストを活かした美しいデザインに仕上げた。
開けたときの驚きを味わってほしいと、箱の中のデザインにもこだわることで、商品の体験価値を最大限に演出。2段重ね、3段重ねの構造になっており、食べ終わった後は小物入れとしても再利用できる。
古屋絵菜さんからのコメント
古来より桃は仙木、仙果と云われ不老不死の力があるとされています。作品には花のみを描いていますが、豊かさの象徴でもある果実の香りや華やかさ、仙木の神秘的な厳かさを感じさせるような作品になるよう努めました。
染色作家
古屋絵菜(ふるや・えな)
山梨県生まれ。2011年、武蔵野美術大学工芸工業デザイン科テキスタイル大学院修了。染色作家である母の影響を幼少期から受け、武蔵野美術大学在学時にろうけつ染めを本格的にスタート。現在も主にろうけつ染めを用いて、花をモチーフとした作品を制作・発表している。2013年にはNHK大河ドラマ『八重の桜』において、5月度のオープニングタイトルバック用に作品を提供。近年は上海でも展示を行い、その活動は日本国内にとどまらない。http://enafuruya.com/
山梨果実菓子 和乃果 牧丘本店
住所|山梨県山梨市牧丘町西保下1126
Tel|090-1842-7110
営業時間|10:30~16:30
定休日|火曜・水曜(祝日の場合は営業)
https://wanocajitu.jp/
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