「麺のお取り寄せグルメ」
パスタにうどん、種類豊富なそうめん…|後編
いま「お取り寄せ」が進化しています。コロナ禍を経て、従来は現地でしか購入できなかった美食が、オンラインで気軽に購入できる時代がやってきました。お取り寄せは今や特別なものでなく、制限のある旅行に代わる「コロナ時代の日常の楽しみ」になっています。
そこで、おひとりさまの贅沢として。家族や仲間と楽しむひとときのお供に。大切な人へのギフトとして…全国の美味しいお取り寄せグルメを様々なジャンルから紹介します。今回は「麺」です。
兵庫県手延素麺協同組合の
「揖保乃糸 特級品」
室町時代に製造がはじまったとされ、江戸時代に龍野藩の許可伝統業種となった後、伝統の「揖保乃糸」ブランドの産地となった。ゆで伸びしにくくなめらかな食感で、もっち感があり歯切れもよく、無限に食べられる。誰もが食べても美味しいと感じる、王道のそうめん!黒帯は熟年職人しかつくれず、製造期間も認定された約0.65mmの高級品。
小豆島手延素麺協同組合の
「島の光 赤帯」
400年前、島民が奈良の三輪に立ち寄り、そうめんの製造技術を持ち帰ったのがはじまり。小麦栽培に適した瀬戸内の気候と塩、そしてゴマ油の名産地だったことから着及し、数多くの製麺所がひしめく島の特産品になった。一般的なそうめんに使う菜種油ではなくゴマ油なので、酸化臭がなく風味が抜群にいい。強いコシも魅力。
五色そうめん森川の
「手延そうめん 五色の糸」
1635年創業の老舗の8代目が下駄にからみついた5色の糸に着想を得て誕生した色つきそうめんの元祖。参勤交代時の献上品となり、近松門左衛門や正岡子規に愛された。愛媛のそうめんといえば五色。赤は梅、緑は抹茶、黄色はミカンなど、すべて自然由来の色素でつくる鮮やかな彩りは贈り物にも人気。
白滝製麺の「半田そうめん」
奈良県の三輪から伝わり、小野浜港の船頭が吉野川の伏流水や霧峰・剣山から吹き下ろす冷風を利用して冬の自給用につくりはじめたのが起源といわれている。特徴は、類を見ない太い麺。1.3mmまでがそうめんと呼ばれるが、半田そうめんはそれ以上で、まさに唯一無二。そうめんなのに太く、コシが強いのではじめて食べた人は驚くだろう。
みそ半の「隠れ岩松」
発祥は小豆島由来、中国・唐人が設立した寺など諸説ある、九州でも最も有名な地そうめん。1868年創業の「みそ半」は、自社栽培の小麦粉と自社でつくった塩を使用し、昔ながらの手延べ製法ならではの張りのある食感と爽やかなのど越しが特徴。
三輪山本の「白龍」
奈良県の北部、桜井市のある三輪地方は、皇室にも献上された極上の素麺がつくられた地で、現在も素麺の一大産地。多くの生産者が並ぶこの土地で、「三輪山本」は江戸時代から現在まで、極上の素麺をつくり続けています。三輪山本の自慢のそうめんを、更に細く、味よくと、代々技に磨きをかけて造り上げている。
三輪山勝製麺の「一筋縄」
三輪で6代続く老舗製麺所。油を使わず吉野葛を使用しているので光沢感があり、のど越しのよさも際立つ。ゆでたときに輝く透明感がすごい。油を使っていないので酸化臭は一切なく、小麦本来の甘い香りが実感できます。もちもちの食感も抜群。小麦本来の美味しさを追求する職人さんの、こだわりが凝縮した孤高のそうめん。
銀四郎麺業の「手延べオリーブ素麺」
小豆島の老舗農園で収穫されたオリーブと小麦を使用し、伯方の塩で練った生地にオリーブオイルを塗ってつくられるオリーブそうめん。オリーブオイルが酸化を抑え、なめらかな舌触りと独特の香りをつくる個性派。めんつゆではなくオリーブオイルをかけて塩を振り、パルメザンチーズをまぶしてイタリアン風に食べるのもおすすめ。
もちッとした食感の「パスタ」やコシのある「うどん」、上品なデザインと麺の太さが色々楽しめる「そうめん」など、様々な種類の麺をお取り寄せしてみはいかがでしょうか。
≫公式オンラインショップ≪
Discover Japan公式オンラインショップでは、
お酒やお茶、スイーツに野菜、鍋料理など様々なグルメも購入できるのでぜひご覧ください