夏の晩酌に!麦焼酎「隠し蔵」ハイボールと発酵おつまみレシピ
「濵田酒造」
麹と水、酵母、麦を発酵させたもろみを蒸留して造られる焼酎も発酵の力が生む酒のひとつ。濵田酒造の樽熟成させた本格麦焼酎「隠し蔵」を使ったハイボールに合うおつまみレシピをご紹介。
暑い夏にぴったり
隠し蔵ハイボールをもっと美味しく!
明治元年から続く「濵田酒造」の本格麦焼酎「隠し蔵」は、厳選した大麦を白麹で仕込み、減圧蒸留し、樽で貯蔵熟成させて生まれる。さまざまな飲み方が楽しめる懐深い酒だが、特に暑い時期に恋しくなるのがソーダで割った「隠し蔵ハイボール」。
今回、「季節料理・酒処 さそう」の店主・佐宗 桂さんに隠し蔵ハイボールに合う発酵調味料や食品を使ったおつまみレシピを教えてもらった。
「『隠し蔵』は熟成しているからでしょうか、飲み応えもありながら、やさしさ、柔らかさもあるお酒ですね。バニラのような香りがあるので、お料理にプラスの味わいを加えてくれますね。山椒などスパイスを使ったお料理にも合うと思います」
暑い時期に食欲をそそる生春巻きや、ハイボールと絶対的相性を誇る唐揚げのアレンジレシピは、つい杯も進んでしまう美味しさ。隠し蔵で漬けたレーズンと味噌漬けクリームチーズは、食後にゆっくりつまみたい逸品だ。
「今回は香味野菜やスパイスを使ったお料理をご紹介しましたが、隠し蔵はどんなお料理にも合わせやすいと思います。家に1本常備しておくと重宝するお酒ですね」
家飲みの時間を充実させてくれる、隠し蔵ハイボールと発酵おつまみの美味しい組み合わせ、ぜひ体験してみてほしい。
白身魚のソテーとミョウガの生春巻き キウイソース
ミョウガの風味と甘酸っぱいキウイを使ったソースが食欲をそそる。隠し蔵の風味が口中でスパイス的な役割を果たしてくれる。
材料/2名分
【A】
白身魚 150g
酒 大さじ1
米油 大さじ1
ニンニク(スライス) 2〜3枚
ライスペーパー 2枚
大葉 4枚
レタス 4〜6枚
キュウリ(千切り)1/2本
ミョウガ(千切り)1本
【ソース】
キウイ 1/2個
酢 1/2個
塩 小さじ1/2
オリーブオイル 大さじ1
薄口醤油 小さじ1/2弱
スイートチリソース 小さじ1/2
つくり方
1【A】をフライパンにすべて一緒に入れ、弱火で蒸し焼きにして冷ます
2 冷めた1を魚の皮ごと粗めにほぐす
3 ライスペーパーに、大葉、レタス、2、キュウリ、ミョウガの順にのせて巻く。食べやすいようにカットする
4 ソースをつくる。キウイ、酢、塩、オリーブオイル、薄口醤油をミキサーに入れペースト状にする。最後にスイートチリソースを入れる
手羽中の山椒ココナッツ唐揚げ
ハイボールのゴールデンコンビといえば唐揚げ。隠し蔵の味わいの中にあるバニラ香が、山椒とほのかなココナッツミルクの香りと相まって、美味しさをいっそう引き立たせる。
材料/2名分
手羽中 200g
【A】
ココナッツミルク 50㏄
スイートチリソース 小さじ1
薄口醤油 小さじ1
塩 2つまみ
和山椒または花椒(パウダー) 小さじ1/2弱
揚げ油 適宜
小麦粉 適宜
つくり方
1 ボウルに【A】を入れ、よく混ぜる
2 1に手羽中を入れて混ぜ、半日以上冷蔵庫で寝かせる
3 2の手羽中に小麦粉をつけ、180℃の油で揚げる
味噌漬けのクリームチーズ 隠し蔵漬けレーズン
隠し蔵にひと晩漬けたレーズンはラムレーズンよりも軽くジューシー。濃厚な旨みが凝縮した味噌漬けクリームチーズとの組み合わせは最強!
材料/2名分
味噌(信州味噌など甘くないもの) 大さじ3強
【A】
クリームチーズ 200g
【B】
隠し蔵 大さじ4
レーズン(無添加)大さじ4
つくり方
【A】味噌にクリームチーズを漬ける
1 クリームチーズをラップで挟み、押して1㎝程度の厚さに伸ばす
2 クリームチーズからラップを剥がし、薄手のクッキングペーパーで包む
3 ラップに味噌を5㎜程度の厚さに塗り、2をくるむようにして1日置く
4 3の味噌とクッキングペーパーを外し、ボウルにいれてよく混ぜる
【B】隠し蔵にレーズンを漬ける
1 ジップの付いた袋に隠し蔵とレーズンを入れ、1日置く
季節料理・酒処 さそう
住所|東京都世田谷区池尻2-30-12 OSビル1F
Tel|03-5432-9665
営業時間|18:30〜23:00
定休日|不定休
本格麦焼酎「隠し蔵」
原材料|麦、麦麹
麹|白麹
アルコール度数|25度
価格|573円(300㎖)、1212円(720㎖)、1236円(900㎖)、2148円(1800㎖)
https://www.hamadasyuzou.co.jp/kakushigura_brand/
濵田酒造
Tel|0996-21-5260(お客様相談室 平日9:00〜17:00)
※飲酒は20歳から。飲酒運転は法律で禁じられています。飲酒は適量を。妊娠中や授乳中の飲酒はお控えください。
text: Discover Japan photo: Atsushi Yamahira
2021年7月号「ととのう発酵。」