谷口英司シェフ率いる
L’évo<レヴォ>が富山県利賀村に
オーベルジュとして移転オープン!
谷口英司シェフ率いるオーベルジュ「L’évo(レヴォ)」は、前衛的地方料理の新境地を目指し、富山県・利賀村に2020年12月22日(火)、移転オープンした。
利賀村は、約45年前「消滅集落」となった田島地区で人口は500人程度。日本の原風景と手つかずの自然が豊かに残るこの地に、新たな息吹をもたらし、谷口英司氏の料理人としての集大成となるレストランを創り上げている。
L’évoの農園で育てた野菜や天然の山菜、地元で獲れるジビエを始め、富山・近隣地域の食材にこだわり「真の地産地消」を追求。また、建物・レストランには、富山の伝統工芸など職人、作家のものが使われており、インテリアやカトラリーにいたるまで全てフルオーダーというこだわりぶり。文字通り五感で富山を体感する場となっている。
利賀川を望む約7500㎡の敷地に、レストラン棟、コテージ、サウナ棟など計6棟を、かつてこの地にあった集落をイメージて配置。建物は、この地方特有の屋根形状である「雪割」を採用し、山里に馴染むシンプルなデザインに仕上げている。
利賀村は、富山県と岐阜県の県境に接する標高1000m級の山々に囲まれた峡谷にあり、冬は雪深くなることもある、県内からでもアクセスが困難とされている土地。むしろそのため、目を見張るような清流や、俗化されていない日本の原風景が残されており、世界的な劇団SCOTの公演も行われる知る人ぞ知る演劇の聖地でもある。この貴重な場所にL’évo(レヴォ)が加わり、まさにわざわざ脚を伸ばして訪れるだけの価値のある村となったといえるだろう。
レストラン
土からこだわって育てた野菜やハーブ、シェフ自らが処理したジビエを使用するなど、真の地産地消を追求。隣接するパン小屋で焼いたパンや富山のお酒とともに、ここでしか創れない前衛的地方料理を楽しめる。
敷地内でも最も眺めの良いダイニングは、オープンキッチンを中心に、カウンター、テーブル、個室を配置。2階には受付ロビーとサロン、1階にカーヴを設け、カーヴ前室には開放感のあるテラスも用意。
営業時間|12:00〜、18:00〜 ※天候や状況によって変動
席数|26席(カウンター4席、ホール3卓 各4席、個室2室 6席1室・4席1室)
メニュー|コース料理のみ、お一人様 2万円(税サ別)
オーナーシェフ
谷口英司(たにぐち・えいじ)
1976年大阪生まれ。高校卒業後に就職したホテルでフランス料理と出会い、日本国内やフランスで修業。2010年に富山に移り、2014年「レヴォ」を立ち上げる。「ゴ・エ・ミヨ東京・北陸2017」で、最高賞の「今年のシェフ賞」を受賞、「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016 特別版」で一ツ星にて掲載。2020年、自らの理想を形にしたオーベルジュ「レヴォ」を利賀村にオープン。
ホテル
宿泊は1日3組限定。大きなベッドのあるシンプルなコテージ、畳の寝間のあるコテージ、テラス付きのラグジュアリーなコテージと、タイプの異なる3種類のお部屋が用意されている。各コテージともに、この地に宿る生活の記憶を感じられるよう、当時の家具や建具を再利用し、現代風にアレンジされたアップサイクルなもの。宿泊者には、利賀村で受け継がれてきた朝ごはんをイメージした朝食を用意され、谷口シェフの前衛的な料理と共に、土地に受け継がれてきた文化の側面を同時に感じることができる。
チェックイン|15:00
チェックアウト|11:00
朝食|お一人様 3500円
シンプルなコテージ|定員2名、4万円/棟
畳の寝間のあるコテージ|定員2〜3名、5万円/棟
テラス付きのラグジュアリーなコテージ|定員2〜4名、7万円/棟
※価格は全て 税サ別。
サウナ
本場フィンランド式の薪焚きサウナが体験できるサウナ棟は、鳥の声や川のせせらぎを聴きながら外気浴ができるテラスを併設。宿泊者に限り、利用できるまさに利賀村の自然を肌で感じられる贅沢な空間。
谷口シェフの新たな挑戦、そして、1軒のレストランから始まる地域の展望に目が離せない。
L’évo (レヴォ)
住所|富山県南砺市利賀村大勘場田島100番地
Tel|0763-68-2115
営業時間|チェックイン15:00~、チェックアウト11:00まで
定休日|水曜日 ※8月1日〜20日は夏季休業
価格帯|宿泊 4万円、5万円、7万円(送迎 往復6000円※送迎は宿泊のお客様に限ります。)、朝食 3500円、ディナー 2万円
https://levo.toyama.jp/
「L’évo レヴォ」の物語
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