九州観光まちづくりAWARD2026
最終ノミネート者の皆さん
JR九州が手掛ける「九州観光まちづくりAWARD」が2026年も開催。過去最多の100組を超えるエントリーの中から、惜しくも受賞には届かなかったものの、地域の未来を切り開く取り組みで最終ノミネートに残った皆さん。ものづくり、温泉、宿など、訪れたくなる魅力が満載だ。
line
福岡・広川町《坂田織物》
久留米絣の接点を増やし
産地の未来を織り上げる

福岡・筑後地方の先染めの綿織物・久留米絣。職人や設備の減少という課題に向き合う「坂田織物」は、技術だけでなく思いを伝える場として、2022年にカフェやギャラリー、2026年には「産地に泊まる」がテーマの宿を運営することとなり、体験などを通じ、絣の価値を発信する。さらに、絣の要となる糸を自動で括る設備を所有し、各地の技術継承も担いたいと語る。

坂田織物
住所|福岡県八女郡広川町長延602
Tel|0943-32-1402
営業時間|10:00~17:00
定休日|月曜、不定休あり
https://sakataorimono.com
line
大分・国東市《七島藺工房ななつむぎ》
国東だけに残る七島藺を
時代の暮らしへ編む

370年の歴史をもつ畳「くにさき七島藺表」。素材に国東半島でのみ栽培される植物・七島藺を使うが、後継者不足により生産者は9軒に減少。規格外の七島藺を活用し、価値を発信していた七島藺工芸作家・岩切千佳さんは、危機的状況を受け、自ら栽培にも取り組む。学校教育やワークショップを通じて産地との交流や担い手の育成を進め、未来へつなぐ活動に尽力する。


七島藺工房ななつむぎ
住所|大分県国東市安岐町明治522
問|nanatumugi710@gmail.com
line
福岡・久留米市《天然田園温泉 ふかほり邸》
筑後の旧家を、田園の恵みと
天然温泉に身をゆだねる宿へ

田園風景に佇む「ふかほり邸」。江戸時代から続く旧家を受け継ぎ、約4000坪の敷地を再生した宿で、梁や柱を生かした離れが点在。敷地を掘削してみると源泉かけ流しの温泉が湧出。観光地ではなかった場所に、人を呼ぶ価値を生み出した。2025年にはビジターも利用できるカフェやショップもオープンし、宿泊客だけでなく地域の人も集う新たな拠点となっている。
line


天然田園温泉 ふかほり邸
住所|福岡県久留米市三潴町(みづま)西牟田6552
Tel|0942-54-6681
料金|1泊2食付5万9700円~(税・サ込)
客室数|7室
カード|AMEX、DINERS、JCB、Master、VISAほか
IN|15:00 OUT|11:00
施設|食事処、バー、カフェ、大浴場など
https://fukahoritei.com
振り返ろう
≫次の記事を読む
01|「九州観光まちづくりAWARD2026」、結果発表!
02|佐賀・唐津市「ON THE CLIFF 宗 秀明」
03|宮崎・日南市「PAAK DESIGN」
04|福岡・大川市「庄分酢」
05|鹿児島・薩摩川内市「原田米店」
06|熊本・甲佐町「パレット」
07|宮崎・日向市「美々津プラザ」
08|最終ノミネート者の皆さん
09|「九州観光まちづくりAWARD2026」を振り返ろう
text: Nozomi Kage photo: Hiromasa Otsuka
2026年10月号「感性の刺激する場所へ。/九州」






























