京都御所完全ガイド!秋の京都は皇室ゆかりの地へ
まずは基礎編
京都御所ってナニ?
京都御所とはズバリ、約500年にわたり天皇の住居だった場所。だからこそそのスケールは桁違い。折々の行事として使われるなど、さまざまな用途の建物が集まっており、だからこそ見どころも多い。
なぜ檜皮葺の屋根が多いの?門がたくさんあるのはナゼ?など
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京都御所の象徴
「紫宸殿」
「紫宸殿」は京都御所の正殿であり、最もオフィシャルな建物といえる。「五箇条の御誓文」など史実にも多く登場するから、歴史のターニングポイントを思い浮かべながら巡ってみては。
明治・大正・昭和の3天皇の即位礼が行われた場所
「紫宸殿」について詳しくはこちら
天皇が日常を過ごす場所
「清涼殿」
天皇が日常を過ごす場所として使われていたのが「清涼殿」。1855(安政2)年に再建されたものだが、平安時代の雰囲気を味わうには絶好のスポットだ。一般参賀では日中に群臣と対面したり、儀式などを行うオフィス的な部屋「昼御座」などを見ることができる。
平安時代の天皇の暮らしを鮮やかに伝えてくれる
「清涼殿」について詳しくはこちら
超プライベート空間を垣間見!
「御常御殿」
天皇のプライベート空間といえるのが「御常御殿」だ。なんと男子禁制だったというから驚き。成人前の稚児と年老いた何人かの男性を除き、女官だけで天皇の世話を行っていたという。明治天皇の代まで使われていたため、京都御所の長い歴史の中ではつい最近まで使われていたと言えるかも。
大奥のような空間!?
「御常御殿」について詳しくはこちら
住所:京都市上京区京都御苑3
Tel:075-211-1215(受付時間:8:30~17:15)
入場時間:入場時間は季節で変動、ウェブページを確認 ※予約不要の通年公開
休止日:月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始 ※臨時休止日あり。詳細はウェブページを確認
入場料:無料
https://sankan.kunaicho.go.jp
※無料ガイドツアーは、1日4回実施(9:30~、10:30~、13:30~、14:30~)。予約不要。参観者休所に集合
重要な皇室行事が目白押しだからこそ要注目の京都御所。涼やかな秋風のもと、隅々まで堪能したい。
・秋の皇室行事にむけて知っておきたい!
京都御所の基礎知識
・まさに京都御所の象徴
多くの史実に残る神聖な場所「紫宸殿」
・天皇の日常をこっそり拝見!
寝室からオフィスルームまで「清涼殿」
・まるで大奥!?
天皇の超プライベート空間「御常御殿」