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《osio craft/オシオクラフト》
飛騨高山で生まれた木の温もりと曲線美を味わう器

2023.1.16
《osio craft/オシオクラフト》<br>飛騨高山で生まれた木の温もりと曲線美を味わう器

木工の町・岐阜県飛騨高山の手作業で生まれるosio craftのうつわ。天然木のもつ豊かな風合いを尊重し、美しく、使い勝手のよいフォルムへと昇華するプロダクトは暮らしを豊かに彩ってくれます。
渋谷パルコのDiscover Japan Lab.では2023年1月17日(火)〜31日(火)にかけて「osio craft展」を開催。公式オンラインショップでは1月19日(木)より順次販売予定。
osio craftの制作背景や企画展の作品ラインアップを紹介します。

osio craft(オシオクラフト)
飛騨高山の若手木工職人ユニット。同じ学校で家具づくりを学んでいた岩田翔馬さん(左)と村澤ちなみさん(右)が、ともに工房をシェアしていたことをきっかけに2018年に立ち上げた。オリジナリティあふれる木製のプロダクトは、おのおのが得意な分野によって作業を分担しながら、二人で制作を行う。

“塩”のようにそっと馴染み
生活を引き立てる存在を目指して

お互いの得意分野を生かし、作業を分担できるのがユニットの強み。現在は、村澤さんが木取りや採寸、平滑などの基礎となる作業を行い、osio craftの顔ともいえる装飾作業を岩田さんが担当している。写真は岩田さんが得意とする木工旋盤の作業。木の性質や風合いを見極めながら、ひとつずつ丁寧に装飾を施す

およそ1300年前、奈良・平安時代にはじまったとされる岐阜県・飛騨地方の木工文化。飛騨高山には、いまも多くの工房が点在し、腕利きの職人たちが伝統の技を継承。osio craftもそのひとつで、岩田翔馬さんと村澤ちなみさんの二人からなるユニットは、2018年より制作をスタートした。

木の温もりを感じさせつつ、手仕事ならではの緻密な曲線美がosio craftの魅力。汎用性も高いため、日常使いするファンが多い。
もともとデザイン会社に勤務していた岩田さんと、医療系の職に従事していた村澤さん。まったく縁のない二人だったが、それぞれ飛騨高山の土地柄に惹かれ、辞職後、飛騨の職業訓練校に通っているときに出会った。
「お互いにものづくりが好きで、卒業後も飛騨に残っていたこともあり、別々の会社に勤めながら工房をシェアしていたんです。そこから、二人で何か制作してみようかという話になりました」

ユニット名は、当時住んでいた塩屋町の頭文字をとってosio craftと命名。転じて「塩のように素材を引き立て、暮らしに風味を与えるプロダクトをつくろう」と、回転しながら削り出す木工旋盤の技術を武器に、制作に励んでいる。
「天然木のメリットは、豊かな風合いに加え、丸みをつけたりシャープにしたり、自由に加工ができること。この特性と木自体のもつ温もりを生かしながら、現代のインテリアに馴染む緊張感のあるプロダクトを提案しています」 

天然木といっても種類により表情は異なる。それぞれの質感を引き出すため、岩田さんは機械で削りを入れながら軌道修正。節を残したり、丸みを強調したり。作業中は木材との会話を欠かさない。
「カエデ、サクラ、ホオ、ナラ。樹種による表情の違いを楽しんでほしいですね」と村澤さん。
美しい木肌や繊細な装飾に実際に触れ、そこから自然の息吹や匠の技を体感してほしい。

高山の市街地から少し離れた場所にあるosio craftの工房

手を加えすぎないから楽しめる木の個性

カエデ
緻密で繊細な木目。絹のような光沢となめらかな木肌、淡い色合いで軽い印象を受けるが、実際は硬質で頑丈
サクラ
柔らかな赤みを帯びた色調。使うほどにこっくりとした飴色に変化する。目の詰まった女性的な木材の代表格
ホオ
軽量でしなやか。爽やかな緑色が特徴の木材。刃当たりが柔らかいため、まな板や刀の鞘に使われることが多い
ナラ
木材の中心部が虎の毛並みに似ているため虎斑(とらふ)と呼ばれる。存在感のある木目で家具全般に使われる

「osio craft展」
作品ラインアップ

コンポート皿 ナラ
美しい装飾が一見エレガントでありながら、プレート部分にシャープで重厚なナラ材を使用しているため、どことなくユニセックスな雰囲気が漂う。飾り棚に置くだけでも絵になる、存在感のあるコンポート皿
価格|1万5400円 サイズ|φ213×H15㎜ 重量|380g
コンポート皿 サクラ
脚部の黒染め加工が、プレートに置いたフルーツやデザートをさりげなく際立たせる。ほんのり赤みを帯びたサクラ材が、食卓を華やかに演出。小物やアクセサリーなど、自慢のコレクションをディスプレイしても◎
価格|1万4300円 サイズ|φ210×H100㎜ 重量|210g
フラワーベースMナラ
表情豊かなナラ材のフラワーベース。本体中央にガラスベースを内蔵。取り外し可能なので花の水替えも簡単。オイル塗装のため、天然木が飴色に経年変化していく様子も楽しめる
価格|3300円 サイズ|φ35×H140㎜ 重量|75g
フラワーベースMサクラ
サクラ材の温もりのある風合いを生かした、優しいフォルムの装飾。デザイン性が高く、ダイニングテーブルや窓際にそっと置くだけで、インテリアにアクセントを与えてくれる
価格|3300円 サイズ|φ35×H140㎜ 重量|55g
キャンドルスタンドMサクラ
このままでも十分美しい佇まいだが、暗がりでキャンドルに火を灯すと、また違った表情を見せる。黒染めの脚部以外がぱっと明るくなり、サクラ材の色みに深みが増し、よりドラマチックに静寂な夜を盛り上げる
価格|5720円 サイズ|φ95×H92㎜ 重量|85g
キャンドルスタンドMナラ
木工旋盤で丁寧に削り込み、美しい装飾を施した脚部に、ナラ材のプレートを合わせたキャンドルスタンド。プレートの小口をシャープに加工し、ナラ材のもつ硬質で男性的な質感を際立たせている
価格|5720円 サイズ|φ100×H90㎜ 重量|120g

 

「osio craft展」作品一覧
 

osio craft展
会期|2023年1月17日(火)〜31日(火)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00〜21:00
定休日|不定休
※新情報は公式Instagram(@discoverjapan_lab)などで随時紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
※掲載商品は一部であり、店頭にはさまざまなうつわが並びます。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。

text: Misa Hasebe photo: Yuichi Noguchi
2023年2月号「癒しの旅と温泉。」

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