12/4発売 Discover Japan最新号
「温泉と酒。」
温泉の季節がやってきました。幻想的な冬景色を眼前に、あたたかい湯に浸かって日頃の疲れを癒す。これは全国各地に豊富な温泉資源をもつ、ニッポンの冬ならではの醍醐味です。
巻頭特集では一生に一度は行きたい絶景温泉を全国網羅。心と身体を整えてくれる、あなたにぴったりの温泉が見つかるはずです。さらに、今号ではダブル特集として、今年の冬に飲みたい日本の酒と最新トピックにもフィーチャーします。
味わいや飲み方などが多様化し、情報が氾濫する中で、本当に旨い酒とはなにか――。今回提案するのは、ドメーヌや無農薬栽培、伝統製法の導入など、“原点回帰”する酒。文化を守ろうとする造り手の想い、地域の風土が込められたその味を、この冬ぜひ味わってください。
▼収録コンテンツ例
一生に一度は訪れたい、絶景温泉。
寒さが身にしみる、師走の時期になりました。今冬、心と身体を整える温泉旅に出掛けてみませんか? 巻頭特集では、温泉カメラマンの杉本圭さんとともに、北は北海道から南は鹿児島まで、一生に一度は訪れたい絶景温泉をセレクト。コロナ禍ですぐには出掛けられない人も、いつかは……と想いを馳せながら、絶景温泉への旅の準備をしてみてはいかがでしょうか。
北海道 しかりべつ湖コタン/青森 黄金崎不老ふ死温泉/秋田 鶴の湯 乳頭温泉郷、乳頭温泉郷 妙乃湯/群馬 四万温泉 積善館、法師温泉 長寿館/千葉 潮の湯温泉 犬吠埼観光ホテル/新潟 里山十帖/静岡 いさり火/長野 歴史の宿 金具屋/広島 宮島対岸 宮浜温泉 庭園の宿 石亭/鹿児島 三島村 硫黄島 東温泉
いま、飲みたいのは文化を紡ぐ酒。
味わいやデザイン、造り手の個性が現代のライフスタイルにあわせて多様化する中で、ドメーヌや無農薬栽培のほか、伝統製法の導入など原点に回帰している酒があります。こだわり抜いた製法の根底にあるのは、“旨い”だけがすべてではないということ。伝統文化を守るためであり、酒造りを「文化を造っている」とする想いです。
今号では、秋田・新政酒造、千葉・寺田本家、群馬・土田酒造の3蔵を紹介。彼らの酒造りをキーワード立てて見せながら、なぜそれをするのか? 一見、酒造りに関係しないと思える取り組みには、酒から派生する日本の伝統文化を守ろうとする想いが見えてきました。
名酒販店が選ぶ
いま飲みたいニッポンの酒42
テロノワールを生かしてつくられた米やブドウ、ボタニカルなどを用い、地域に根ざした酒造りを行う日本のつくり手。味わえば、その旨さの中に、酒を生んだ土地の風景が広がり、酒に込めたつくり手の想いがあふれ出します。そこで、全国のつくり手や注目の酒を知り尽くす、千葉・いまでや、神奈川・横浜君嶋屋、大阪・山中酒の店、福岡・住吉酒販の4酒販店に、いま飲みたいニッポンの酒を伺いました。日本酒、日本ワイン、スピリッツの計42本をおすすめの飲み方とともに紹介します。
EXILE橘ケンチ
酒の聖地をマンガにする!
酒サムライとしての活動や小誌連載「今宵のSAKE」、コラボレーション日本酒など、日本酒の魅力を精力的に発信し続けているEXILEの橘ケンチさん。次なるチャレンジとして、人気漫画家・タクミユウさんとタッグを組み、日本酒を擬人化したマンガ『あらばしり』を、12月18日より少年マガジン公式無料漫画アプリ「マガポケ」にて連載を開始する。
今回、本誌では配信に先駆けて、第一話のネーム一部公開及び、登場キャラクターの6人(銘酒)を独占公開! マンガ化される酒造へもケンチさんと足を運び、造り手の酒造りに対する想いもしっかりと紹介しています。さらにタクミユウさんが小誌だけのために書き下ろしてくれた、マンガver.のケンチさんも掲載!
いま、あらためて知りたい「雑煮」のこと。
さまざまなことがあった2020年も残りわずか。まもなく新年です。正月、日本国民が当たり前のように食べている「雑煮」。実は京都生まれということを知っていますか? かつて武家社会では、雑煮が大切な人をもてなす宴で酒の肴として振る舞われ、‟世界最高のアミューズ”でした。
今回は、意外と知らない雑煮のルーツと、時代の流れの中でさまざまに変化してき雑煮の古今を知るべく、新刊『雑煮365日』(NHK出版)の著者で、NHKの番組『あさイチ』でもお馴染みの松本栄文(まつもと・さかふみ)さんとともに京都を訪ねました。
誌面では、有職(ゆうそく)料理を受け継ぐ京都の料亭「萬亀楼(まんかめろう)」による宴の酒礼「式三献(しちさんこん)」の再現、京都の商家の暮らしを受け継ぐ「秦家(はたけ)」の年の瀬に密着しています。
公式オンラインショップでは、雑誌が送料無料でご購入いただけます。ぜひチェックを!