ガラス作家《辻 美友子》
ぽってりとした愛らしいフォルム
関西を拠点に活躍するガラス作家・辻 美友子さん。ぽってりとしたフォルムの肩ひじ張らない愛らしさが魅力的な、辻さんのガラス作品とは?
東京・渋谷パルコ Discover Japan Lab.では、2024年7月27日(土)〜8月12日(月)にかけて「硝子グループ展—6 glass—」を開催。
Discover Japan公式オンラインショップでは、本展の一部作品を7月30日(火) 20時より順次販売予定です。(店頭の販売状況により日程・内容が変更になる場合があります)
辻 美友子(つじ みゆこ)
帝塚山学院大学美学美術史学科を卒業後、渡仏。パリatelier KENZAモザイクタイル講座を受講し、帰国後はDTPデザイナー、オペレーターとして働きながら作家活動をスタート。現在は関西を拠点に活動している。
※「辻」の正式表記は一点しんにょうです
変わらない日常に
ゆるりとした彩りを
自分の持ち味とはなんだろう……。そう辻美友子さんは考えてみたところ、フリーハンドで描いた線のように、ゆるりとした雰囲気が自身の姿だと気づいた。
「つい自分にとって馴染みのあるかたちをつくってしまいますが、偶然見つかるかたちや、意志を示したガラスに従うことで出来たかたちもおもしろく、そんな中からも自分のかたちをさぐっています。熱すると柔らかく動くものの、冷えると固まって動かない。そんなガラスの特性は、人の心にも通ずる気がしてグッときます」(辻さん)
手に取ると小さな幸せを感じる。辻さんのうつわには、そのような柔らかな心が詰まっている。
作品ラインアップ
コップ(シトロン)
はにかむような雰囲気を振りまく、若々しいレモンイエローのコップ。盛夏の太陽とシュワっとはじける炭酸飲料がよく似合う。
サイズ|φ70×H85㎜
重量|110g 価格|4950円
Bowl carafe(ライトパープル)
辻さんが好んでつけるという、くちばしに似た注ぎ口が特徴。うつわだけでなく、調味料を混ぜ合わせるボウルとしても活躍する。
サイズ|W105×D135×H75㎜
重量|265g 価格|7150円
コルク瓶(ミント)
実用性を求めて制作された蓋付き瓶は、茶葉やスパイスなどの保存に最適。色やかたちが違う瓶も揃うため、いくつも集めたくなる。
サイズ|瓶 φ57×H115㎜ コルクφ60×H30㎜
重量|255g 価格|7150円
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硝子グループ展—6 glass—
会期|2024年7月27日(土)〜8月12日(月)
開催場所|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 1F
Tel |03-6455-2380
営業時間|11:00〜21:00
定休日|不定休
※最新情報は公式Instagram(@discoverjapan_lab)などで随時紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
※掲載商品は一部であり、店頭にはさまざまなうつわが並びます。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。
text: Natsu Arai, Misa Hasebe photo: Kazuya Hayashi
Discover Japan 2024年8月号「知的冒険のススメ」