《osio craft/オシオクラフト》
飛騨高山で生まれた木の温もりと曲線美を味わう器
木工の町・岐阜県飛騨高山の手作業で生まれるosio craftのうつわ。天然木のもつ豊かな風合いを尊重し、美しく、使い勝手のよいフォルムへと昇華するプロダクトは暮らしを豊かに彩ってくれます。
渋谷パルコのDiscover Japan Lab.では2023年1月17日(火)〜31日(火)にかけて「osio craft展」を開催。公式オンラインショップでは1月19日(木)より順次販売予定。
osio craftの制作背景や企画展の作品ラインアップを紹介します。
osio craft(オシオクラフト)
2018年にスタートした飛騨高山の木工ブランド。木だからこそ出来るかたち・性質のものづくりを行う。豊かな木の表情や少し使い方を変えるだけで全く異なる見映えとなる木材のおもしろさ、美しさを取り入れた、オリジナリティあふれる木製プロダクトを生み出す。
“塩”のようにそっと馴染み
生活を引き立てる存在を目指して
およそ1300年前、奈良・平安時代にはじまったとされる岐阜県・飛騨地方の木工文化。飛騨高山には、いまも多くの工房が点在し、腕利きの職人たちが伝統の技を継承。そのひとつであるosio craftは、2018年より制作をスタートした。
木の温もりを感じさせつつ、手仕事ならではの緻密な曲線美がosio craftの魅力。汎用性も高いため、日常使いするファンが多い。
「もともとものづくりが好きで、卒業後も飛騨に残っていたこともあり、別々の会社に勤めながら工房をシェアしていたんです。そこから、二人で何か制作してみようかという話になりました」と話すのは立ち上げメンバーの若手職人・岩田翔馬さん。
ユニット名は、当時住んでいた塩屋町の頭文字をとってosio craftと命名。転じて「塩のように素材を引き立て、暮らしに風味を与えるプロダクトをつくろう」と、回転しながら削り出す木工旋盤の技術を武器に、制作に励んでいる。
「天然木のメリットは、豊かな風合いに加え、丸みをつけたりシャープにしたり、自由に加工ができること。この特性と木自体のもつ温もりを生かしながら、現代のインテリアに馴染む緊張感のあるプロダクトを提案しています」
天然木といっても種類により表情は異なる。それぞれの質感を引き出すため、岩田さんは機械で削りを入れながら軌道修正。節を残したり、丸みを強調したり。作業中は木材との会話を欠かさない。
「カエデ、サクラ、ホオ、ナラ。樹種による表情の違いを楽しんでほしいですね」と村澤さん。
美しい木肌や繊細な装飾に実際に触れ、そこから自然の息吹や匠の技を体感してほしい。
手を加えすぎないから楽しめる木の個性
「osio craft展」
作品ラインアップ
読了ライン
osio craft展
会期|2023年1月17日(火)〜31日(火)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00〜21:00
定休日|不定休
※新情報は公式Instagram(@discoverjapan_lab)などで随時紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
※掲載商品は一部であり、店頭にはさまざまなうつわが並びます。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。
text: Misa Hasebe photo: Yuichi Noguchi
2023年2月号「癒しの旅と温泉。」