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〈2026年最新〉
リニューアルで蘇った名建築3選
|保存×再生の最前線

2026.5.17
〈2026年最新〉<br>リニューアルで蘇った名建築3選<br>|保存×再生の最前線

歴史を重ねた名建築が、リニューアルによって新たな魅力をまとい、生まれ変わる。空間の個性を受け継ぎながら、いまの感性にアップデートされた3つの建築を紹介。

01|旧三笠ホテル
国内外の賓客を招いたホテルの新たなおもてなし

八角形の塔屋や軒を支える湾曲したブラケット、太縁の枠と幾何学模様のガラス窓などが荘厳な印象を与える外観

1906年、実業家・山本直良によって軽井沢で創業した「三笠ホテル」。ガス灯のシャンデリアや英国製カーペットなど当時最高峰の設備を誇り、もてなしの場として多くの文化人や政財界人に愛されてきた。

ホテル時代のスイートルームを再現した展示も必見だ

1970年にホテル営業を終え、日本の近代を代表する純西洋式建築として観光名所に。そして約5年半にわたる大規模保存修理工事を経て、2025年10月にリニューアルオープン。歴史ある施設を見学できるほか、新たにカフェやミュージアムショップ、ウェディングの前撮りなど多用途で利用できる貸室が誕生し、文化交流拠点へと生まれ変わった。

カフェでは「軽井沢アップルパイ」などのオリジナルメニューを提供

重要文化財旧三笠ホテル
住所|長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1339-342
Tel|0267-48-6341
開館時間|9:00〜17:00(最終入館16:30)
休館日|水曜(7月15日〜10月31日を除く、水曜が祝日の場合はその後の最初の平日)、12月28日〜1月3日
料金|1000円
https://kyu-mikasa-hotel.jp

02|酒屋・鎌倉三河屋本店
昭和初期建築を次世代へ

1927年に建造された母屋と蔵は、国の登録有形文化財に指定されてい

1900年創業の老舗酒屋「鎌倉 三河屋本店」は、官民学の連携により8年にわたる保存活用プロジェクトを展開してきた。結婚式もできるレストランとして、2026年5月に再始動する。

日本の伝統的な結婚式のスタイルである祝言(挙式・披露宴)を行える。祝言のない日は肉割烹のコースを提供するレストランとして営業予定。酒屋の営業も行われる

若宮大路に唯一残る木造文化財の保存・活用は、建築物の保全にとどまらず、酒屋としての歴史、昭和初期建築の母屋と蔵の建築文化、そして象徴的な景観を次世代へつなぐ。今後、全国の自治体や事業者が歴史的建造物を活用する際のベンチマークとしても注目を集めそうだ。

鎌倉 三河屋本店
開業日|2026年5月
住所|神奈川県鎌倉市雪ノ下1-9-23
問|Daiyu
Tel|0467-24-7839
https://mikawaya-kamakura.jp

03|旧マッケンジー邸
静岡の洋館の新たな挑戦

赤い西洋瓦葺きの屋根、粗い白壁、アーチ型の窓などが特徴的な建築は、大正末期から昭和初期に流行したスパニッシュスタイル

「マッケンジー邸」は名建築家ウィリアム・ヴォーリズが設計し、1940年に竣工。アメリカから来日し、静岡茶の振興や福祉の増進に尽力したマッケンジー夫妻が暮らした白壁の洋館が、この春に「HOMAM 旧マッケンジー邸」として結婚式場&レストランへと生まれ変わる。

モダンかつクラシカルな空間で理想のウェディングがかなう

外観は往時のまま保存し、館内も食堂や書斎、居間など既存の設備を生かしながら、家具を新たに設置する程度の改装にとどめ、古きよき趣を継承。洋館は、新設する結婚式場の待合室として使われ、夫妻や住宅を紹介する展示スペースも設けられる。

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HOMAM 旧マッケンジー邸
開業日|2026年春
住所|静岡県静岡市駿河区高松2852
問|ノバレーゼ
Tel|0120-948-343
https://produce.novarese.jp/homam

text: Aya Honjo
2026年3月号「訪ねる建築 暮らす建築」

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