400年前の寛永文化に触れる
京都の名建築7選【後編】
寛永年間に建築・修復され、往時がしのべるスポットが京都には多数現存している。徳川幕府によって修築・再建がなされた有名社寺も多く、長い戦乱の時を経て訪れた平和な時代を伝える名建築は数知れず。寛永文化の薫りに触れに、京の町をめぐってみては?
05|桂離宮

後水尾上皇を迎えるため整えられた、
旧八条宮家の別荘
八条宮初代智仁親王と、その息子・二代智忠親王によって約50年にわたり造営された別荘。後水尾上皇の二度にわたる御幸に向けて大規模な増築も施され、いまの姿に。主要部である数寄屋風の書院群のほか、池の周辺には御茶屋や持仏堂などの庭園建築があり、往時は池に船を浮かべ和歌・管弦の遊びなども行われた。
桂離宮
住所|京都府京都市西京区桂御園
Tel|075-211-1215
参観時間|9:00~16:00のうち1時間ごとに参観 ※各回約60分、 予約必須。
定員が埋まり次第受付終了(公式サイトを要確認)
定休日|月曜(祝日の場合は翌日休) ※臨時休業あり
料金|無料
https://kyoto-gosho.kunaicho.go.jp/katsura-rikyu
06|知恩院

徳川将軍が庇護し、狩野派ともゆかりが深い
浄土宗総本山。法然がこの地に草庵を結び、1175年に浄土宗を開創した。法然の御影を祀る単層入母屋造、本瓦葺の御影堂は、1633(寛永10)年の火災で一度焼失したが、1639(寛永16)年に徳川家光の命によって再建。大方丈と小方丈は1641(寛永18)年築で、狩野派の金碧障壁画や淡彩画が描かれている。
知恩院
住所|京都府京都市東山区林下町400
Tel|075-531-2111
拝観時間|6:00~16:00(各所受付は9:00~) ※一部行事・法要日程では開門時間が異なる
定休日|なし
拝観料|無料(庭園拝観は300円~)
www.chion-in.or.jp
07|下鴨神社

式年遷宮で建てられた社殿から、
寛永をしのぶ
正式名称は賀茂御祖神社。賀茂川と高野川の合流地点に鎮座し、古代から篤い信仰を集め、平安時代には皇室の氏神とされた。江戸時代には幕府より領地が寄進され、1629(寛永6)年の式年遷宮により造営・造替された。現存する本殿以外の社殿はこのとき建て替えられたもので、重要文化財に指定されている。
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下鴨神社
住所|京都府京都市左京区下鴨泉川町59
Tel|075-781-0010
拝観時間|境内自由
定休日|なし
拝観料|無料
www.shimogamo-jinja.or.jp
01|寛永行幸を予習しよう!
02|あらためて「二条城」を知る!
03|寛永時代に花開いた文化とは?
04|寛永文化に触れる名建築【前編】
05|寛永文化に触れる名建築【後編】
text: Kaori Nagano(Arika Inc.) photo: Mariko Taya
2025年12月号「京都/冬こそ訪れたいあの旅先へ」


































