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映画『浅田家!』原案写真家・浅田政志が
高知「人」を切り撮る写真展、全国3カ所で開催!

2021.8.25 PR
映画『浅田家!』原案写真家・浅田政志が<br>高知「人」を切り撮る写真展、全国3カ所で開催!
土佐くろしお鉄道 土佐くろしお鉄道の皆さん/撮影=浅田政志

昨年話題沸騰となった映画『浅田家!』が記憶に新しい中、原案写真家・浅田政志氏がカメラに収めたのは、「高知の人々」だった。
全国各地での展覧会「⾼知県観光キャンペーン『リョーマの休⽇』特別企画 浅⽥政志 写真展」に先駆けて、2021年8月6日(金)、高知県立牧野植物園で実施されたトークイベントの模様とともに、展覧会の魅力をたっぷりお伝えする。

浅⽥政志(あさだ まさし)
フォトグラファー。1979年、三重県津市⽣まれ。現在も在住。⽇本写真映像専⾨学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独⽴。2009年、写真集『浅⽥家』(⾚々舎)で第34回⽊村伊兵衛写真賞を受賞。2010年には初の⼤型個展『Tsu Family Land 浅⽥政志写真展』を三重県⽴美術館で開催。渋⾕PARCO、森美術館、⾹港国際写真フェスティバル、道後オンセナート2018、⾦津創作の森美術館、三菱地所アルティアム等、国内外での個展やアートプロジェクトにて精⼒的に作品を発表している。著書の『浅⽥家』、および『アルバムのチカラ』(2015年⾚々舎)を原案とした映画『浅⽥家!』が2020年に全国東宝系にて公開された。

高知最大の魅力、「人」をフィーチャー

高知県では現在、「あなたの、新休日。」をキャッチフレーズに、観光キャンペーン「リョーマの休日キャンペーン」を開催中。高知県ならではの雄大な自然と風土が育んだ歴史・文化、食の恵みを堪能できる“カレンダーにはない”休日の過ごし方を提案し、これまでにない新たな高知の楽しみ方を発信している。

楽しく美しい、高知の旅。それをいっそう彩るのは地域の人々との出会いだ。そうした「人」の魅力を生き生きと伝えるために、常に作品の中心に「人」を置いてきた写真家・浅田政志氏が全面協力。県内の観光地40カ所をめぐり、各地で活躍する人々総勢143名を写真に収めた。

見る人もつい笑顔になってしまう、高知の魅力がたっぷりの写真展は、高知だけでなく、東京(高知県アンテナショップ「まるごと高知」)、岡山(岡山駅前商業施設「イコットニコット」)の全国3カ所で開催。こけら落としとして、浅田氏と被写体となった高知の人々によるトークイベントが、2021年8月6日(金)、高知県立牧野植物園にて実施された。

高知県立牧野植物園本館。中央の竹林を囲むように柔らかな木の床が足底に心地よい
高知平野を一望できるロケーション。珍しい植物も多く、回廊を伝って四季折々の壮大な自然と一体化する感覚を体感できる
イベント会場入口。企画参加時の浅田氏の写真が出迎える
距離維持と換気、マスク着用など感染対策がしっかり施され、人数限定でトークイベントは実施された

「浅田政志×高知の人々」シナジーが描き出すパワー

撮影時のエピソードがモデルとなった方とともに語られた。あちこちで笑いが起こる、楽しいトークが繰り広げられた

浅田政志氏といえば、映画『浅田家!』で描かれたことでご存知の方も多いだろうが、ルーツは家族が消防士や極道などになりきった様を切り撮った作品。一見風変わりではあるが、人間の内面や関係性、時間までもが映し出された家族の写真だ。

今回の写真展でも、浅田氏ならではの視点に加え、人々が高知へ抱くイメージとそれぞれのキャラクター性が合わさり、どの作品にもクスッと笑えて元気をもらえる、唯一無二のパワーがあふれている。

トークイベントでは、浅田氏ほか、写真のモデルとなった牧野植物園・栽培技術員の藤井聖子氏ら3組を交えて写真撮影時のエピソードが語られ、当日限定でライブ動画配信もなされた。
各登壇者10分弱のセッションだったが場内は何度も笑いに包まれ、高知の観光地としての魅力とともに「人」が際立っていることが感じられた。

「高知の人は、『全開』でした!」

野見漁業協同組合 組合長 西山慶さん/撮影=浅田政志
旧立川番所書院 旧立川番所書院立川御殿保存会の皆さん/撮影=浅田政志

「高知といえば、坂本龍馬に代表される歴史と文化、そして四万十川など雄大で豊かな自然、よさこいなど古来から続くお祭り。そんなイメージだったのですが……」浅田氏は、実際に訪れて人とふれあい、シャッターを切るうちにステレオタイプの概念は一新されたと話す。「とにかく『人』がおもしろい! ここまで突き抜けたキャラクター性なのは全国屈指ではないでしょうか」。
高知の人を表す言葉として浅田氏は「全開」と表現。「僕が『こうして、ああして』と指示するより前に、『(コロナで休園が続き)仕事できずにサボっている風はどうか』なんて自分たちの日常を提案してこられる。被写体の人々は地元の有名人ばかりで、本当に表情豊かで楽しい方々ばかりでした」。

旅を楽しむ秘訣は「人」だ、と浅田氏。「風景やグルメももちろん大切だけど、『人』にかかわることでその旅が特別なものになると思うんです。今回の写真展で見つけた『人』に会うために高知を訪れるという旅も、ぜひおすすめしたいですね」。

浅田氏による高知の印象は「全開」! 「人」とふれてこそ旅の魅力は高まる、と強調した
トークイベントの後は坂本龍馬の銅像やクジラのぬいぐるみ、よさこいの鳴子など、高知ならではの小物を使いながらの撮影会。事前の抽選で選ばれた15組が参加し、浅田氏とのフォトセッションを楽しんだ
高知では「金高堂書店 本店」にて9月5日(日)まで開催。作品を前に、浅田政志氏と書店員の皆さん

⾼知県観光キャンペーン「リョーマの休⽇」特別企画
浅⽥政志 写真展
期間|2021年8⽉6⽇(⾦)〜9⽉5⽇(⽇)
会場|⾼知/⾦⾼堂本店(高知県⾼知市帯屋町2-2帯屋町チェントロ1F)、東京/⾼知県アンテナショップ まるごと⾼知(東京都中央区銀座1-3-13)、岡⼭/岡⼭駅前商業施設 イコットニコット(岡山県岡山市北区駅前町1-8-18※岡山は8月13日〜8月19日のみ
入場料|無料
https://kochi-experience.jp/photo-exhibition/

text: Naoko Irie photo: Naoko Irie


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