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Discover Japan 2022年12月号
「一生ものこそエシカル。」

2022.11.4
Discover Japan 2022年12月号<br> 「一生ものこそエシカル。」

サステナブルに加えて最近よく耳にする「エシカル」という言葉の意味をご存じでしょうか?
「理論的・道徳的」という意味をもち、地球環境や人、社会に配慮されたものを購入・消費する行動や商品を指す言葉としても用いられています。

こうした背景に鑑みて、今回の特集では、エシカルの視点を通して、つくり手の想いや背景などのストーリー、 “持続可能性”という側面にも注目しながら、一生ものとして愛着を育んでほしい手仕事、うつわ、伝統的工芸品などを紹介。

巻頭では、俳優・松山ケンイチさんが生み出した、獣皮を利活用するライフスタイルブランド「momiji」を取り上げます。
そのほか、アーティスト・清川あさみさんと金継ぎの魅力を探る企画や、地域文化・工芸・手仕事の魅力を発信するクリエイターの方々に、愛用品と一生使いたい逸品を教えてもらいました。
いまの暮らしにおいて買いたいと思える一生もの、ぜひ見つけてください。

 

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俳優・松山ケンイチが考える、
獣皮のアップサイクルのかたち。

自ら狩猟免許を取得し、東京と里山で二拠点生活を送る俳優・松山ケンイチさんが、捨てられゆく獣皮に光を当てるライフスタイルブランド「momiji」を立ち上げました。彼はなぜ獣皮のアップサイクルに取り組むようになったのか? 狩猟をきっかけのひとつとして暮らし方まで変えたという松山さんに、momiji立ち上げのきっかけ、ものに対する価値観、これからの展望などをうかがいました。

加えて、2022年12月8日(木)から「銀座 和光」で販売予定のmomijiコラボレーションアイテムもいち早く誌面でご紹介! 実業家・渋沢栄一が創業した日本初の帽子ブランド「Tokio hat」、「Davinci」×「Circular Cotton Factory」によるシステム手帳、京都を拠点とするビスポークテーラー/レザーガーメントブランド「ierib」とのスリッパやブーツなどを掲載しています。

暮らしに取り入れたい手仕事。

【陶芸家・竹村良訓】
陶芸家・竹村良訓さんがつくるうつわは、すべてが色の組み合わせや形状が異なる一点もの。誌面では、彼の作陶スタイルはもちろん、“もったいない”をきっかけに生まれた、捨てられていた釉薬や土をアップサイクルする作品にも注目しています。世界にたったひとつの“個性”をもった一点ものだからこそ、愛着を育んでいきたいと思える自分の“好き”が見つかるはずです。

【陶芸家・田村 一】
磁器の土を巧みに使い、唯一無二の世界観を表現する陶芸家・田村 一さんの作品。秋田県の“辺境地”だからこそたどり着いたのは、秋田の自然が詰まった資源を使った新たな作陶でした。田村さん自身が考える土の可能性とは。知れば知るほどわくわくせずにはいられない、進化しつつある作品たちを紹介しています。

【若林佛具製作所・KAKEHASHI SEREIS】
コロナ禍を経て、人とのつながりをより大事に感じている人が多いのではないでしょうか。そんな人に知ってもらいたいのが、京都・若林佛具製作所から生まれた「KAKEHASHI SEREIS」の仏壇や盆提灯です。仏具とは思えないモダンな見た目も魅力的ですが、つい忘れがちな和の風習を見直すきっかけをも与えてくれる、現代の暮らしに寄り添うプロダクトです。

大切なうつわだからこそ長く使い続けるために!
清川あさみさん、金継ぎはじめ。

うつわの割れや欠けを漆と金などで修復する日本古来の伝統技法「金継ぎ」。
今回は意外にも金継ぎ初体験という美術家・清川あさみさんとともに、職人街・門前仲町の裏路地に昨年オープンした漆工房「永代漆工」にて、うつわの金継ぎ体験をしてきました! 「歴史あるいいものを、どうアレンジすれば現代的になるだろう」とものづくりをする上で常に考えているという清川さん。新たな価値を見出してくれる「金継ぎ」体験の様子を通して、一生ものとの付き合い方をあらためて考えてみませんか?

クリエイターたちに聞いた
愛用品と一生ものとの出合い方

おうち時間が増えたりと、ライフスタイルが変化したとともに、ものへの価値観も変わってきたように思う今日この頃。あらためてもの選びのヒントにしたい、自身の愛用品とその出合い方について、常にアンテナを張ってもの選びをされているクリエイター5名に、現代だからこそ大切にしたい、ものへの考え方をうかがってみました。

MOGI Folk Art テリー・エリス、北村恵子/Swimsuit Department 郷古隆洋/米富繊維 大江 健/SyuRo 宇南山 加子/うなぎの寝床 白水高広

この冬、一生ものの逸品を探しに
「Discover Japan Lab.」へ

暮らしにスッと馴染む陶芸家・阿部春弥さんのうつわ。料理とのバランスが取りやすく、食卓をさりげなくセンスアップさせてくれます。2022年11月6日(日)より小誌の直営店「Discover Japan Lab.」で開催される個展で、ぜひ使い心地をお確かめください。
そして、ほかにも長く使いたい一生ものが店舗には充実。圡楽窯の土鍋や大黒屋の箸、湯町窯のエッグベーカー、アーツクラフトジャパンのカッティングボード、シライナギサさんの片口、青木良太さんの盃と、おすすめの逸品を紹介しています。

 

 

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