《塩芳軒》の大島
| 京都でしか手に入らない美味しい手土産⑤
京都土産は京都でしか買えないものがいい。お馴染みの品から西洋菓子店の新作まで、その店に行かないと手に入らない味をセレクト。
今回は、季節ごとに姿と銘を変える塩芳軒の大島を紹介。
京都人の感性が詰まった変幻自在なきんとん
暮らしの中に詩歌のエッセンスを見出す日本人的情緒を凝縮した京菓子。西陣で5代続く名店の風格は古色を帯びた店構えの隅々に染み渡り、ここで買い物をする時間そのものも楽しみとなる。黒糖風味のそぼろあんで白あんを包んだ大島は、季節に合わせて姿と銘を変え、初冬になると氷餅を散らして「初霜」の銘で店頭に並ぶ。先代が和三盆だけの干菓子をいち早く考案するなど、干菓子は塩芳軒を代表するお菓子のひとつ。忘れずに手に入れたい。
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のわらび餅
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塩芳軒
住所|京都市上京区黒門通中立売上ル飛騨殿町180
Tel|075-441-0803
営業時間|9:00〜17:30
定休日|日曜、祝日、月1回水曜
《京都でしか手に入らない美味しい手土産》
01|「加茂みたらし茶屋」の加茂みたらし団子
02|「聖護院八ッ橋総本店」のかきつばた、花つくし
03|「水田玉雲堂」の唐板
04|「茶寮FUKUCHA四条店」の苺フラワー最中、栗ほうじ茶最中
05|「塩芳軒」の大島
06|「本家月餅家直正」のわらび餅
07|「京都村上開新堂」の寺町バニラプリン
08|「豆政」の出来立て豆菓子
09|「長文屋」の七味
10|「菜館wong」の黄さん手づくり辣油
11|「千登利亭」の折詰
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09|「長文屋」の七味
10|「菜館wong」の黄さん手づくり辣油
11|「千登利亭」の折詰
text: Mayumi Furuichi photo: Yukiyo Daido
Discover Japan 2023年11月号「京都 今年の秋は、ちょっと”奥”がおもしろい」