沖縄諸島《渡名喜島》
ノスタルジックな雰囲気漂う「戸無き島」
｜個性豊かな沖縄の38の島々⑧

沖縄県の広大な海に浮かぶ大小160の島々。美しい自然に囲まれ、個性豊かな文化が育まれている。今回は沖縄本島と37の指定離島（有人）の中から「渡名喜島（となきじま）」の魅力を紹介。この夏、旅したい島がきっと見つかるはずだ。

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赤瓦屋根の家屋や石垣など、沖縄の伝統的景観が残り、集落全体が「重要伝統的建造物群保存地区」として選定されている。街灯の代わりに柔らかな光が砂の道を幻想的に彩る「フットライト」（上写真）も観光名物。戸締まりが不要なほど治安がよいことから、「戸無き島」と呼ばれることも。島中を包み込む、どこか懐かしく優しい雰囲気を体感しよう。

Check!
▶︎郷土料理・特産品／もちきび、島にんじん
▶︎祭り／カシキー（綱引き）、水上運動会、ハーリー（海神祭）
▶︎主な見どころ／フットライト、あがり浜、呼子浜

Data
市町村名｜島尻郡渡名喜村　
面積｜3.58㎢　
周囲｜12.5㎞　
標高｜大岳179ｍ　
人口｜317人　
交通｜船／那覇泊港からフェリー「フェリー琉球」で約2時間、兼城港（久米島）からフェリー「フェリー琉球」で約1時間30分　
島内の移動｜レンタサイクル、徒歩　
窓口｜渡名喜村観光協会　
Tel｜098-996-3758

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text: Discover Japan
取材協力＝沖縄観光コンベンションビューロー　参考資料＝沖縄県企画部「離島関係資料　令和6年3月」、国土交通省国土地理院WEB
Discover Japan 2024年7月号「沖縄」