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クールな下町・葛飾柴又を粋に歩こう

2019.4.26
クールな下町・葛飾柴又を粋に歩こう
葛飾区のシンボル的存在の柴又帝釈天題経寺。
1629年に開基され、1779年に所在不明となっていた宗祖日蓮自刻と伝わる板本尊が発見されたのが契機となり、江戸市中から多くの参詣客が集うように

埼玉と千葉の両県に面する東京唯一の区、葛飾区。江戸川、中川、荒川の3本の川が流れ、江戸時代には稲作が盛んな農村地帯であったが、関東大震災以降は、住宅や工場が増え、現在は人口約46万人の都心のベッドタウンへと発展。
そんな葛飾区がポニーキャニオンとタッグを組んで制作した動画が、現在公開中だ。

葛飾柴又は、東京都ではじめて国の重要文化的景観に選定された日本を代表する下町のひとつ。ご存じ、映画『男はつらいよ』の舞台として「どこか懐かしい古きよき人情が残る街」というイメージが浸透している。
そんな葛飾柴又の動画を葛飾区とポニーキャニオンがタッグを組んで制作し、公開されている。
昔ながらの信仰と生業がいまも息づく葛飾柴又の魅力を伝えるべく制作された本動画は、お馴染みの柴又帝釈天題経寺と参道など、柴又ならではの佇まいのなかを、クールなモデルがランウェイさながらに闊歩するというもの。

「山本亭」。伝統的な書院造と西洋建築を取り入れた近代和風の建物。純和風庭園は海外観光客からの人気も高い
都内に唯一残る貴重な渡し場「矢切の渡し」。対岸の千葉県まで200円で乗船できる

気鋭のクリエイター陣が制作を担当

クリエイティブは、気鋭の映像作家・木村和史(Kimgym)氏が演出を、マルチ・クリエイターとしても活躍中の腰塚光晃氏がカメラを担当した。また動画の楽曲は、野崎良太(Jazztronik)による下町のライブ感あふれるBGMで、「残したい日本の音風景100選」にも選出されている柴又のさまざまな音が取り入れられている。

Jazztronik/野崎良太
Jazztronik/野崎良太
2013年に自身のレーベル七五三Records立ち上げ。2016 年はオリジナルフルアルバム「Keystone」、セルフRemix アルバム「Private Edits」、2017年はピアノ、ベース、バイオリン、チェロ、アコーディオン編成に新バンド野崎良太 with GOODPEOPLE名義でアルバム「GOODPEOPLE」を葉加瀬太郎氏のレーベルHATSよりリリース
映像監督、アートディレクター/木村和史
映像監督、アートディレクター/木村和史
2008年Kimgymを設立し、広告映像やMusic Videoの監督、LIVE映像の演出から制作を行う。アートディレクターとしても空間演出から音楽VISUALの監修、Graphic Designまで幅広く活躍。EXILE THE SECONDのLIVE映像の総合監修を務め、3代目J SOUL BROTHERSのドームツアーなどLIVE公演映像も多数制作

地名は知っているが、行ったことのない方は、この機会に葛飾柴又を訪ねてみてはいかがだろうか。柴又の風景と温かい人情に、日本の魅力を再発見できるはずだ。

【DATA】
葛飾区産業観光部観光課
Tel:03-3838-5558
www.city.katsushika.lg.jp

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