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《解説!第2の地元のつくり方》Part 1
移住成功への「8つのステップ」

2022.4.4
<small>《解説!第2の地元のつくり方》Part 1</small><br>移住成功への「8つのステップ」
illustlation:Keiko Sootome

住まいや仕事はどう見つければよいのか、どのくらいお金がかかるのかなど、移住に不安はつきもの。移住先探しから補助制度まで、第2の地元づくりの基本を3回に分けてやさしく解説する。Part 1は、まず始めに押さえるべき移住への8つのステップを紹介。

STEP 01
移住の目的をはっきりさせる

移住といってもスタイルはさまざま
故郷を盛り上げたい、自然の中で子育てをしたいなど、何を実現したいかを明確にすることが移住の第一歩。定住だけでなく、多拠点生活など地域とのかかわり方も多様化している。

<主な移住スタイルはこちら!>
Uターン
進学や就職などをきっかけに都市圏に転出した地方出身者が、再び生まれ育った故郷に戻ること

Iターン
出身地とは別の地方に移住をすること。主に都市圏で育った人が、地方に移住することを指す

Jターン
生まれ育った地方から都市圏に拠点を移した後に、故郷から距離が近い地方へ移住すること

孫ターン
祖父母が暮らす地方への移住。子育てのサポートや介護が目的で選ばれることが多いスタイル

2拠点生活・多拠点生活
ひとつの地に定住するのではなくふたつ以上の生活拠点をもつ、あるいは頻繁に拠点を移動させる暮らし方

期間限定移住
セカンドハウスや貸別荘を利用して、冬期の3カ月など期間を設定して移住をすること

STEP 02
移住先候補の情報収集

ウェブ検索×窓口相談が正攻法
効率よく情報を集めるには、ウェブ検索が便利。しかし、より深い情報や自分に合った移住希望先の情報を得るためには窓口での相談が最適なので、どちらも合わせて活用したい。

[窓口相談]
メリット
○担当員ごとに地域に特化
○不明な点を解決しやすい
デメリット
×窓口自体の所在地が少ない

[ウェブサイト]
メリット
○どこでも簡単に調べられる
○体験談なども豊富に見つかる
デメリット
×ブログなどには正しくない情報が載っていることも
×地域の雰囲気まではわかりにくい

<移住希望者全員に共通! おすすめの窓口はふたつ>
◎移住先候補を絞った相談も可能!地域をより深く知りたいなら
東京と大阪を除く45道府県の自治体と連携し、地域に特化した情報を提供。市町村の移住担当者と直接話せる出張相談会も実施

ふるさと回帰支援センター
住所|東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8F
Tel|03-6273-4401
開館時間|10:00〜18:00
休館日|月曜、祝日
https://www.furusatokaiki.net/

◎漠然と移住に興味はあるが移住先候補が定まっていない方に
移住に関する一般的な相談、問い合わせに対応。各自治体の移住パンフレットを多く取り揃え、イベントやセミナーも定期的に開催

移住・交流情報ガーデン
住所|東京都中央区京橋1-1-6越前屋ビル1F
Mail|iju-garden@outlook.jp
開館時間|11:00~21:00(土・日曜、祝日は~18:00)
休館日|月曜(祝日の場合は翌日休)
https://www.iju-join.jp/join/iju_garden/index.html

STEP 03
家族やパートナーと話し合う

互いを尊重して2拠点という選択も
自分の希望する移住イメージが定まったら、理想の暮らしや子育てプランなどを家族やパートナーと相談しよう。仕事や学業を現状のまま維持するためには、2拠点生活というスタイルもおすすめだ。

STEP 04
資金計画を立てる

補助金活用で総額数千万円の削減も!?
引っ越し代や家具家電の購入費など、初期費用は合わせて100万円以上かかることも。移住後も冷暖房代などの生活費が増額する可能性があるので、自治体の補助制度を活用して家計の足しにしたい。

STEP 05
実際に現地に足を運ぶ

お試し移住やワーケーションで地域を知る
地域住民の人柄など、現地に足を運んでこそ感じられることも多い。お試し移住や、休暇を取りながら働くワーケーションで数日間地域に滞在して、しっかりと見定めて。

<お試し移住とは?>
移住希望者に向けた自治体の取り組みで、1週間程度の短期から1カ月以上の長期まで利用できる「お試し住宅」を用意している地域が多数ある。自治体によって、無料で宿泊施設を利用できたり、古民家暮らしを体験できるケースも!

[滞在中のcheck point]
・地域の人たちの雰囲気
・住まいの候補など
・気候風土
・病院やスーパーなどの周辺環境

STEP 06
住まいを見つける

賢い住まい選びで家計を節約
地域によって賃貸補助や新築時に使える助成金制度があるので、不動産会社だけでなく各地域の移住相談窓口にも頼りながら住まいを選ぶのが得策だ。

STEP 07
やりたい仕事を探す

仕事の幅は10年前から大変化
これまでは一部の人を除き、移住先で新たな仕事を探す人が多かったが、テレワークの普及で仕事を変えず移住できるケースが増加して、選択肢が広がっている。

STEP 08
移住生活をスタート

理想の移住生活へ
住まいや仕事が決まったら、いよいよ移住生活の実行へ。町内会などに参加して地域とよい関係を築き、住民とのコミュニケーションの中で自分の役割を確立させていきたい。

 

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特別協力=移住・交流推進機構(JOIN)、ふるさと回帰支援センター text: Discover Japan
Discover Japan 2022年3月号「第2の地元のつくり方」

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