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「ワンダートランク」の挑戦
日本の地域を世界の旅先へ!
後編|欧米の富裕層に向けた“3つのチャレンジ”

2025.6.19 PR
「ワンダートランク」の挑戦<br>日本の地域を世界の旅先へ!<br><small>後編|欧米の富裕層に向けた“3つのチャレンジ”</small>

日本の地域を世界の旅行地に変えていく、新進気鋭かつグローバルな企業、wondertrunk & co.(ワンダートランク・アンド・カンパニー)の挑戦。世界の富裕層が訪れたくなるデスティネーションをつくり出すカギはマーケティング事業からトラベル事業までをワンストップで行う仕組み。グローバルな視点で日本をとらえれば、魅力と課題が見えてくるのだ。

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地域の人がつくる魅力を磨き、循環させる

「その土地にインバウンド需要があるかリサーチを重ね、欧米の富裕層が興味を抱くような文化・自然・食といったコンテンツを磨き、地域の方々と観光地づくりを進めていくのがワンダートランクの手法です。その後、開発した旅行体験を自分たちで販売するという、マーケティングからセールスまでを一貫して行うのも、弊社のユニークな点ですね」と岡本さん。

観光庁では、富裕層は1回の旅行で1人100万円以上使う層と定義されるが、ワンダートランクのラグジュアリートラベル事業はさらに消費額の多いハイエンド層。この層にターゲットを特化しているからこそ、デスティネーションマーケティング事業においても地域と旅行者との相性は重要だ。

ハイエンド層が満喫できる旅先となるよう、ワンダートランクが意識しているのが地域の人々との交流や連携。「地方の魅力をつくっているのはその地域の方々なので、部外者である自分たちは地方創生という言葉は使っていません。地域の皆さんとの関係の中で、地域の持続可能性につながるところは、全力で取り組みたいですね」。

フリーアドレスのオフィスはワンダートランクの伝統。二人のCEOと社員が肩を並べて働く風通しのよさも魅力だ

主役はあくまでも地域の人々。そんな一歩引いた見方ができる秘密は、「会社のカルチャーの真ん中に、異文化交流と相互理解というキーワードがあります」という岡本さんの言葉にある通り、ワンダートランクがバックグラウンドの異なる多国籍なメンバーで構成されているところにある。
「お互いを理解することで世界が平和につながるのではないか……というのが根本にあります。異文化へのリスペクトをもった姿勢は、海外の人たちとの関係性だけじゃなく、地域の人たちとのつき合いも、チームのメンバー同士でも変わらないんですよ」と、このカルチャーに共感したメンバーがワンダートランクには集まっているのだ。

黎明期からインバウンドを見てきた岡本さんによれば、今後は観光業とは異なるジャンルの人々が、どうインバウンドマーケットに入り込むかがテーマになるという。「世界に通用する日本の一流ブランドは各地にあるんです。そんな地方の異業種企業と観光業をつなげると、新しいジャンルのインバウンドが生まれるのではないかと考えていますね」と、頭の中ではすでに青写真を描いている模様。ワクワクする旅の仕掛けをつくるワンダートランクは、絶えず挑戦を続け、常に観光業の最先端を走る。

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《CHALLENGE①》
つくり手×売り手の両輪で
世界的旅行地をつくり上げる

〈欧米富裕層特化型ラグジュアリートラベル事業〉

欧米富裕層に合うか地域の魅力を検証
地域の宿、体験、ガイドなどを顧客にリコメンドできるかどうかの目利きも重要な仕事のひとつ。トラベルビジネスの国内外のメンバーたちが地域を訪れて検証やフィードバックを行っている。

富裕層旅行会社に多彩なセールス展開
LAドジャースの野球観戦イベントや、富裕層旅行商談会「ILTM」出展などのセールスを展開し、富裕層旅行会社と関係を構築。ILTMでは日本の旅行会社として唯一、自社ブース出展が許可された。

 

〈欧米旅行市場特化型
デスティネーションマーケティング事業〉

高付加価値なインバウンド観光地づくりを支援
伊勢神宮を中心とする伊勢志摩地域の魅力を欧米富裕層の視点で再定義し、地域づくりとブランディングの方向性を設定。DMOや地域の事業者と連携しながら、富裕層の受け入れを進めている。

持続可能な観光計画づくりを担当
北海道弟子屈町では、持続可能な地域づくりの観光計画策定から、体験づくりまで一貫支援。その結果、サステイナブルツーリズムの世界的な認証機関「Green Destinations」でも高く評価された。

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《CHALLENGE2》
地域の価値を上げ、観光資源を循環させる

3つの掛け合わせが
これからのニッポン観光のカギ

©Kenta Yamaji

2024年に開催した外国人旅行者向けイベント「KYOTO NOH DINING 2024」の様子。旧三井家下鴨別邸にてレストラン「都季(TOKI)」の料理長・浅野哲也氏による特別ディナーを堪能しつつ、金剛流の能楽師による舞を間近で鑑賞するダイニングイベントは、日本の古典芸能の知識を外国人に深めてもらうことも目的。伝統文化の衰退に危機を感じたことが本イベント開催の発端であり、今後も文化の保全につながる体験を増やしたいという。

©Kenta Yamaji

《CHALLENGE3》
グローバルなメンバーで土地の魅力を世界中にアピール!

広告・旅行をはじめ、アート・デザイン・公共政策など多彩なキャリアをもつメンバーたち。知られざる日本の素顔を世界に伝えたいという思いが働くモチベーションになっている

活動拠点もグローバル!
〈拠点〉
東京・渋谷(本社)
長崎・五島列島(ベーカリー店)
アメリカ(米国法人)

〈海外メンバーの活動場所〉
イギリス・ロンドン
フランス・パリ
ドイツ・フランクフルト

5月に渋谷に引っ越した東京本社。社名のネオンがオフィスのシンボル

ワンダートランクの
新メンバー募集中!

ワンダートランクでは、異文化交流と相互理解を大切にするカルチャーに共感し、一緒に働いてくれるメンバーを募集中!マーケティングチームの莫盈(モウ・イン)さんは、より自由なフィールドを求めてジョイン。「仕事内容と思いやりのあるメンバーと一緒に働きたいというのが決め手。上海生まれ日本育ち、そしてニューヨークで教育を受けた私にとって、異文化交流のあるこの仕事は私のアイデンティティともつながります」

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wondertrunk & co.
(ワンダートランク・アンド・カンパニー)

住所|東京都渋谷区宇田川町3-7 ヒューリック渋谷公園通りビル3F
Instagram|@wondertrunk_co
www.jp.wondertrunk.co

「ワンダートランク」の挑戦
01|富山を世界の旅先に押し上げた手法に迫る!【前編】
02|欧米の富裕層に向けた“3つのチャレンジ”【後編】

text: Natsu Arai photo: Kazuya Hayashi
2025年7月号「海旅と沖縄」

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