HOTEL

《星野リゾート リゾナーレ那須》
大地を味わう朝食とアグリツーリズモを堪能

2023.5.23 PR
《星野リゾート リゾナーレ那須》<br>大地を味わう朝食とアグリツーリズモを堪能

東京から新幹線とバスで約1時間半。雄大な自然に抱かれた「星野リゾート リゾナーレ那須」は、農業体験が楽しめるリゾートホテルだ。そこでいただく朝食は、那須高原の大地の恵みにあふれている。

四季を切り取る料理の数々に
身体も心も喜ぶ

手前は「スライスサラダ」、奥は「ごろごろ野菜の盛り合わせ」。ニンジンやタマネギ、ゴマのドレッシングが、野菜の味わいを引き立てる。このサラダで野菜の美味しさに目覚めた子どもも多いとか

御用邸があることから“ロイヤルリゾート”と呼ばれる栃木県・那須高原。錚々たる那須連山に抱かれたこの土地は、四季折々の自然や豊かな食、アウトドアアクティビティなど多彩な魅力にあふれ、旅人たちを楽しませている。

「星野リゾート リゾナーレ那須」があるのは、標高約500mに位置する那須連山の山裾だ。イタリア語の「アグリクルトゥーラ(農業)」と「ツーリズモ(観光)」を掛け合わせた「アグリツーリズモリゾート」をコンセプトとし、自然や農業に触れる体験を軸とした、新しい旅の在り方を提案。約14万㎡という広大な敷地内には本館と別館からなる宿泊棟、農園「アグリガーデン」、アクティビティ施設「POKO POKO」、4枚の田んぼを有し、森の中での散歩や虫捕りに興じるゲストも多い。

滞在を通じ、五感で味わうアグリツーリズモ。それを味覚で体現するのは、ビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」での朝食だ。店内は太陽の光が降り注ぐ開放的な空間で、朝露をまとった森の木々が窓越しに出迎えてくれる。ビュッフェコーナーには60種類近くの料理が端正に並び、洋食、和食、フルーツ、シリアルなど、充実したラインアップ。中でも色とりどりのフレッシュな野菜が、ひと際目を引きつける。

野菜は青首大根、ニンジン、カブなど多種多様で、地域の生産者から仕入れた採れたてのものが中心だという。薄くカットした「スライスサラダ」とザク切りの「ごろごろ野菜の盛り合わせ」は、切り方で変わる味わいや食感の違いに驚かされ、大地の恵みが身体に染み渡っていくようだ。「野菜そのものの美味しさを感じられるサラダは、ぜひお召し上がりいただきたいですね」とシェフの北浦琢視さんはにこやかに話す。
野菜たっぷりの朝食でエネルギーをチャージした後は、施設内の農園や森へ繰り出そう。

食パンや塩パンといったシンプルな食事パンをはじめ、デニッシュやマフィンなど甘いパンも豊富。小ぶりなサイズもうれしい
朝食で提供される米は、施設内の田んぼで栽培された「コシヒカリ」(※時期によって異なる場合あり)。日程は限定されるが、米づくりを体験できるアクティビティ「お米の学校」も毎年開催

野菜やハーブの収穫から田植えまで!
ホテルの中で美味しいアグリ体験

「アグリガーデン」の畑や「グリーンハウス」で毎日開催される「ファーマーズレッスン」で収穫した野菜は、参加したゲストのお土産に。ここでは農業体験=収穫体験ととらえず、野菜の品種によって月ごとに必要な農作業もレクチャー。通年で約80種の野菜を栽培している

「星野リゾート リゾナーレ那須」では、予約不要かつ無料で体験できるさまざまなアクティビティを用意している。チェックアウトは12時と、朝の時間をゆったり過ごせるため、朝食後に楽しめるプログラムも豊富だ。
人気は「アグリガーデン」で野菜の苗づくりや畑の耕うん、収穫といった農作業を行う「ファーマーズレッスン」。農作業といえど持ち物は不要で、老若男女問わず気軽に参加できる。那須で無農薬野菜の栽培を行う成澤菜園からレクチャーを受けたスタッフが、生産者の思いを共有しながらサポートしてくれるため、作業を通じて食への関心も深まっていくだろう。

また、アグリガーデン内の「グリーンハウス」ではハーブティーづくりやハーブのサシェ(匂い袋)づくりも実施され、自然の恵みを享受する農家の暮らしを垣間見られる。小腹がすいたら「POKO POKO」で「石窯ピッツァづくり」を体験後、森の中で焼きたてのピッツァを味わうのもおすすめだ。

もちろんチェックアウトぎりぎりまで、何もしない贅沢に浸るのもいいだろう。客室は天然生林に点在しており、どの部屋からも自然を身近に感じられる。耳を澄ませば鳥のさえずりが聴こえ、小動物が姿を現すこともあるとか。せっかくならば木々に囲まれた大浴場で、朝風呂も堪能してほしい。温泉で心身を癒せば、活力がみなぎってくるはずだ。

アグリツーリズモという旅のスタイルは、都市生活では知り得ない自然の豊かさと力強さを教えてくれる。チェックアウトをした後は、朝食で提供されたジャージー牛乳を生産する、「森林ノ牧場」へ立ち寄るゲストも多いという。それは滞在中、食の生産活動に触れる体験が、ゲストの価値観を広げたからなのかもしれない。

読了ライン

施設内にある田んぼでは米づくりが行われ、春の田植えから秋の収穫まで、季節とともに移ろう美しい田園風景が楽しめる
ファーマーズレッスンでは、耕うん機を使って畑を耕す体験も。耕うん機をまっすぐ押し進めるだけでも、ひと苦労だということがわかる
数十種類のハーブが栽培されるグリーンハウスでは、アクティビティ「農家の手仕事」として、春はローズ、ラベンダー、カモミールを使ったサシェづくりが楽しめる。施設内の至るところで、アグリツーリズモを体感して
栃木県は生乳生産量本州1位。「森林ノ牧場」ではジャージー牛を放牧で飼育し、季節によって牛乳の風味が変わる。牧場内は自由に見学でき、カフェも併設。「牛の放牧風景を多くの方に見てもらいたい」と森林ノ牧場 代表・山川将弘さん
「POKO POKO」では、さっぱりとした紅茶や牛乳プリンが入ったミルクジャムフラッペ(990円)もぜひ

客室や温泉で寛ぐ時間も自然に包まれたい

窓越しに田園風景が広がる「デラックスメゾネット」。1階にリビングとテラス、2階にベッドルームを備えている。客室のデザインは「那須の自然」がテーマ
内湯と外湯から森を望めるモダンなつくりの大浴場。朝と夜、春夏秋冬で変化する美しい景色を楽しめる。湯には、那須温泉郷から引いた温泉を使用

星野リゾート リゾナーレ那須
住所|栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
Tel|050-3134-8093(リゾナーレ予約センター)
客室数|43室
料金|1泊朝食付2万4000円〜(税・サ込)
カード|AMEX、DINERS、DC、JCB、VISAなど
IN|15:00 OUT|12:00
夕食|メインダイニング「OTTO SETTE NASU」、ビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」
朝食|ビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」
アクセス|車/東北自動車道那須ICから約20分 電車/JR那須塩原駅から無料送迎バスで約40分(要予約)
施設|レストラン、アグリガーデン、アクティビティ施設、ラウンジ、Books&Cafe、大浴場、ショップ

 

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text: Nao Ohmori photo: Atsushi Yamahira
2023年5月号「ニッポンの朝食」

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