ガラス作家《西村 青》
空間と一体化するテーブルウェア
富山県を拠点に活躍するガラス作家・西村 青さん。心地いい空間の一部になる、オブジェのような存在感を纏った西村さんのガラス作品とは?
東京・渋谷パルコ Discover Japan Lab.では、2024年7月27日(土)〜8月12日(月)にかけて「硝子グループ展—6 glass—」を開催。
Discover Japan公式オンラインショップでは、本展の一部作品を7月30日(火) 20時より順次販売予定です。(店頭の販売状況により日程・内容が変更になる場合があります)
西村 青(にしむら せい)
1990年、奈良県生まれ。高校卒業後にイタリアへ語学留学した後、富山ガラス造形研究所に入所。2014年よりピーター・アイビー師による流動研究所に勤務しながら作家活動を開始。富山を拠点に作品づくりに取り組む。
作品を取り囲む
インテリアも考慮
師匠であるピーター・アイビー師譲りの繊細かつ独自の造形は唯一無二。あらゆるものが機械で生産できる現代において、西村青さんのうつわは、手仕事の必要性を問い掛けている。
「最近は使う瞬間だけでなく、どんな空間をまとい、どんな生活の中に存在するのかを意識することで、使い勝手や存在意義にフォーカスするようになりました。視点をインテリア全体に広げてみると、机や照明など、さまざまなものに影響された空間の中に私の作品が存在していることに気づいたんです」(西村さん)
まずはオブジェとして、居心地のいい空間に飾ってみる。そうすれば、新たな表情に出合えるはずだ。
作品ラインアップ
Frill bowl S
自作の金型により施された凹凸模様が、縁に光を取り込む仕掛けに。アイスクリームやフルーツのほか、緑の濃い野菜とも調和する。
サイズ|φ110×H55㎜
重量|100g 価格|5280円
Palm bowl M
縁を内側にすぼませ底を角張らせることで、片手でも取りやすい形状に。カルパッチョや冷製パスタが似合う機能美を極めた逸品。
サイズ|φ190×30㎜
重量|190g 価格|1万2100円
Vase-rail- M
光を取り込むことで、中央の凸凹模様で花を束ねるように見立てた花器。花より目立ち過ぎず、簡素になり過ぎない佇まいを目指した。
サイズ|φ70×H180㎜
重量|210g
価格|1万4300円
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硝子グループ展—6 glass—
会期|2024年7月27日(土)〜8月12日(月)
開催場所|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 1F
Tel |03-6455-2380
営業時間|11:00〜21:00
定休日|不定休
※最新情報は公式Instagram(@discoverjapan_lab)などで随時紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
※掲載商品は一部であり、店頭にはさまざまなうつわが並びます。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。
text: Natsu Arai, Misa Hasebe photo: Kazuya Hayashi
Discover Japan 2024年8月号「知的冒険のススメ」