《京都村上開新堂》の寺町バニラプリン
| 京都でしか手に入らない美味しい手土産⑦
京都土産は京都でしか買えないものがいい。お馴染みの品から西洋菓子店の新作まで、その店に行かないと手に入らない味をセレクト。
今回は、まるで飲み物のようななめらかさの京都村上開新堂の寺町バニラプリンを紹介。
細部に京都が宿るよそ行き顔の新作プリン
寺町二条にレトロな風を運ぶ西洋菓子店。昭和初期の建物は飴色に染まり、モダンな時代の面影をとどめている。4代目当主が考案した寺町バニラプリンは、伝統を守りつつ常に新しい味も模索する老舗ならではの試み。35年ぶりの新作とあって、いまも当主自らが手づくりしている。最高級のバニラビーンズで風味づけした生地は、まるで飲み物みたいななめらかさ。和紙風の巾着に蝋引きのひもを掛けたパッケージにもトラディショナルな京都らしさがにじむ。
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京都村上開新堂
住所|京都市中京区寺町通二条上ル東側
Tel|075-231-1058
営業時間|10:00〜18:00
定休日|日曜、第3月曜、祝日
《京都でしか手に入らない美味しい手土産》
01|「加茂みたらし茶屋」の加茂みたらし団子
02|「聖護院八ッ橋総本店」のかきつばた、花つくし
03|「水田玉雲堂」の唐板
04|「茶寮FUKUCHA四条店」の苺フラワー最中、栗ほうじ茶最中
05|「塩芳軒」の大島
06|「本家月餅家直正」のわらび餅
07|「京都村上開新堂」の寺町バニラプリン
08|「豆政」の出来立て豆菓子
09|「長文屋」の七味
10|「菜館wong」の黄さん手づくり辣油
11|「千登利亭」の折詰
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text: Mayumi Furuichi photo: Yukiyo Daido
Discover Japan 2023年11月号「京都 今年の秋は、ちょっと”奥”がおもしろい」