料理のプロ達が愛用する
「唐辛子(七味・一味)」6選
食文化の発展とともに数々のスパイスを用いてきた日本人。多様な食の選択肢がある現代に、料理のプロから料理愛好家まで8名が愛用するスパイス・調味料をご紹介。
01|大葉七味唐辛子/近縁屋

〈うすいはなこさんセレクト〉
大葉の爽やかで芳醇な香りが特徴
低温乾燥で香りを最大限引き出した大葉、岐阜県の徳山唐辛子、ミカン、黒ゴマ、山椒、あおさ、生姜を配合。すべて国産を用いた新感覚の七味唐辛子。「大葉が香る山椒の感覚で使っています」。麺類はもちろん、餃子、卵料理、肉料理などにも。
大葉七味唐辛子 柳緑
産地|岐阜県
価格|875円
内容量|5g
問い合わせ|近縁屋
注文方法|電話、Fax、Web
Tel|058-214-8303
Fax|058-214-8303
HP|https://spices.nicenicenice.co.jp
02|みよこの七味/神橋亭

〈樋口直哉さんセレクト〉
食べると福が来る?ミカンの皮入り
「七味で重要なのは陳皮だと思うのですが、こちらはそれが力強くていいですね」。その秘密が筑波山地区の福来みかん。不老長寿の実として大切に受け継がれ、昔からこの皮を煎じて七味唐辛子にしていたそうで、その文化を継いで誕生したもの。
みよこの七味
産地|茨城県つくば市
価格|600円
内容量|18g
問い合わせ|神橋亭
注文方法|電話、Web
Tel|029-866-0143
HP|www.shichimiyoko.com
03|国産うま辛一味/向井珍味堂

〈うすいはなこさんセレクト〉
激辛唐辛子のドラゴンズブレス配合
「直接的な辛みを与える一味は、日本料理にとても重要です」。国産の唐辛子を使用し、深煎りと浅煎りをブレンドした一味に、激辛唐辛子で知られるドラゴンズブレス(唐辛子専門の「芥川農園」産)を配合。唐辛子の旨みと辛みのバランスが絶妙で、癖になる一品。
国産 うま辛一味
産地|大阪府
価格|594円
内容量|15g
問い合わせ|ニップンライフイノベーション
注文方法|取扱店は要問い合わせ
Tel|0120-571-186
HP|www.nippn-lifeinnov.co.jp
04|黒七味/原了郭

〈うすいはなこさん、森枝卓士セレクト〉
一子相伝で守られてきた黒七味
1685年に祇園で開いた香煎・薬味の店。すべての工程を手作業で五感を使い製造している。「香煎が原点。香りを重視しているのが伝わります」(うすい)。「昔から愛用し、京都に行くたびにお店に寄っていました」(森枝)
黒七味 四角
価格|1265円
内容量|5g
問い合わせ|原了郭
注文方法|電話、Fax、Web
Tel|075-561-2732
Fax|075-561-2712
HP|https://shop.hararyoukaku.co.jp
05|七味唐からし/根元 八幡屋礒五郎

〈キクタヒロコさん、森枝卓士さんセレクト〉
日本の食卓に寄り添う安定の味
古来不変、独特の製法、秘伝の調合でつくられる名品。「定番の赤い缶、かわいいですね。ほどよく鼻に抜ける感じが好きです」(キクタ)。「信州大学の唐辛子博士とコラボした商品などもあり、好みの味を見つける楽しみも」(森枝)
七味唐からし
産地|長野県
価格|432円
内容量|14g
問い合わせ|根元 八幡屋礒五郎
注文方法|電話、Web
Tel|0120-156-170
HP|www.yawataya.co.jp
06|焙煎一味/根元 八幡屋礒五郎

〈阿部春弥・みかさんセレクト〉
老舗の技が生む絶妙な焙煎が決め手
厳選した国産唐辛子を、こだわりの製法で焙煎・粉砕。辛さとともに際立つ香ばしさが食欲をそそる。「個人的には七味よりも、すっきりとした味わいの一味が好み。鶏団子の味つけに加えれば、ピリ辛鍋に仕上がります」
焙煎一味
産地|長野県
価格|594円
内容量|12g
問い合わせ|根元 八幡屋礒五郎
注文方法|電話、Web
Tel|0120-156-170
HP|www.yawataya.co.jp
line
今回紹介してくれた
料理のプロ・料理愛好家
パフォーミングアーティスト
アオイヤマダ
2020年東京五輪閉会式のソロパフォーマンスで注目される。身体と記憶、食と人、音楽と心の繋がりを信じ作品に取り組む。
うつわ作家
阿部春弥(あべ はるや)・阿部みか(あべ みか)
愛知県立窯業高等技術学校を修了後、夫婦ともにうつわ作家に。春弥さんは料理人を志していたため、食への探究心が強い。
江戸料理 料理人
うすいはなこ
江戸料理、日本の魚食文化、日本酒に明るく、日本の食文化を広く伝えている。和のスパイスを料理に合わせて多様に使い分ける。
造形作家
キクタヒロコさん
神奈川県鎌倉市在住。陶製の動物を作陶。うつわ作家を夫にもち、料理が得意。10月8日から鎌倉の雑貨店「moln」で個展を開催。
フードディレクター
寺本りえ子(てらもと りえこ)
料理研究家。スパイス、発酵食愛好家。スパイスやハーブを使った料理、ぬか漬け、柚子胡椒のワークショップが人気。
作家、料理家
樋口直哉(ひぐち なおや)
料理家としても活動し、科学的な考え方から美味しさを引き出すレシピをメディアで紹介。
フォトジャーナリスト
森枝卓士(もりえだ たかし)
食文化研究家として、世界や日本各地の食文化にまつわる著作やレシピ本の出版も多数。柚子胡椒は自作もしている。
料理研究家、国際中医
薬膳師 ワタナベマキ
グラフィックデザイナーを経て料理家の道へ。雑誌や書籍、イベントなどで活躍。日々の食事を美味しく丁寧につくる著書多数。
text: Yukie Masumoto, Natsu Arai, Nao Ohmori, Discover Japan photo: Norihito Suzuki
2025年11月号「実は、スパイス天国ニッポン」



































