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〈地域×スタートアップ〉
地方創生に取り組む企業17
|エネルギー・モビリティ編

2026.5.2
〈地域×スタートアップ〉<br>地方創生に取り組む企業17<br>|エネルギー・モビリティ編

スタートアップとの共創が地域創生のカギでした!その土地ならではのビジネスチャンスを見出し、課題解決に取り組む企業がもたらす変化は全国に広がり、未来へとつながっていく。今回は、スタートアップで地方創生に取り組む17社の企業をご紹介。

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《エネルギー》
08|UPDATER
農業・生物・地域
三方よしの太陽光発電を提案

発電所との共創にも注力。「グリーンシステムコーポレーション」のグループ会社「アグロエコロジー」が栃木県芳賀町の営農型太陽光発電を活用した有機水稲圃場(所有は「アイモバイル」)を運営し、UPDATERが生物多様性を調査

再生可能エネルギーの生産者と消費者をつなぐ再エネ小売「みんな電力」として創業。“顔の見える化”を軸に、人や背景からモノを選ぶ暮らしを提案する。「みんなパワー」では自然や地域と共生する再生可能エネルギー事業を推進し、「みんな大地」では脱炭素や生物多様性に貢献する土壌機能の保全・再生に挑戦する。

農業が抱える後継者不足や耕作放棄地をはじめとする経営課題、気候変動問題を解決するために「みんなパワー」、「みんな大地」、「みんな電力」の3つの軸で脱炭素社会の実現に取り組む

2025年には営農型太陽光発電所を含む日本初の自然共生サイト認定を実現。「共生する再エネプロジェクト10」を発足し、2028年度までにネイチャーフレンドリーな発電所10カ所を創出、2030年までに20億kWhの調達を目指す。

〈問い合わせはこちら〉
Tel|03-6805-2228
www.updater.co.jp

09|SPACECOOL
ゼロエネルギーの冷却が
ローカル産業と物流の救世主に

大企業からのカーブアウト型スタートアップとして事業化。写真は、東京都交通局品川自動車営業所の屋上にSPACECOOL一体型の防水シートを施工し、夏の空調エネルギー低減を目的に行った共同実証試験の様子

地球の熱を赤外線として宇宙に放射することが温暖化対策につながるという着想から生まれた放射冷却素材「SPACECOOL」を開発・販売する。この素材は、太陽光下の熱吸収を抑えつつ、ゼロエネルギーで外気温よりも温度を下げることを可能にした世界最高レベルの冷却性能をもつ。本社は東京都にあるが、研究所を「京都リサーチパーク」に構え、充実した環境で技術の深化を進めている。

ヒト・モノ・社会の暑熱問題を 改善する技術
「世界に木陰の涼しさを」をビジョンに掲げ、独自の光学設計によって自然界の放射冷却現象を再現。エネルギーを用いずに太陽光下の冷却を可能にした

グローバルな暑熱課題の改善と同時に、地域におけるヒートアイランド現象の緩和を目指す。建物や屋外インフラに導入することで、空調電力消費量やCO₂排出量の削減、さらには労働環境の改善や地域の畜産農家の生産性向上など、経済効率を高める多面的な価値を社会にもたらす。

〈問い合わせはこちら〉
https://spacecool.jp
※連絡はHPの問い合わせフォームへ

《モビリティ》
10|KGモーターズ
新時代のロボットによる
移動社会、広島から拡大中!

「mibot」は1人・短距離移動を実現しながら、原付と同等の経済性と、軽自動車のような快適性・安全性をもつ。将来的には自動運転技術を活用したサービスの提供を構想している

1人での短距離移動手段がどれもオーバースペックであることに疑問を抱き、小型で効率的かつ魅力的なモビリティ「mibot」を開発。原付ミニカー規格を採用することで維持費を大幅に削減し、徹底した軽量化技術とパワートレインの効率化により最高クラスの電費性能を実現した。

また、定期的なソフトウェアのアップデートを通じて長く乗り続けられるのも特徴。「小型モビリティロボットで世界をワクワクさせる」をミッションに、1人を最小のエネルギーとコストで運べる新しい移動の選択肢を提案し、持続可能な未来へとつなげていく。

拠点は広島県東広島市。小型モビリティロボットを通じて、移動の「楽しさ」と「持続可能性」を両立させる

〈問い合わせはこちら〉
https://mibot.kg-m.jp
※連絡はHPの問い合わせフォームへ

11|NearMe
地域交通の「もったいない」は
タクシーの“シェア乗り”で解決

独自のAIを活用して開発した運行システムによるサービス「NearMe」は、エアポートシャトルやタクシー事業者と連携して展開する。2024年にはR&D的組織「SmartShuttle」を設立。自社運行で知見をより深め、課題解決を進める

「自分の身近な生活圏が豊かになるように」という想いから創業し、モビリティの課題解決に挑むソーシャルデザインカンパニー。東京都を拠点とし、空港送迎のシェア乗りサービスを中心に、地域の移動を最適化するスマートモビリティ事業を全国で展開している。

タクシーをシェアリングすることでドアツードアの移動の問題を解決。移動の制約から解放され、「誰しもが住みたいまちに住み続けられる未来」を目指す

AIを活用した最適な配車と回遊のデザイン設計により、移動の需給バランスの不均衡をはじめ、日本各地に存在する交通の不足・非効率を解消し、誰もがスムーズに移動できる社会インフラの構築を目指す。移動の自由度を高めることで観光・生活・ビジネスの活性化に貢献。「暮らしの『もったいない』をなくし、『次のあたりまえ』をつくる。」をミッションに地域の事業者や自治体と連携し、持続可能な地域を広げていく。

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〈問い合わせはこちら〉
Mail|info@nearme.jp
https://nearme.jp

 

まちづくり編
 
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地方創生に取り組む企業17

01|農業・狩猟編
02|漁業・林業・建築編
03|エネルギー・モビリティ編
04|まちづくり編
05|空間デザイン・美容・医療編

text: Miyu Narita, Nozomi Kage
2026年2月号「地域を変える企業」

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