ガラス作家《前嶋洋明》
再生ガラスを使った真摯なうつわ
|渋谷パルコ「ガラスグループ展」
頼りがいのある厚みと、ずっしりとした重みが魅力のうつわを手がけるガラス作家・前嶋洋明さん。再生ガラスを使って温かみのある、日用のうつわとは?東京・渋谷パルコ Discover Japan Lab.では、2026年7月4日(土)〜7月12日(日)にかけて「ガラスグループ展」を開催。
前嶋洋明(まえじま ひろあき)
1982年、茨城県ひたちなか市生まれ。「ガラス工房神魂」のスタッフとして勤務するかたわら、個人制作活動「Noraglass」を開始。2021年、笠間市で「前嶋硝子器製作所」として独立。
再生ガラスで
気兼ねなく使える日用のうつわを
華美でないこと、華奢でないこと。それが、前嶋洋明さんの作品づくりに対するこだわり。気兼ねなく使える日用のうつわを、心掛けている。
原料に使うのは、主に日本酒などの廃瓶。再生ガラス特有の大小さまざまな気泡や、温かみのある色合いが特徴だ。
「独立の際、自分のつくりたいものを考えたとき、原料に再生ガラスを使用する以外の選択肢はありませんでした。廃瓶は、基本的に地元の酒蔵からいただいています。地域の皆さんとのつながりに感謝しています」

原料には日本酒の廃瓶を使用。淡い琥珀色に仕上がるのが魅力だ。無数に入った細かな気泡も美しい。十分な厚みがあるので、躊躇することなく日々の暮らしに取り入れられる
前嶋さんの作品は、頼りがいのある厚みと、ずっしりとした重みも魅力。割れにくいから安心して使える。その気軽さがうれしい。
「最近、うつわづくりの学びにと、花の勉強会にも参加しています。生け方はもちろん、草花の生態や歴史を知るのが楽しくて」
作品と真摯に向き合う前嶋さんの姿勢は、すがすがしい佇まいとなり、うつわに投影されている。
作品ラインアップ

ゴブレット
重厚感のあるフォルムが手に馴染む。重心が低く設計されているので、テーブルに置いたときに倒れにくく安定感がある。ワインなどの飲み物はもちろん、うつわや花器としての利用も可能。

古銅型花入
古い金属製の花入れを模したもの。再生ガラスならではのレトロな色合いや、底部の細かな気泡が、ノスタルジックな雰囲気を醸し出している。季節の草花をそっと生けるだけで絵になる。
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公式オンラインショップ
ガラスグループ展
会期|2026年7月4日(土)~12日(日)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00~21:00
定休日|不定休
※詳細は公式Instagram(@discoverjapan_lab)にてご確認ください。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。
※Discover Japan公式オンラインショップでは、本展の一部作品を7月7日(火) 20時より順次販売予定です。(店頭の販売状況により日程・内容が変更になる場合があります)
text: Misa Hasebe photo: Yuko Okoso
2026年8月号「海へ 山へ」

































