《種子島宇宙センター》
アルテミス世代の宇宙飛行士、誕生へ
日本の宇宙開発を探る旅 Part 7
「アポロ計画」以来となる月面着陸を目指してNASAが進めている「アルテミス計画」。現在、日本でも月探査プログラムなどに携わるアルテミス世代の宇宙飛行士を選抜中だ。人類の探究心は宇宙へ、月へ、そしてその先へ……世界でもトップクラスにある日本の宇宙開発技術から、進行中の宇宙開発計画、宇宙に挑んできた人類の歴史などをPart1からPart8に分けて探っていく。
Part 7では、種子島東南端にある日本最大のロケット発射場「種子島宇宙センター」を紹介。
世界一美しいロケット発射場
種子島宇宙センター
総面積約970万㎡にも及ぶ日本最大のロケット発射場。センター内には「大型ロケット発射場」、「衛星組立棟」などの設備があり、「宇宙科学技術館」では、人工衛星や国際宇宙ステーション計画、地球観測など宇宙開発における幅広い分野について実物大モデルやゲームなどで楽しみながら学べる。センター内ではロケットの組み立てから整備、点検、打ち上げ、打ち上げ後のロケットの追跡まで、一連の作業が行われ、年に一度特別公開される。
<Checkpoint>
・ロケットを打ち上げるための施設
・歴代ロケットは「宇宙科学技術館」で学ぶことができる
・ロケット発射場を一望したいなら、「ロケットの丘展望所」へ!
種子島宇宙センター
住所|鹿児島県熊毛郡南種子町大字茎永字麻津
Tel|0997-26-9244
宇宙科学技術館
開館時間|9:30〜16:30
休館日|月曜(祝日の場合は翌日休、8月は第1月曜及び第5月曜のみ休館)、年末年始、そのほか臨時休館あり
www.jaxa.jp/about/centers/tnsc/index_j.html
日本の宇宙開発を探る旅
1|筑波宇宙センター 前編・後編
2|宇宙事情Q&A 前編・中編・後編
3|宇宙のこれからを知る
4|種子島宇宙センター
5|日本科学未来館
text: Ryosuke Fujitani photo: Mizuaki Wakahara
Discover Japan 2022年9月号「ワクワクさせるミュージアム!/完全保存版ミュージアムガイド55」