料理家・樋口直哉が料理で愛用する
日本のスパイス・調味料8選
食文化の発展とともに数々のスパイスを用いてきた日本人。今回は、料理家として活動し、科学的な考え方から美味しさを引き出すレシピを紹介する、樋口直哉さんにおすすめのスパイス・調味料を8つ教えてもらった。
樋口直哉(ひぐち なおや)
作家・料理家。料理教室勤務などを経て、2005年『さよならアメリカ』で作家デビュー。料理家としても活動。著作は『料理1日目』(光文社)など多数。
01|唐三/奥但馬

高地育ち「天空の唐辛子」の発酵調味料
「天空の唐辛子」に、地元米の米糀、こうのとり大豆の醤油を使い3年以上の発酵・熟成。「大辛口をアジア系の料理をつくるときに、愛用しています」。「大辛口」のベースになる「無調整原液」、兵庫県産柿酢と梅を加えた「淡辛」もある。

唐三 大辛口
価格|1080円
内容量|180g
唐三 無調整原液
価格|1080円
内容量|180g
唐三 淡辛
価格|1080円
内容量|180g
産地|兵庫県
問い合わせ|奥但馬
注文方法|電話、Web
Tel|090-3465-4043
HP|https://okutajima.jp
02|生かんずり/かんずり

新潟を代表する発酵調味料の“生”
唐辛子と糀、柚子、食塩でつくられる「かんずり」。こちらは加熱処理(発酵止め)をしていないため柔らかく使いやすい。風味と柚子の香りがより豊か。「照り焼きのレシピに少し加えるとアクセントに。練りゴマと混ぜてソースにするのもいい」
生かんずり
価格|734円
内容量|47g
産地|新潟県
問い合わせ|かんずり
注文方法|電話、Fax、Web
Tel|0255-72-3813
Fax|0255-72-0344
HP|www.kanzuri.com
03|みよこの七味/神橋亭

食べると福が来る?ミカンの皮入り
「七味で重要なのは陳皮だと思うのですが、こちらはそれが力強くていいですね」。その秘密が筑波山地区の福来みかん。不老長寿の実として大切に受け継がれ、昔からこの皮を煎じて七味唐辛子にしていたそうで、その文化を継いで誕生したもの。
みよこの七味
産地|茨城県つくば市
価格|600円
内容量|18g
問い合わせ|神橋亭
注文方法|電話、Web
Tel|029-866-0143
HP|www.shichimiyoko.com
04|地がらし/麸市

伝統製法でつくられる日本古来の味
からし種を脱脂せずにまるごと粗挽きするため、粉に茶色と黄色の粒がある。「お湯で練って、しばらく置くと苦みがコクになります。からし和えや酢味噌に」
地がらし
産地|福井県
価格|291円
内容量|40g
問い合わせ|麩市
注文方法|電話、Fax、Web
Tel|0776-35-0454
Fax|0776-43-3120
HP|https://fu-1.com
05|香山椒/山本勝之助商店

山椒の果皮のみ使用の粉山椒
1880年創業。創業者の山本勝之助は、この地で栽培される山椒が産業になるといち早く着目し、苗木を農家に無償配布するなど地域の特産品に育てた。「石臼挽きの山椒粉は香りが抜群。鮮度がいい状態で処理されるため、実山椒も高品質」
香山椒
産地|和歌山県
価格|1188円
内容量|10g
問い合わせ|山本勝之助商店
注文方法|Web
HP|https://store.shopping.yahoo.co.jp/shuroyasanshoya
06|ぶどう山椒/きとら農園

弘法大師ゆかりの地で育つ
最高級のぶどう山椒
日本有数の山椒の生産地・和歌山県有田川町。高野山のふもと、弘法大師が祈祷をして開いたという「祈祷田(きとうだ)」が転じて「きとら」となった地で営む山椒農園。「こちらの粉山椒は鮮烈なグリーン系の香りが特徴です。焼いた鶏肉にかけています」
ぶどう山椒
産地|和歌山県
価格|480円
内容量|3g
問い合わせ|きとら農園
注文方法|電話、Web
Tel|0737-22-7074
HP|www.rakuten.co.jp/kuwacha-kitoranouen
07|東京産ゆず胡椒/遠忠食品

すべて東京産の素材でつくった柚子胡椒
檜原村・多摩地域の柚子、伊豆七島産青唐辛子、伊豆大島産「深層海塩ハマネ」を使用。柚子の香りとキリっとした辛さが特徴。「ココナッツミルク、バジルとともに、グリーンカレーをつくるときに使っています」。わさびの代わりに、お刺身につけるのもおすすめ。
東京産ゆず胡椒
産地|東京都
価格|650円
内容量|40g
問い合わせ|遠忠食品
注文方法|電話、Web
Tel|03-6661-6021
HP|https://enchu-food.com
08|ゆずパウダー/床井柚子園

和洋を選ばない万能パウダー
栽培から加工まで一貫して手掛け、小ぶりながらも香りがいい「宮ゆず」を、収穫してすぐ新鮮なうちに果皮を乾燥させパウダーに。和食だけでなく洋食などにも使いやすいのも魅力だ。「紅茶に入れたり、デザートに。卵かけご飯に振るのもおすすめです」
ゆずパウダー
産地|栃木県
価格|864円
内容量|20g
問い合わせ|床井柚⼦園
注文方法|販売店での購入
HP|www.miyayuzu.jp
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text: Yukie Masumoto, Natsu Arai, Nao Ohmori, Discover Japan photo: Norihito Suzuki
2025年11月号「実は、スパイス天国ニッポン」



































