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アートを軸に岡山の文化を堪能
名建築と食を愉しむ11の観光スポット
|岡山からはじまる、瀬戸内文化ツーリズム

2025.7.25
アートを軸に岡山の文化を堪能<br>名建築と食を愉しむ11の観光スポット<br><small>|岡山からはじまる、瀬戸内文化ツーリズム</small>

岡山市北区丸の内に、城下町の歴史を見つめながら街と共存する現代美術館「ラビットホール」が誕生。現代アートだけにとどまらず、岡山の食文化や教育の発信地としての役割を担う。今回、ラビットホールを手掛けた石川文化振興財団の理事長・石川康晴さんに岡山の土地の文化を楽しむ観光スポットを教えてもらった。

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名建築を愉しむ

〈A&A(アーティスト&アーキテクト)〉

A&Aは芸術と建築の融合を体現するホテルプロジェクト。「迷いながら思索する」といった特別な宿泊体験ができる「A&A LIAM FUJI」など、建築家とアーティストがコンセプトから手掛けたホテルは、五感を刺激する。

JONATHAN HASEGAWA
住所|岡山県岡山市北区出石町1-6-7-1
料金|1棟貸切3万9800円~
IN|15:00
OUT|11:00
定員|4名
https://a-and-a-hotel.com

LIAM FUJI
住所|岡山県岡山市北区天神町9-2-1
料金|1棟貸切3万9800円~
IN|15:00
OUT|11:00
定員|2名
https://a-and-a-hotel.com

 

〈岡山県庁舎〉

©母倉知樹

前川國男設計の庁舎は、ル・コルビュジエの影響を受けたピロティとカーテンウォールが特徴。戦後民主主義を象徴するモダニズム建築だ。

住所|岡山県岡山市北区内山下2-4-6
Tel|086-226-7236(財産活用課)
料金|無料
定休日|土・日曜、祝日
www.pref.okayama.jp

 

〈岡山県天神山文化プラザ〉

©岡山県天神山文化プラザ

こちらもル・コルビュジエの系譜にある前川國男設計の開放的な空間が魅力。展示室とホールが調和し、岡山の文化拠点として歴史を刻む。

住所|岡山県岡山市北区天神町8-54
Tel|086-226-5005
料金|見学無料(イベント開催時は有料の場合もあり)
休館日|月曜、年末年始
https://tenplaza.info

 

〈おかやま信用金庫内山下スクエア〉

安藤忠雄氏設計。3階まで吹き抜けのエレベーターホールは、自然光とスリットからの照明だけが照らし、湾曲した幻想的な空間となっている。

住所|岡山県岡山市北区内山下1-7-1
Tel|086-223-1710(事前連絡推奨)
営業時間|9:00~17:00(見学受付~16:00)
料金|無料
定休日|日曜、祝日
www.shinkin.co.jp/okayama/u_square

 

〈岡山大学Jホール『Junko Fukutake Hall』〉

世界的建築家ユニット「SANAA」設計。7枚の屋根が織りなす多様な空間は、どこからでも出入り可能な構造で街とキャンパスをつなぐ。

住所|岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
Tel|086-235-6826
開館時間|8:30~17:15
休館日|土・日曜、祝日、年末年始
http://j-hall.med.okayama-u.ac.jp

 

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食を愉しむ

〈喰切料理 八方〉

大将の羽村敏哉氏が織りなす一客一亭の喰切料理。風味豊かな旬の食材と熟練の技術で仕立てる至高のコースが洗練された和空間で堪能できる。

住所|岡山県岡山市北区弓之町12-6 1F
Tel|086-226-8484
営業時間|12:00〜22:00
定休日|火曜
https://kuikiri-happou.jp

 

〈四川菜 九眼橋〉

落ち着いた空間で本格的な四川料理が楽しめる地元の名店。定番料理から鴨、羊、兎、四川麻辣火鍋、フカヒレなど多種多彩な美食が魅力。

住所|岡山県岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル1F
Tel|086-226-5075
営業時間|18:00~
定休日|月・火曜

 

〈食堂やまと〉

1948年より地域で愛される食堂。出汁と魚介の風味が香る中華そばと奥深いデミグラスソースでいただくデミカツ丼は、岡山を代表する名物。

住所|岡山県岡山市北区表町1-9-7
Tel|086-232-3944
営業時間|11:00~15:00、16:00~19:00
定休日|火曜
www.shokudou-yamato.com

 

〈備前岡山 食事処おかべ〉

1983年創業の豆腐専門店「豆腐処おかべ」併設の食事処。注文後に揚げる厚揚げ豆腐、ジューシーな揚げ出し豆腐、生湯葉などは絶品。

住所|岡山県岡山市北区表町1-10-1
Tel|086-222-1404
営業時間|11:30~14:00(L.O.13:50)
定休日|木・日曜、祝日
http://tofudokoro-okabe.com/shokujidokoro

 

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現代美術館《ラビットホール》
岡山からはじまる瀬戸内文化ツーリズム

01|現代美術館《ラビットホール》とは?
02|食文化や教育の発信地の役割
03|アートを起点とした岡山観光の未来
04|名建築と食を愉しむ11の観光スポット

text: Ryosuke Fujitani photo: Sadaho Naito
2025年8月号「道をめぐる冒険。」

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