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埼玉飯能 OH!!!、陸前高田 CAMOCY、新潟長岡 米蔵
体験型発酵テーマパークが日本を席巻!

2021.7.16
<small>埼玉飯能 OH!!!、陸前高田 CAMOCY、新潟長岡 米蔵</small><br>体験型発酵テーマパークが日本を席巻!

近年の「腸活」ブームも後押ししてか、全国に発酵をテーマにした体験型複合施設が続々と誕生。個性豊かな発酵テーマパークを要チェック!

買い物や食事はもちろんキムチづくりも体験できる
「OH!!! 〜発酵、健康、食の魔法!!!〜」/埼玉県

ピーネ乳酸菌と野菜のデリプレートが楽しめるカフェ「Piene」

飯能市にある能仁寺の3000坪の敷地に誕生した複合施設。全国から厳選した発酵食品を扱うショップ、本格薪火窯を構えた発酵料理レストラン、乳酸菌入りのデリが楽しめるカフェ、発酵食づくりのワークショップ施設が軒を連ねる。運営は「ご飯がススムキムチ」を製造するピックルスコーポレーション。キムチづくりでは、自身の顔写真をパッケージにはめ込むサービスも。

「パリシャキ研究所」では、キムチづくりのほかぬか床づくりなども体験できる

OH!!! 〜発酵、健康、食の魔法!!!〜
住所|埼玉県飯能市飯能1333
Tel|042-975-7001
営業時間|各施設により異なる
定休日|月曜(祝日の場合は翌日休)
https://oh-hanno.jp

江戸から続く醸しの食文化をいまに伝える
「陸前高田 発酵パークCAMOCY」/岩手県

建物には地元の木材をふんだんに使用。八木澤商店が運営する発酵食堂や隣接する発酵マーケットも人気。日本だけでなくチーズなど海外の発酵食品も展開予定

古くから宿場町として栄えた今泉地区。醸造業が盛んで発酵の香り漂う集落だったが東日本大震災を機にその伝統が途絶えてしまう。江戸時代から9代続く醤油蔵「八木澤商店」の河野通洋さんら地元有志は震災直後から産業復興や発酵をテーマにまちづくりを計画してきた。そのシンボルであるカモシーが2020年12月に誕生した。パンやチョコレートといったイマドキの発酵も揃う。

陸前高田 発酵パークCAMOCY
住所|岩手県陸前高田市気仙町字町15
Tel|080-2345-5162(カモシー発酵マーケット)
営業時間|各施設により異なる
定休日|火曜
https://camocy.jp

醸造の町、摂田屋が新たな観光拠点に再生
「摂田屋6番街 発酵ミュージアム・米蔵」/新潟県

発酵を楽しく学べるラボ、カフェなどがある

味噌蔵や醤油、日本酒蔵が残る新潟県長岡市の摂田屋。この地区で「サフラン酒」を製造販売していた「機那サフラン酒本舗」が、このたび、発酵文化を伝える発酵ミュージアムとしてリニューアルオープンした。一帯には現役の蔵のほか歴史的価値の高い建物を改装したバーなどもあり、まち全体で「醸造のまち」をアピール。今後も古い街並みを生かした再開発が行われる予定だ。

鏝絵(こてえ)が施された旧・機那サフラン酒本舗の蔵。国の有形文化財に登録されている

摂田屋6番街 発酵ミュージアム・米蔵
住所|新潟県長岡市摂田屋4-6-33
Tel|0258-86-8545
営業時間|9:00〜17:00
定休日|火曜(祝日の場合は翌日休)
https://settaya6-hakkomuseum.jp

発酵の力を味わい、学び、体感できるという体験型発酵テーマパークに行ってみてはいかが。

text: Akiko Yamamoto photo: Atsushi Yamahira illustration: Saki Obata
Discover Japan 2021年7月号「ととのう発酵。」


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