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日本屈指の透明度を誇る支笏湖へ
キャンピングカーで美味しい北海道の旅へ

2019.8.22
<b>日本屈指の透明度を誇る支笏湖へ</b><br>キャンピングカーで美味しい北海道の旅へ
マーカスさんがドイツから直輸入しているアップルワインで乾杯

ドイツ人シェフ・マーカスさんが行く北海道キャンピングカーの旅。2日目はニセコを後にし、日本屈指の透明度を誇る支笏湖へと向かう。全3回の《キャンピングカーで美味しい北海道の旅へ》最終回。

マーカス・ボス
ドイツ生まれ。札幌を拠点にさまざまな食の活動を行う「MaY(メイ)」エグゼクティブシェフ。ヨーロッパ各地のミシュラン星付きレストランで修業を重ね、来日。北海道の美味しい素材と、その持ち味を引き出す料理を独自のスタイルで伝えている

ニセコで朝食を済ませ、足早に向かったのは、支笏湖のほとりにある美笛キャンプ場。ここは全国からキャンパーが訪れるほど人気で、朝7時にゲートが開き、場所取りは先着順。まずは眺めのいい場所を確保して、近くの温泉や買い出しに出掛けるのが得策だ。

恵庭の道の駅から北上し、トマト農園「ファーム弦」、「山㟢ワイナリー」へ足を延ばし、今宵の食材を調達したら支笏湖へ。しばし湖畔でのんびり。湖ではカヌーや釣りも楽しめる。

マーカスさんが信頼する生産者の一人、ニンニク農家「プリムール北海道」の安田雅人さん

この日は夕暮れ前に、みんなで食事の支度に取り掛かった。ルスツ豚とサクランボ、丸ズッキーニとカマンベール、ブロッコリーとゴルゴンゾーラ、トマトとキュウリに青ネギ……。マーカスさんは調達した食材を無駄なく、手際よく組み合わせ、調理はいずれも超シンプル。

サクランボは、バルサミコとバジルとともに煮詰めてソースに

ここでも野菜を切ったり下ゆでしたりと車中のキッチンが大活躍。キッチンチーム、屋外のツーバーナーチームと役割を分担し、ワイワイと楽しみながら料理をして、湖畔で囲むテーブルはまた格別だ。まずは冷蔵庫でよく冷やしておいたアップルワイン(シードル)で乾杯。賑やかな食事の時間が続いた。

支笏湖は周囲約40㎞のカルデラ湖。周辺のオコタンペ湖、苔の洞門、風不死岳など自然散策もおすすめ

キャンピングカーは移動式居住空間という箱そのものも魅力だが、ここで仲間や家族と過ごす何気ない時間を、掛け替えのないものに変える力がある。いつか旅を振り返ったとき、案外どうでもいいようなディテールが、記憶のひだに引っかかっていることだろう。

文=増本幸恵 写真=小澤義人
2019年9月号 特集「夢のニッポンのりもの旅」

支笏湖畔美笛キャンプ場
住所:北海道千歳市美笛 支笏湖畔
Tel:090-5987-1284
IN:7:00 OUT:11:00
料金:1泊1名1000円
www.shikotuko.jp
《キャンピングカーで美味しい北海道の旅へ》
1|美しい羊蹄山を背にニセコ方面へ
2|羊蹄山の麓で焚き火を囲む贅沢
3|日本屈指の透明度を誇る支笏湖へ

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