ガラス作家《花岡 央》
“硬さ”と“軟らかさ”を
閉じ込める遊び心
|渋谷パルコ「ガラスグループ展」
つるつる、すべすべ、ざらざら…そんな多彩な質感を集結させたうつわを手がけるガラス作家・花岡 央さん。洋服を選ぶように選びたいガラス作品とは?東京・渋谷パルコ Discover Japan Lab.では、2026年7月4日(土)〜7月12日(日)にかけて「ガラスグループ展」を開催。
花岡 央(はなおか ひろい)
1982年生まれ。倉敷芸術科学大学で小谷眞三氏に師事。「fresco」で製品デザインや制作チーフを担当した後、2013年に「ヒロイグラススタジオ」、「SEIDEN Gallery」を設立。
お気に入りを選ぶ楽しみをうつわで
「洋服を選ぶように、うつわを選ぶ」をテーマに、さまざまな作品を手掛ける花岡央さん。数あるうつわの中から、お気に入りを選ぶ楽しみを味わってもらえたら。そう願って制作している。
「光を通すクリアなガラスもあれば、和紙のような半透明のもの、ほとんど光を通さない不透明なガラスもあります。シャープなフォルムも柔らかく溶けた表現もできる。つるつる、すべすべ、ざらざらと、さまざまな質感を表現できるのもガラスのよいところ。そんな多彩な表情を結集させたのが『Gravity(重力)』シリーズです」と、花岡さんは話す。

高温で柔らかく溶けたガラスは、制作中に冷めていき、数秒で硬さを取り戻す。柔らかな色ガラスのカップと、冷めて硬くなったクリアガラスを組み合わせ、一瞬の柔らかさを表現している
重く硬そうに見える色ガラスと、軽やかで柔らかそうに見えるクリアガラスを組み合わせる。すると、見た目の印象とは裏腹に、色ガラスがつぶれていく。そんな矛盾をかたちにすることで見る者に視覚的な驚きを与える。実際に目にすれば「どうなっているの?」と思わず触れたくなるはず。ぜひ本展で造形の妙を堪能して。
作品ラインアップ

Gravity酒盃
不透明なガラスが新鮮。ほとんど光を通さないが、つるりとした光沢感は、ガラスだからこそ表現できるもの。端に配したクリアなガラス玉は、まるで大きな雫のよう。遊び心あふれる一品。

Gravity酒杯
クリアな土台とは対照的に、カップ部分にはベージュの不透明なガラスを採用。重力に従って溶けていく瞬間をとどめた造形美に、心を奪われる。酒器やオブジェと、ふたつの楽しみ方がある。
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公式オンラインショップ
ガラスグループ展
会期|2026年7月4日(土)~12日(日)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00~21:00
定休日|不定休
※詳細は公式Instagram(@discoverjapan_lab)にてご確認ください。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。
※Discover Japan公式オンラインショップでは、本展の一部作品を7月7日(火) 20時より順次販売予定です。(店頭の販売状況により日程・内容が変更になる場合があります)
text: Misa Hasebe photo: Yuko Okoso
2026年8月号「海へ 山へ」

































