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日本酒ギャラリー《壺の中》
自分の好みの日本酒に出合える店

2024.2.4

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日本酒

日本酒ギャラリー《壺の中》<br><small>自分の好みの日本酒に出合える店</small>

ひと口に日本酒といっても、その味わいは多種多様。自分の好きな日本酒はどんなものか。その答えが発見できる店に小誌のスタッフが訪れました。

杯を重ねるたび、日本酒の沼にハマる

東京・渋谷駅から徒歩約5分。居酒屋やカジュアルバーが軒を連ねる道玄坂のビルに、ひっそりと佇む「日本酒ギャラリー壺の中」。ここは通常の飲食店とは一線を画すかたちで、日本酒を提供している店だ。その正体を探るべく、小誌のスタッフ5名で店を訪れた。
　
店の最大の特徴は、70種類以上の日本酒が飲み比べできること。料理の持ち込みが自由で、近くのデパ地下で購入した総菜を楽しんだり、近隣の飲食店から出前を頼むことも可能。1人3300円（18時の開店から23時の閉店まで時間制限なし、21時30分以降入店の場合は2200円）の料金を支払い、いざ日本酒が並ぶショーケースへ。北海道から九州まで、厳選された多種多様な日本酒が並ぶ姿に期待が高まる。
　
好きな銘柄やラベルから直感で飲むのもよいが、店主の石堂孝蔵さんに自分の好みや気分などを伝えて選んでもらうのがおすすめだ。過去に飲んで気に入った銘柄を伝えるだけでも、口に合いそうな日本酒を提案してくれる。
　
「日本酒を好きな方はもちろん、まだあまり飲み慣れていない方にも来ていただきたいと思っています。日本酒のよさに気がついていない人が、日本人の中にもまだまだ多い。その魅力を伝えたくて、お店を開きました」と石堂さん。実際に店内には、20代の若者や外国人の姿もあった。
　
それぞれの好みに合わせて1杯目を味わった後は、持ち込んだつまみや出前料理に合わせて、日本酒を選んでもらう。店内には酒燗器もあり、銘柄ごとにおすすめの温度帯を聞き、セルフでお燗することも可能。タイミングが合えば、石堂さん自ら燗付けして提供してくれる。多くの日本酒が飲み比べできるからこそ、意外な料理とのペアリングもぜひ試してほしい。さまざまな味わいに出合うことで、知らなかった日本酒の魅力や自分の好みにも気がつき、日本酒をもっと好きになるに違いない。