ガラス作家《小路口力恵》
使って心地よい
うつわを暮らしに迎える
|渋谷パルコ「ガラスグループ展」
文字や言葉にできない自分なりの感覚を、柔らかなうつわとして表現するガラス作家・小路口力恵さん。吹きガラスでつくり上げる、ふっくらとした曲線が魅力のうつわとは?東京・渋谷パルコ Discover Japan Lab.では、2026年7月4日(土)〜7月12日(日)にかけて「ガラスグループ展」を開催。
小路口力恵(しょうじぐち りきえ)
1972年生まれ。富山ガラス造形研究所研究科を修了後、「富山ガラス工房」に所属。2005年に「“小路口屋”硝子工房」を設立。「石川県能登島ガラス美術館」の収蔵品にも選出。
ガラスであることを感じさせない
幻想的な柔らかさ
小路口力恵さんの作品には、ガラスであることを感じさせない柔らかさがある。まるで夢を見ているような、不思議な感覚へと使い手を誘う。
「私自身、心地よいと思える作品を常に意識してつくっています。『なんかよい』、『なんか好きかも』といった、文字や言葉にできない、自分なりの感覚を大切にしています」と、小路口さんは語る。

「はつり」のぐい呑みには、縦縞、横縞模様のデザインも。底面に施したカーブにより、心地よく揺れる。「お酒を注ぎ、揺れるグラスを眺めながら楽しい時間を過ごしてください」
雲がたなびく高い空を意味する「雲居」という言葉から命名された「くもい」シリーズは、そんな彼女の感性を具現化したもの。吹きガラスでつくり上げるうつわは、ふっくらとした曲線を描き、ひとつとして同じかたちはない。一方、「はつり」シリーズの名は、表面を削って成形する「はつる」という専門用語に由来。ガラスの表面を削ることで表情が生まれ、マットな質感に仕上がる。光を内包するところも、どこか幻想的だ。
無理せず、気の赴くままに制作を続ける小路口さん。温かなガラスは、人々を笑顔にする。
作品ラインアップ

はつり ぐい呑み
ガラスの表面を削り、波紋のような模様を施している。底面がカーブしたデザインで、軽く押すとゆらゆらとスイングする。酒の時間が楽しくなる一品。柔らかな手触りも心地よい。

くもい 銘々皿
小路口さんの代表作である「くもい」シリーズ。雲のように不定形なフォルムが魅力。なめらかな手触りと、ふっくらとした丸みのあるデザインで、料理やデザートを上品に演出してくれる。
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公式オンラインショップ
ガラスグループ展
会期|2026年7月4日(土)~12日(日)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00~21:00
定休日|不定休
※詳細は公式Instagram(@discoverjapan_lab)にてご確認ください。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。
※Discover Japan公式オンラインショップでは、本展の一部作品を7月7日(火) 20時より順次販売予定です。(店頭の販売状況により日程・内容が変更になる場合があります)
text: Misa Hasebe photo: Yuko Okoso
2026年8月号「海へ 山へ」

































