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大分県宇佐市 麹と発酵文化を発信「辛島 虚空乃蔵(からしま こくうのくら)」が来春オープン

2021.6.18
大分県宇佐市 麹と発酵文化を発信「辛島 虚空乃蔵(からしま こくうのくら)」が来春オープン
※イメージのため、実際とは異なります

焼酎醸造元 三和酒類は、日本酒づくりなどを体験できる施設「辛島 虚空乃蔵(からしま こくうのくら)」を2022年5月、大分県宇佐市辛島にオープン予定。

宇佐の自然風土が育む発酵文化を通じて、国内外のお客様や地域・社会とのつながりを年々進化させ、麹と発酵文化の発信拠点、地域や世界とつながる交流拠点をつくっていく。

三和酒類株式会社
1958年設立。麦焼酎「いいちこ」をはじめ、清酒「和香牡丹」、果実酒「安心院ワイン」、ブランデー、リキュール、スピリッツ、清涼飲料等を製造販売する総合酒類メーカー。

建築・空間デザイン

エントランス

中庭を中心に建屋のまわりに下屋を配した伝統的な清酒蔵の様式で、全体的に和モダンな雰囲気。壁には、この地域の土と三和酒類の焼酎や発泡酒の原料である地元産大麦ニシノホシの藁(わら)が練り込まれている。外壁装飾には、宇佐市安心院町に多く残っている左官職人の漆喰技術、鏝絵(こてえ)を施し、地域をはじめ人々の福を願っている。

また、エントランスの花などは訪れた人が季節で変化する自然を楽しめるよう、地域に生息する樹木や草花を中心に植樹。中庭を流れる水は、水面や水音など、せせらぎが和やかな時間を演出。

「米の蔵」

※イメージのため、実際とは異なります
※イメージのため、実際とは異なります

三和酒類の旧本社かつ売店だった建物を、地元の米を使った清酒マイクロブリュワリーを備えた米の蔵として改築。ここでは、造られた清酒を併設するきき酒コーナーで楽しむことができる。清酒造りの仕込みに飛び入りで参加できる手軽な体験から、オーダーメイドでじっくりと自分好みの清酒を造ることができる体験など、“発酵文化”をテーマとした体験教室を実施する予定。

「麦の蔵」

※イメージのため、実際とは異なります
※イメージのため、実際とは異なります

新設する麦の蔵は、宇佐で栽培された大麦品種ニシノホシや柚子など、地元の産物を使った発泡酒マイクロブリュワリーに飲食スペースを併設。辛島 虚空乃蔵内で造られた発泡酒や清酒はもちろん、三和酒類の酒類(焼酎、清酒、ワイン、ブランデー、リキュール、スピリッツ)をベースにしたカクテルも提供予定。酒とともに楽しめる軽食やつまみには、地域で採れた旬の産物や加工品を活用し、発酵を組み合わせたメニューを用意。酒を飲まない人や未成年者も楽しめるメニューとして、地域店監修オリジナルスイーツやオリジナルブレンドコーヒー、ソフトドリンク、ノンアルコールカクテルなどを揃える。バーテンダーによるカクテル技術披露など、パフォーマーによる演出を盛り込んだイベントも実施予定。

下田社長からのコメント
ゆっくりと過ごせる空間で、若い方や海外の方にも酒の魅力を感じていただき、興味を持っていただけたらうれしいです。宇佐の気候風土と酒造り文化を広める情報発信基地とし、発酵や地元産品と酒のマッチングなどを紹介する勉強会、四季折々のイベントも工夫し、国内外のお客さまや地域社会とのつながりを深められる場に育てていきたいです。

辛島 虚空乃蔵(からしま こくうのくら)
オープン日|2022年5月中旬頃予定
住所|大分県宇佐市辛島4-3
営業時間|10:00~17:00
休業日|水曜・盆・年末年始
https://www.iichiko.co.jp/


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