作りたてのクラフトビールが
味わえるキャンプ場 3選
“最高のうまい”は、外にある!
ブルワリーや店の多様化で、単にビールが味わえるだけでなく+αな体験ができる場所が増えています。この夏はどんな場所でクラフトビールを味わいたい?
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新キャンプサイトも誕生した
話題沸騰中の名ブルワリー
ベアードブルーイング/静岡県・伊豆市
カリフォルニアでビール醸造を学んだベアード夫妻が経営するクラフトブルワリー。製造量わずか30ℓという日本で一番小さなブルワリーとして静岡県・沼津でスタートしたが、醸造規模拡大のため移転を決断。3年という歳月をかけ探し出した場所こそ、伊豆市内の狩野川ほとりの荒れ果てたキャンプ場跡地だった。ビール同様に自然を愛する夫妻はキャンプ場の復活を決意し、2018年に「キャンプ・ベアード」をオープン。敷地内ではホップや限定商品の副原料となる果菜も無農薬で栽培しており、それらの個性を引き出す自然発泡のビールを醸造している。
Beer List
◎ライジングサン ペールエール 900円/500㎖
◎スルガベイ インペリアルIPA 900円/400㎖
◎帝国 IPA 900円/500㎖
※ビール価格はボトルではなく、タップルームの場合
キャンプ・ベアード
住所|静岡県伊豆市大平1052-1
Tel|070-8999-3395
料金|入場料1000円(20歳未満は無料)、サイト利用料3000円〜
https://bairdbeer.com
※売店の営業は土曜、連休のみ営業
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ホップの収穫から
ビールを味わうまでを体験し尽くす
ホップガーデンブルワリー/福島県・田村市
東日本大震災により遊休施設となっていた福島県田村市の「グリーンパーク都路」内の建物を一部リノベーション。復興の礎にしようと2020年にスタートしたブルワリーであり、地産の生ホップを使用することで、1次産業から6次産業化へとつながる循環型社会をひとつの街で展開。標高600mの阿武隈高地に自社農場を設け、手摘みで収穫した良質な「あぶくまホップ」でビールを製造している。敷地内には全サイト電源付きの高規格オートキャンプ場も併設されているため、日中はどこまでも続く大空の下、ビール片手に自由気ままな時間を。夜は満天の星を肴に、ゆったりとビールを満喫したい。
Beer List
◎HopJapan IPA(セッションIPA) 580円/330㎖
◎HopJapan White(ホワイトウィートエール) 580円/330㎖
◎Abukuma Red(ライIPA)580円/330㎖
ホップガーデンオートキャンプ場
住所|福島県田村市都路町岩井沢北向185-6
Tel|0247-61-5330
料金|サイト利用料4500円(1区画6名まで)
https://hopjapan.com
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1日1組限定のキャンピングカーに泊まり、
SDGsにも貢献!?
RISE & WIN Brewing Co./徳島県・上勝町
「ごみをゼロにする」ことを目標に掲げるゼロ・ウェイストタウンとして知られる、徳島県上勝町に拠点を構えるブルワリー。原料には地元の特産品をはじめとした規格外品を積極活用。醸造過程で生まれる“モルトかす”を堆肥化して麦を育てる取り組みなど、上勝町だからこそ生まれるビールが魅力だ。アクセスが不便な場所とあって車での来訪が多い中、ドライバーにも存分にビールを楽しんでもらいたいと、1日1組限定のモーターホテル「Kamikatz Rolling Room」をオープン。美しい夜空と「RISE & WIN」のビールを独り占めするプライベートなひとときは、忘れられない思い出となるはずだ。
Beer List
◎KAMIKATZ PALE ALE(イングリッシュペールエール) 660 円/330㎖
◎KAMIKATZ IPA(ウェストコースト IPA)660円/330㎖
◎BEYOND THE SEA(ゴーゼ) 660円/330㎖
Kamikatz Rolling Room
住所|徳島県勝浦郡上勝町正木平間237-2
Tel|0885-45-0688
料金|1泊1万9000円〜(税・サ込)
https://kamikatz.jp
※ビールリストの銘柄は一例です。ブルワリーや店舗によっては、季節に合わせて変動する場合があります。
こだわる店 3選
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1|飲んで泊まれるブルワリー 3選
2|作りたてのクラフトビールが味わえるキャンプ場 3選
3|東京都内のクラフトビールにこだわる店 3選
4|愛媛のブルワリー巡り 6選
text: Ryo Kawano, Natsu Arai photo: Kazuya Hayashi, Chiba Yuko
Discover Japan8月号「美味しい夏へ出掛けよう!」