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日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」が、26年熟成ヴィンテージ日本酒『現外』を世界500本限定で発売!

2021.1.24
日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」が、26年熟成ヴィンテージ日本酒『現外』を世界500本限定で発売!

日本酒事業を展開する株式会社Clearが運営する日本酒ブランド「SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)」は、26年熟成となった1995ヴィンテージ日本酒『現外(げんがい)』を販売中。

『現外』が示すのは“ヴィンテージ”という日本酒の価値。甘味・酸味・苦味・旨味が複雑に絡み合いながら調和した味わいをもつ、長い歳月だけがつくり出すことのできる再現不可能なオリジナル日本酒となっている。

26年熟成という価値

『現外』は昨年の25年熟成から年を重ね、26年熟成として世界500本の限定販売。『現外』は今なおタンク内で熟成が進んでおり、味わいが少しずつ変化していて、昨年のものと比較すると、変化の幅は小さいが、口当たりはよりなめらかに、味わいはより透明感が増して洗練されている。

さらに今後、数年、数十年かけて、いっそう味わいが変化していくことが考えられ、「ソトロン」という成分に代表される熟成香が増し、カラメルのように複雑で芳醇な香りがより豊かになっていく。同時に、口当たりのなめらかさ、見た目とは異なる味わいの美しい透明感も際立っていくと予想されている、まさにヴィンテージの神髄を体現している一本だ。

世界500本の限定販売

『現外』は熟成タンクで寝かせており、年に数回、その年に販売する分だけを瓶詰めしている。当然だが、ヴィンテージなので現状ある量のみが全てで、二度と同じものを製造することはできない希少価値の高いものとなっている。

熟成を重ねた日本酒は、ワインと同じように「澱(おり)」と呼ばれる、お酒の成分が固まったものがタンクの底に沈殿していく。この澱のない上澄みだけをタンクから汲み出し、商品化。酒質への影響から、タンクの中身をすべて出して確認することはできないため、あとどのくらい商品として出せる量が残っているのか、正確に把握するのは困難だが、計算上、残り3000〜4000本と想定されており、本年はそのうち500本を限定で販売中というわけだ。

SAKE HUNDREDはこの「現外」を、日本酒の熟成の価値を示すお酒として、年々その価値を見直していく予定で、味わいの変化、またタンクに残る量などを加味し、更にその価値が高まっていくものと考えている。

将来的には、この唯一無二の熟成日本酒が、世界的なヴィンテージワインと並び、数百万円、数千万円で嘱望され、日本酒全体の価値が高まることを目標としている。

サイドストーリー
阪神淡路大震災を乗り越えて

1995年1月17日、阪神淡路大震災によって倒壊した酒蔵で奇跡的に残ったタンク。そこに入っていたのは、「酒母」と呼ばれる、醸造の途中段階のお酒だった。醸造設備の被災により次の工程に進めることが叶わず、やむなく酒母の段階で搾られ清酒となるが、味香のバランスがとれておらず、商品化はできなかった。そのため、熟成による味わいの変化に一縷の望みを託し、のちに『現外』となる酒は熟成庫で眠りにつくことになったという背景がある。

熟成タンクで20数年。そのお酒には、造り手すら想像しなかった味わいがもたらされていた。鋭い酸味は心地良く、べたつく甘味はまろやかに、甘味・旨味・酸味・苦味のすべてが調和し、円熟したまろやかさと同時に、気品さと透明感を併せもつ奇跡的な味わいへと至っていたのだ。

日本酒の価値を生み出す要素は、原料となる米の種類や酵母、造り手や造られる地域など様々ですが、『現外』は「時間経過によって得られる変化」、つまり“ヴィンテージ”の概念を日本酒におけるひとつの価値として示している。“時間”という要素が日本酒にもたらす変化、そして価値の向上には、未来の日本酒の新たな可能性が秘められている。

26年熟成『現外|GENGAI』
製造元|沢の鶴株式会社
内容量|500ml
価格|19万8000円(税込)
販売数|500本限定

申込URL
https://sake100.com/pre_order/4

SAKE HUNDRED
https://sake100.com/


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