FOOD

クロウラーでクラフトビールをテイクアウト!
東京都・東十条「Let’s Beer Works」
東京都・渋谷「TAP&CROWLER」

2021.6.5
クロウラーでクラフトビールをテイクアウト!<br><small>東京都・東十条「Let’s Beer Works」<br>東京都・渋谷「TAP&CROWLER」</small>

いつでもどこでも気軽にビールを楽しめるように、テイクアウトができる店が増えている。中でも新しく登場した「クロウラー」を、ふたつの店を例に紹介します。

地元民に愛される
タップルーム併設ブルワリー
Let’s Beer Works/東京都・東十条

テイクアウト用の缶にビールを注ぐ代表の阿川裕子さん。フルーティで酸味が心地よい「About Time」が最近のイチオシ

クラフトビールは店で飲むだけじゃない。ついさっきまで樽詰めされていたビールを持ち帰り用の容器に詰め替え、テイクアウトして自宅で飲める。こんなすてきなサービスを提供している店が、ここ数年でグッと増えている。持ち帰り用のスタイルとして最初に普及したのは、ビールの強い炭酸が漏れないように入れて持ち帰る専用の容器「グロウラー」。2020年、おうち時間が増えた影響もあり、普段は店内でしか提供されていないビールをテイクアウトして、自宅で飲む楽しみ方が一気に定着した。そして、グロウラーの利便性をさらに追求して新しく登場したのが、注文後にその場で缶に詰めてくれる「クロウラー」である。自分が注文したクラフトビールがタップから缶に注がれ、その場で蓋をされて目の前に出てくると感動すら覚える。グロウラーと違って自分で容器を用意する手間もなく、その場で注文するだけで完結する手軽さも魅力的だ。

2020年3月に誕生した東十条のブルーパブ「レッツビアワークス」も、クロウラーを楽しめる店のひとつ。営業開始して間もなく、新型コロナウイルスの影響を受けることになった当時を、代表の阿川裕子さんは振り返る。「思うように営業ができない中、地元の方々がビールをテイクアウトしてくれたおかげで、いまも店を続けられています」

当初は、プラカップやグロウラーで提供していたが、加えて現在はクロウラーも開始。「お客さんがテイクアウトした後に、自宅で料理を楽しんでいるシーンに私たちのビールを置いて、写真を送ってくれることもあるんです。それぞれの楽しみ方でビールを味わってくれて、とてもうれしいですね」と満面の笑みで語ってくれた。

阿川さんと3人のブルワーを中心に、約10名の仲間が集まって運営している
完成したビールをテイスティングする、ヘッドブルワーの小野保さん
右から、ジューシーなヘイジー IPA、2種類のチェリーを使用したフルーティなIPL、ブラックコーヒーのような焙煎香が感じられるスタウト

Let’s Beer Works
住所|東京都北区東十条2-15-7
Tel|03-6206-8341
営業時間|12:00〜19:00
営業日|土・日曜
https://lets.beer/

渋谷で常時20タップの量り売りが楽しめる
TAP&CROWLER/東京都・渋谷

32oz(946㎖)の缶にビールを注ぐ店長の勝間さん。レコードジャケットのようなデザインのラベルには、日付と銘柄を記載

渋谷駅から徒歩6分という好立地に、半年ほど前にオープンした「タップ&クロウラー」もクロウラーを語る上で欠かせない。下北沢にある豊富な銘柄がグロウラーで楽しめることで人気の「タップ&グロウラー」の姉妹店で、常時20タップがずらりと並ぶ店だ。

「小さなブルワリーを応援したいと想いが強いので、ほかではあまり置いていないブルワリーのビールもよく並べています」と語るのは店長の勝間陽さん。サーバーには炭酸ガスに加えて窒素ガスも使用し、なめらかな口当たりを楽しむことができるのも魅力である。

いままで専門店でしか味わえなかったクラフトビールの銘柄が場所を問わずに楽しめるようになったのは、ビール業界の大きな進化のひとつといえるだろう。

空き缶に蓋をするシーマーという機械
右から、伊豆産バナナの風味が生きた反射炉ビヤのヘイジー IPA、ラズベリーの甘酸っぱさが特徴のRISE&WINのサワーエール、ジンジャーとシナモンを用いた箕面ビールのスタウト
菓子や国内外の缶ビールの販売も行い、食べ物は持ち込み自由

TAP&CROWLER
住所|東京都渋谷区宇田川町6-20パラシオン渋谷 1F

Tel|03-6416-5948
営業時間|12:00〜20:00(時短営業中、通常は15:00〜24:00)
定休日|なし
https://ja.craft-beers.shop/

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text: Ryo Kawano photo: Kazuya Hayashi
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