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「こいずみ道具店」で木の椅子に触れる
|古川琴音とゆく東京・国立散歩

2026.10.30
「こいずみ道具店」で木の椅子に触れる<br><small>|古川琴音とゆく東京・国立散歩</small>

散歩が趣味で、木々の音に癒されるという俳優の古川琴音(ふるかわ ことね)さん。今回は自然豊かな街、東京・国立を探訪。木製の椅子が並ぶ家具の店、桜並木で知られる大学通りで木のスペシャリストに出会い、古川さんが感じた木の魅力とは?

俳優
古川琴音(ふるかわ ことね)
1996年10月25日生まれ、神奈川県出身。主な出演作はドラマ『ミッドナイトタクシー』、『魯山人のかまど』、映画『みなに幸あれ』、『言えない秘密』など。2027年公開、木村大作監督・撮影の映画『腹をくくって』に出演が決定。

ツタに囲まれた家具の店で
木の椅子に触れる

「かわいい」と手にしたのは、「kitakami なかよしこけし」。角度が合うと寄り添うデザインでこけし職人が制作。「職人さんの手仕事がすてき。応援したいです」

国立散歩で訪れたのは、家具デザイナー・小泉誠さんが手掛ける木の家具や道具が並ぶ店。木の椅子が気になっているという古川さんに、「日本のものを選ぶといいですよ。欧米の椅子も素晴らしいですが、実は日本人の体格には合いにくい」と小泉さん。
さまざまな木の椅子を座り比べてみる古川さん。「それぞれ座り心地が全然違いますね!」

古川さんが興味を抱いたのは、小泉さんがデザインした子ども用の小さな椅子。「猫を飼っているのですが、うちの猫をこの椅子に乗せたくなりました(笑)」

小泉さんがデザインした「大雪木工」の「TP Chair 04」に座りながら「背の部分が身体にフィットして、木のつなぎ目もかっこいいですね。木の椅子ってもっと硬いのかと思っていたのですが、肌に馴染んでずっと触れていたくなります」と手触りにも惹かれた様子。日常生活でも自然と木のツールを選ぶことが多いという。
「檜のまな板は切るときの音が心地よいし、鉄のフライパンや包丁も柄の部分が木のものを使っています。木を選ぶのは、動物としての生理が働いているような気がするんですよね」

「こいずみ道具店」に隣接したスタジオ にて。古川さんが手を掛けているのは北海道のタモ材を使用した「大雪木工」の椅子「TP Chair 04」

木には人の肌のような温もりがあり、安心できるという古川さんに、それこそが木の素材の魅力と小泉さんは語る。
「木は家具になっても伸び縮みするので生きているわけです。それに鉄やガラスなどの鉱物ができるまでの歳月と比べると、木は人間の時間軸と近い。たとえばこの机の木は樹齢30年くらい。先ほど肌に馴染むと表現されていましたが、同じ生きものとしての仲間意識かもしれませんよ」

そう言われた古川さんは「私と同級生!そう思うと、がぜん身近でかわいらしく感じます」とほほ笑んだ。

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【後編】
100年先に街の並木をつなぐ

 
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古川琴音とゆく東京・国立散歩
01|「こいずみ道具店」で木の椅子に触れる
02|100年先に街の並木をつなぐ木の守り人に会う

text: Rie Ochi photo: Wakana Baba  Hair & Make-up: Rei Fukuoka Stylist: Kenshi Kaneda
衣装協力=AKIRANAKA、 YAHKI、 talkative OMOTESANDO、 pono accessories

2026年9月号「木と生きる2026」

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