Discover Japan 2022年10月号
「旅で、ととのう。/九州」
創刊14周年記念号の今月は2つの大特集でお届け!
巻頭では、「ととのえる」をキーワードに、日本のウェルネスツーリズムの可能性、その魅力についてひも解く特集。
いま訪れるべきウェルネスツーリズムの旅先を厳選して紹介。
単なるリフレッシュからもう一歩踏み込み、個々の地域文化を通して心身をととのえる旅へ出掛けてみませんか?
もうひとつは、巻末からの特別企画として、2022年9月23日にいよいよ開業となる西九州新幹線「かもめ」にちなんだ九州大特集!
西九州新幹線でぐっと近くなる長崎や佐賀を中心に、この秋、会いに行きたいヒト・モノ・コトを徹底解剖。
九州各県それぞれに根づいた独自の文化が体感できるツーリズムへ、いざ!
宙に浮かぶように自然に身を預けて。
空中座禅でリトリート体験
淡路島北部の山間にこつぜんと現れる、圧倒的な存在感の木格子の建築。世界的建築家・坂茂さんが“ 空中座禅道場”として設計した 「禅坊 靖寧」 では、禅の要素を取り入れた、いままでにないデトックスとリトリートが体験できます。最大の特徴でもある全長100mの禅デッキでは、360度淡路島の緑に囲まれながらのヨガや瞑想を楽しんだり、身体の内側からととのえてくれる自然派食材を使った禅坊料理など、ここならではのリフレッシュをぜひ体験しに訪れてみてはいかがでしょうか?
立山連峰を望む“村”で、美と健康と感性を取り戻す
ハーブの楽園で、原風景に還る旅
立山連峰と富山湾を一望できる富山・立山町に、原体験を思い起こす美しい“村”があります。
世界的建築家・隈研吾さんが設計を手掛けた複合施設「ヘルジアン・ウッド」には、ハーブ園、レストラン、スパ、サウナホテル「The Hive」などが点在。アロマ工房でのアロマオイルづくり、自社で栽培しているハーブを活用したスパ、半地中にあるハーブサウナでの極上トリップなど各施設での体験価値はもちろん、何よりも心地よいのは、“村”のどこにいてもハーブの香りが包み込んでくれること。サウナでととのい、地産の美食を味わい、散歩しながら移り変わるラベンダーやレモングラス、和ハッカなどの香りを楽しむ。五感が研ぎ澄まされ、身体も心も豊かになれる旅が、ここでかなえられます。
世界中から愛されるアウトドアの聖地へ
ニセコの恵みを吸収する2泊3日
2022年8月、北海道・倶知安町に開業したラグジュアリーホテル「雪ニセコ」。ウィンターリゾートとして知られるニセコですが、グリーンシーズンも魅力が満載。羊蹄山を望む絶景の客室でリラックスし、温泉や「六花スパ」で身体を癒し、世界最大級のジップライン「HANAZONO ZIP WORRD」やツリートレッキングなどのアクティビティで自然と一体になる。心身をととのえて活力を養う、特別なウェルネス体験がありました。
いま出会いたいヒト・モノ・コトは、この場所にありました。
はじめまして、西九州
9月23日、待望の西九州新幹線「かもめ」が開通します。
それに伴い、JR九州が佐賀・長崎エリアで地域に根ざして魅力あるまちづくりをしている人、団体を応援するために「西九州まちづくりAWARD」を創設。今回紹介するのは、アワードの最終選考に残った10組。Local×Luxuryを実現した佐賀県・嬉野のティーツーリズム、長崎・雲仙で在来種野菜を育てる農家と消費者をつなぐ直売所タネト、佐賀県・塩田では酪農を循環させ、新しいカルチャーを育んでいるナカシマファーム…。西九州をのぞいてみると、そこには観光コンテンツにとらわれない、新しい観光のかたちを実践している人たちがいました。そんな取り組みこそが人を惹きつけ、旅の目的となるのです。
いま、最先端の観光を知りたいなら西九州観光まちづくりAWARDの受賞者に会いに、佐賀・長崎エリアを訪れてみてはいかがでしょう?
渋谷パルコ・Discover Japan Lab.
ガラス作家グループ展—7人7色の表情
まだまだ暑さの余韻が残る9月。気鋭のガラス作家たちが手掛ける、涼やかな日用品が渋谷PARCOの小誌直営店「Discover Japan Lab.」に入荷しました。ひと言で「ガラス素材」とはいっても、かたち、色、質感、手触り、重量感と、その表現はさまざま。7人7色の表情を、ぜひ店頭でお楽しみください。小誌公式オンラインショップからもお買い求めいただけます。
参加作家|安土草多/木下 宝/小路口力恵/西村 青/波多野裕子/花岡 央/三浦侑子