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「伝統工芸 青山スクエア」
暮らしを彩る伝統的工芸品を探して。
東京・赤坂で伝統工芸の旅に出る【後編】

2021.3.15 PR
「伝統工芸 青山スクエア」<br>暮らしを彩る伝統的工芸品を探して。<br>東京・赤坂で伝統工芸の旅に出る【後編】

全国の伝統的工芸品に出合えるギャラリー&ショップ「伝統工芸 青山スクエア」で、日々の暮らしに取り入れ、長くつき合いたい伝統的工芸品を探しつつ、産地をめぐる旅気分を味わおう。

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次に向かうは伝統的工芸品の宝庫・近畿

精緻な括(くく)りの模様が子鹿の斑点に似ていることから名づけられた京都の鹿の子絞。立体感のある美しさに古都の歴史を垣間見る。三重の伊勢形紙は、着物などの模様を染める際に用いる。道具としてはもちろん、近年は日常を彩るアイテムも人気。大阪の堺打刃物は、切れ味の鋭さと使い勝手のよさが魅力。プロの料理人が愛してやまない料理包丁には、大阪の多彩な食文化の粋を感じる。

伝統的な絞り染めの技法と
現代のデザイン・技術を融合。
京鹿の子絞(京都府)

京鹿の子絞 トートL バッグ(2万1780円)

トートL バッグ/京都紋美京
京鹿の子絞の伝統工芸士・松岡輝一さんによる絞り染めファッションブランド「KIZO
MÉ」。そのうち「a.un」シリーズのトートバッグは、京鹿の子絞の技法である傘巻絞を施した生地を6号帆布と合わせたもの。

サイズ|W330×D90×H580(持ち手含む)㎜
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伊勢形紙と指物を組み合わせた
温もりを感じる和の灯り。
伊勢形紙(三重県)

伊勢形紙 LED灯り 夕凪 小(2万7500円)

LED灯り 夕凪(小)/伊勢形紙協同組合
小紋などの型染めに用いる伊勢形紙は、和紙を加工した型地紙を彫刻刀で丹念に彫ってつくる。伊勢形紙そのものの美しさを生かしたアイテムが増えており、この照明器具もそのひとつ。柔らかな光が繊細な模様を照らし出す。

サイズ|W116×D122×H275㎜
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プロの料理人も絶賛する抜群の切れ味。
堺打刃物(大阪府)

堺打刃物 白2 諸刃ミガキ 文化180㎜ 八角水牛柄(1万8700円)

白2 諸刃ミガキ文化180㎜八角水牛柄/堺打刃物伝統工芸士会
堺打刃物は鍛冶師と研ぎ師による昔ながらの分業体制でつくられている。製造・仕上げ方法によって、また形状によってさまざまな刃物がある。こちらの包丁は、家庭用の包丁や洋包丁で一般的な両刃で、万能に使える文化包丁(三徳包丁)。

サイズ|W40×D325㎜(刃長180㎜)
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旅の終着点・九州で何を買う?

山間でつくられる福岡の小石原焼。素朴なうつわを手に取れば、日本の原風景ともいうべき里山の景色が目に浮かぶ。室町時代にはじまる大分の別府竹細工は多彩な編み方が特徴。竹のしなやかな強さと職人の技が相まって緻密な美を生み出す。天然の染色方法である泥染めと草花などの伝統模様に代表される鹿児島の本場大島紬。身にまとえば奄美の雄大な自然に包み込まれるような気分を味わえる。

里山で生まれるうつわが
日々の暮らしに温もりを添える。
小石原焼(福岡県)

小石原焼 尺皿(1万6500円)

尺皿/柳瀬本窯元
金属の刃で化粧土を削る飛び鉋(かんな)、化粧土に刷毛で模様をつける刷毛目などの技法で表す温かみのある模様が小石原焼の特徴。柳瀬本窯元は、伝統的な手法をベースに、現代のライフスタイルに調和する作品を手掛けている。

サイズ|φ288×H60㎜
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気品あるつやと昔ながらの模様は自然の贈り物。
本場大島紬(鹿児島県)

本場大島紬 緯(18万7000円)

緯/大瀬商店
テーチ木と泥土で染めた独特の泥染大島紬から、植物藍で染める藍大島紬、多彩な色調の色大島紬まで、種類はさまざま。伝統的な模様は、トンボやカメンコ(亀甲)、カゼモシャ(風車)など、草花を主体に自然や身近にあるものをモチーフにしている。

サイズ|W359×D1万2320㎜以上
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思わず手に取りたくなる軽やかでしなやかな竹の籠。
別府竹細工(大分県)

別府竹細工 CARGO(9900円)

CARGO/清水貴之
別府竹細工は四つ目編み、網代編みなど8つの編組技術を基本とし、その組み合わせで200種類以上の編み方ができる。海外でも活躍する伝統工芸士・清水貴之さんは、籠やアクセサリー、オブジェなどさまざまなアイテムをつくる。

サイズ|W260×D190×H70(持ち手含む)㎜
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伝統工芸 青山スクエア
住所|東京都港区赤坂8-1-22
Tel|03-5785-1301
営業時間|11:00〜19:00(※緊急事態宣言中は〜18:00/特別展開始日及び最終日は開館時間を変更)
定休日|年末年始、臨時休業あり
https://kougeihin.jp

≪前編を読む

text: Miyu Narita photo: Kazumi Kiuchi illustlation: Masamitsu Saito
2021年4月号「テーマでめぐるニッポン」


≫暮らしをつなぐ、伝統的工芸品。“ものづくり”県の原点とは

≫日下部民藝館を飾った、飛騨高山の匠の技

≫日々の生活に欠かせない暮らしの道具「漆器」うつわの基礎知識

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