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活気あふれる「京の台所」ロード・錦小路通。
京都主要通り街歩きガイド

2019.9.3
活気あふれる「京の台所」ロード・錦小路通。<br>京都主要通り街歩きガイド
錦天満宮(新京極通四条上ル)。新京極と錦市場の接点に建つ。名水の「錦の水」が湧き出し、この清水が魚鳥の貯蔵に役立つことから市場が誕生

京都らしい店が建ち並ぶ通りを厳選して紹介する全6回の《京都主要通り街歩きガイド》。第2回は「京の台所」と呼ばれ、青果店や鮮魚店などさまざまなお店が並ぶ錦小路通を紹介する。

膳處漢(ぜぜかん)ぽっちり
錦小路通室町西入ル。呉服商の町家を改装した中国料理店。蔵を使用したバーも

新京極から後院通までの狭くて短い道だが、その東端にある錦市場の知名度は全国区だろう。「京の台所」とも呼ばれる食品市場で、質の高い品揃えゆえに地元の信頼も厚い。

京都・錦 鳥清
創業100余年の鶏肉・合鴨肉の専門店。その日の朝に締めた鶏肉や指定産地直送の旨みの濃い合鴨肉を丁寧に処理し鮮度のよいままに販売している。レアの状態に仕上げた合鴨ロースの煮込みは、かむほどに味わいが増し、おもてなし料理の一品に最適

道幅3mほどの両側には、京野菜や川魚、湯葉や漬物など京都ならではの食品を中心にさまざまな店が並び、プロの料理人をはじめ、地元の主婦、国内外からの旅行者で賑わっている。ここ数年は店舗の一部を改装して自前の食材を使った飲食店を開く店舗が増えており、こちらもかなりの人気ぶり。買い物だけでなく食事も楽しめる。

畑野軒老舗
大正期から続く懐かしい佇まいの和菓子店。名物「麩饅頭」はもっちりとした触感で塩気もほどよく、青のりや麩の味がしっかりしている/麩饅頭(1個)200円

錦小路の名は平安時代からのものだが、当初は小路という名前だったのだとか。また、それがなまって「小路」とも呼ばれていたため、四条通の一本南にある綾小路通と対になるよう美しい錦小路の名がついたという言い伝えもある。

編集協力=チキスクリプト
Discover Japan_TRAVEL「プレミアム京都 2019」

錦小路通
全長:約1.8㎞ 東は新京極通から西は後院通まで
開通:平安京の錦小路にあたる
建造物・史跡:錦天満宮など
 

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