奈良県山添村《WAコーラ》
5つの“WA”が詰まった、地元産素材でつくる完全無添加クラフトコーラ
いま話題のノンアルコールドリンク、クラフトコーラ。つくられる土地の食材や風土を活かしたその味わいは、飲むだけで旅気分を味わえます。
奈良県山添村の「WAコーラ」もそのひとつ。壮大な自然の中で育まれた無農薬の地元産の原料のみを使った、気分をリフレッシュさせてくれるコーラとは?
壮大な自然が広がる、山添村の魅力を再発見!
奈良県の北東部、三重県と県境の大和高原に位置する山添村。夏は冷涼で冬は厳寒であることから自然情緒豊かな県指定の名勝・神野山を有し、四季折々の美しい景色が広がる。資源豊富な土地である一方、人口減少も加速度的に増し、現在では約3000人ほどとなっている。そうした背景を受けて、地元の素材を使ってアクションを起こそうと立ち上がったのが、WAコーラ代表の大矢慎吾さんだ。
村にある創業約100年の小さな食料品店を家族とともに営んでいた大矢さんは、山添村の実情を危惧し、積極的に地域観光や地域ブランディングについて学んではいたものの、自分たちの村に生かせるアイデアが浮かばずに悶々としていた。しかしある日、母親が大量のミョウガを採ってきて、それらが家庭菜園ではなく自宅の敷地内に当たり前のように自生していたことに気づいた。調べると奈良県の伝統野菜などにも挙がっており、奈良県の山間部などでは当たり前の光景だったことを知り、一般的には薬味としてしか使われてないミョウガを活用してみようと決心。
ちょうどモクテルやソーバーキュリアスなどのノンアルコールドリンクがトレンドに上がりはじめた頃、クラフトコーラと出合い、試行錯誤の末に、納得できる味となり、「WAコーラ」が完成した。
和・輪・環・倭・話
5つの“WA”が詰まったクラフトコーラ
「WAコーラ」という名前の由来は、和・輪・環・倭・話、色々な「WA」の意味合いが込められている。
コーラが生まれた地である「倭(大和)」から、「和」の魅力あふれる素材を地域内外でさまざまなものに循「環」させていく。いつしかそこに人の「輪」が生まれ里山を豊かにする。またそうしたつくり手の気持ちを「話」のタネにして貰えればよい、という想いから名付けられた。
WAコーラに使われているミョウガは、夏を代表する薬味であり、「魏志倭人伝」にも登場するほど、日本で古くから愛されてきた食材。アルファピネンという精油成分を持ち、その爽やかな香りは眠気を覚まして気分をリフレッシュさせてくれる。鉄分や葉酸も含まれ、女性にうれしい栄養素を多く持っているのも魅力的だ。
甘酸っぱさとさらなる爽やかさを演出するのは、夏みかんと酢橘(すだち)だ。どちらも日本原産の歴史ある柑橘であり、酸味と香りの強さが特徴。その酸味は疲労回復や血液をきれいにするクエン酸が多い証拠。またこれらの香味野菜や果実はビタミンやカリウムを多く含んでいる。ビタミンは老化防止や肌の健康に、カリウムは余分な水分を排泄し、むくみ防止になる。
無農薬で自然のまま育った山添村産の原料のみを厳選して使用し、成分の多い皮ごと煮詰めてつくることで、人にも地球にもやさしいものづくりを叶えている。また素材本来の味や香りを感じて欲しいという想いから、香料などの添加物も一切不使用。
砂糖にもこだわりが光る。クラフトコーラシロップはきび砂糖が使われるのが一般的だが、WAコーラではミネラル豊富な甜菜糖を使い、ミョウガの香りが引き立つよう計算されている。甜菜糖は砂糖大根とも呼ばれる大根に似た植物からつくられ、ミネラルたっぷりの黒糖とともにまろやかでやさしい甘さに仕上げられている。
氷を入れたグラスにWAコーラを注いで炭酸を加え、シュワっと音が聞こえたら、やさしくまろやかな甘味と爽やかな香りが漂う。新陳代謝を高めてくれるスパイスがアクセントとなり、後から芳醇なバニラの香りが広がる……。
炭酸だけでなく、お湯割りやハイボール、かき氷、ヨーグルトなどと合わせてアレンジすると、ミョウガの香りが堪能できる。またグラスの種類やストローなど、飲み方次第でも感じ方が変わってくる。
一本で何通りもの愉しみ方ができるWAコーラ。山添村の豊かな自然を思い浮かべながら味わってみてはいかがだろうか。
WA COLA(ワコーラ)
価格|2200円(200㎖)
原材料|甜菜糖、黒糖、ミョウガ(山添村産)、夏みかん(山添村産)、酢橘(山添村産)、生姜(山添村産)、鷹の爪(山添村産)、シナモン、クローブ、カルダモン、コーラナッツ、バニラビーンズ、その他スパイス
Instagram|@WA_COLA
https://www.doors-yamazoe.com/
※なくなり次第今期終了