兵庫県・淡路島《Nook/ヌーク》
海を臨むサステナブルな貸別荘で日本の魅力を堪能
兵庫県淡路島にある1日1組限定のスモールホテル「Nook」。「Nook The Hub」、「Nook The Wharf」に続き、2022年3月にオープンしたばかりの「Nook The Peak」の全3棟で構成されている。吉野杉の無垢床材や信楽焼の浴槽、地産地消の料理など、日本の魅力が感じられる一棟貸し宿で過ごせるサステナブルな滞在をひも解こう。
辺鄙(Nook)な場所だからこそ
非日常が味わえる
兵庫県の最南端に位置する淡路島は、瀬戸内海では最大の島。神戸から明石海峡大橋を渡り、1時間ほどで行けるアクセスのよさもあり、関西圏のリゾートとしても人気を集めている。
そんな淡路島の中でもディープな灘エリアに建つのが、一棟貸し宿「Nook」だ。目の前には太平洋につながる紀伊水道が、背後には淡路島最高峰、標高約608ⅿの諭鶴羽山(ゆずるはさん)に連なる高地を背負う、まさに“秘境”の立地。「Nook」とは、人目につかないところ、辺鄙を意味する。施設に向かうまでの道のりも、雑木林の中を縫って行くなど非日常への気分が高まっていく。人里離れた辺鄙な場所だからこそ、1日1組限定のプライベート感あふれる空間、視界を邪魔するものがない眺望、静かにゆっくりと流れる時間を堪能できるのだ。
吉野杉の無垢床材、信楽焼の浴槽、地産地消の食材…
サステナブルな滞在体験
一棟目に建てられた「Nook The Hub」は、奈良県の吉野杉を使用した無垢床材が使用されており、部屋中に吉野杉の香りが漂い森林浴気分を楽しめる。ハンモックから海を眺めると、まるで波に揺られているかのような気分になれる。また目の前に広がる壮大な海と一体露天風呂の浴槽は信楽焼。水平線を眺めながら自然に感謝し、持続可能な地球環境について考える機会とするのもいいかもしれない。
二棟目の「Nook The Wharf」は、建物より広いウッドデッキが特徴。リビングのように利用できるので、より自然と一体化した滞在が楽しめる。夕陽が沈んだ後の数分間にだけ現れるマジックアワー、そしてそのロケーションで食べる地産地消の食材を使った夕食は唯一無二の体験となるだろう。またWharfの隣には地元の人だけが知るプライベートビーチがあり、海と景色を独り占めしたい人におすすめだ。
2022年3月にオープンしたばかりの「Nook the Peak」の主役は海。建物は脇役であり、あくまでも控えめにつくられているが、ただ簡素なのではなく、海を際立たせる建物はどうあるべきか計算されている。大きな特徴のひとつが、海側を全面窓にした設計。リビングの大きな窓を解放すると、そこには約100㎡の広々としたテラスが出現。浮遊感すら漂うテラスは、海鳥と同じ目線で海を眺められ、まるで鳥になり飛んでいるかのような気分が味わえる。
Nookで提供される食材は地元産。目の前に広がる豊かな海で穫れた海産物をはじめ、オーナー自ら現地に出向き、直接生産者との対話を重ね、こだわりを持って仕入れた地産地消の食材が味わえる。
Nook The Hub
Nook The Wharf
Nook the Peak
都会の喧騒からいつでも逃げ込める非日常あふれる空間。時間を忘れ、海に吸い込まれるゆっくりと流れる優雅なひと時を大切な人とともに過ごせば、かけがえのないひと時が明日への活力になるはずだ。
読了ライン
Nook The Hub
住所|兵庫県南あわじ市灘土生297
料金|1室3万5800円~(定員7名まで)
客室|全1室/1棟貸切(200㎡)
IN|15:00 OUT|10:00
設備|Wifi、キッチン、冷蔵庫、調理器具、食器類、コーヒーメーカー、バスタブ、ドライヤー、スリッパ、駐車場ほか
アクセス|西淡三原ICより約25分
Nook The Wharf
住所|兵庫県洲本市五色町 ※詳細非公開(予約確定後にお知らせ)
料金|1室3万5800円~(定員7名まで)
客室|全1室/1棟貸切(80㎡)
IN|15:00 OUT|11:00
設備|Wifi、キッチン、冷蔵庫、調理器具、食器類、コーヒーメーカー、バスタブ、ドライヤー、スリッパ、駐車場ほか
アクセス|淡路島中央スマートICより約15分
Nook The Peak
住所|兵庫県南あわじ市灘 ※詳細非公開(予約確定後にお知らせ)
料金|1名夕朝食付4万円~(定員6名まで)
IN|15:00 OUT|12:00
設備|Wifi、ワインセラー、コーヒーメーカー、バスタブ、ドライヤー、スリッパ、駐車場ほか
※チェックインはNook The Hubにて行い現地へは送迎
Tel|080-7622-4403
https://www.noooooook.com