歴史・世界遺産を感じる
国内のフェリー航路6選!
かつての船旅に思いを馳せる
島国・日本にはさまざまな海の道がいまもある。今回は、物流や文化交流の懸け橋となった歴史あるおすすめのルートを編集部が4航路に厳選!船旅の計画に参考にしてみては。
01|北海道(小樽港)↔新潟(新潟港)
新日本海フェリー

江戸中期から明治30年代まで海の大動脈として活躍した「北前船」。中でも主要な寄港地のひとつが新潟港だ。江戸から明治にかけて北前船が往来し、産業の循環したルートをたどる。
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02|愛知(伊良湖港)↔三重(鳥羽港)
伊勢湾フェリー

江戸時代に庶民の間で一大ブームとなったお伊勢参り。江戸や遠州(静岡)からは船で渡る方が近道だと、伊勢湾を渡るお伊勢参り「船参宮」を選ぶ参拝者も多かった。そんな憧れの地への向かう船参宮を現代でも体感できる。
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03|愛媛(八幡浜港)↔大分(臼杵港)
宇和島運輸/ 四国開発フェリー

明治時代に紡績、鉱山、養蚕などの近代産業により“伊予の大阪”と称されるほどに栄えた愛媛・八幡浜港。戦後、陸上交通の発達とともにその地位は低下したものの、宇和島運輸が四国と九州を結ぶ最初のフェリー航路を就航し、再出発した。
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04|長崎・壱岐島(印通寺港)↔佐賀(唐津東港)
九州郵船

唐津は上海・大連など中国主要商業港への道のりが関東と変わらないため、アジア大陸との交易の要衝として栄えてきた。対する印通寺港は入り口にある妻ヶ島が防波堤の役割を果たすとあり、奈良時代には遣唐使船の寄港地としても選ばれた地だ。
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05|佐渡島(両津港/小木港)↔新潟(新潟港/直江津港)
佐渡汽船

江戸幕府の財政を支えた相川金銀山で知られる新潟・佐渡島。産出された金銀は小木港から海を渡って新潟本土で陸揚げされ、江戸城まで運ばれていた。
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06|博多・佐世保・長崎港↔五島列島
野母商船/九州商船

長崎・五島列島は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界文化遺産に登録。いまも島に根づくその歴史は、博多、長崎から船旅を通して触れることで深く楽しめる。
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text: Natsu Arai
2025年7月号「海旅と沖縄」


































