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『西郷どん』に登場する場所は、島が誇る絶景スポットでした。

2018.7.20
『西郷どん』に登場する場所は、島が誇る絶景スポットでした。

NHK大河ドラマ『西郷どん』には、島本来の美しさを堪能できるスポットが登場する。力強くも繊細な音色でメインテーマ曲を唄う奄美出身の歌手・里アンナさんに、奄美の見どころについて聞いた。

幻想的でミステリアス、独特の気候が生む自然美

「奄美大島に降り立った瞬間の空気感が好きです。湿気や潮の香りが一気に身体に広がって、自然とつながっていくような……」と語るのは、現在放送中のNHK大河ドラマ『西郷どん』のメインテーマ曲を唄う里アンナさん。奄美出身の唄者で、数少ない奄美竪琴の奏者だ。

里さんに奄美の魅力についてたずねると意外な答えが返ってきた。
「奄美の美しさは、雨と湿気の中で発見できることも多いんですよ。急に降り出した雨で周囲が湿り気を帯びると、太陽の光を感じなくても、海や植物が鮮やかに見えてくる。暗くてどこか冷めた色合いの世界でこそ、自然の美しさが際立つんです。奄美の美しさには、どこかミステリアスな魅力があるのだと思います」。

奄美の伝統的な民謡の中にも島の美しさを唄うものがあるそう。
「〝黒くるだんど節〞という島唄の中に、あやまる岬や長雲峠など海の眺めを尊ぶ歌詞があります。島唄の中で歌われる場所を訪れてみるのもおすすめですね」と里さん。

土盛海岸

「奄美時代によく訪れた、思い出の場所。いまでも大好きなビーチのひとつです!」と里さん。奄美空港からほど近い遠浅の海は、驚くほど透明で美しい。

崎原海岸

笠利湾に面した隠れ家ビーチ。喜瀬集落を越えしばらく進むと、エメラルドグリーンに輝く海岸線が見えてくる。「美しさでここにかなうところはないと思います!」と里さん。

あやまる岬

付近一帯のなだらかな地形が綾に織られた手毬に似ていることから、「アヤマル」と呼ばれるようになった。丘の上の展望台からは、右手に土盛海岸、左手に笠利崎が望める。

ビラビーチ

良質の高波でサーフポイントとしても有名なビーチ。手前の林では、不喰芋やアダンを見かけることができる。写真は引き潮で現れるハートロック。

宮古崎

『西郷どん』のオープニングロケ地としても使われた絶景ポイント。東シナ海を一望できる岬は、笹の塔を意味する「ササント」とも呼ばれる。

フナンギョの滝

フナンギョとは、舟をつくるための木材を切り出す場所という意味で、「舟行(ふなんぎょ)」と書く。奄美大島中部に位置し、四駆であればかなり近くまで接近できる。豪快な水落ちが楽しめるスポット。

モダマ群生地

ドラマには登場しないが、里さんお気に入りの場所。モダマとは、大型のつる植物。フナンギョの滝から近い場所にある。

奄美に来たならぜひ訪れてほしい自然があふれる絶景ポイント。天候が変わりやすいが、雨もつかの間、気づいた頃には虹が出ていることも多い。濡れても太陽が戻ればサッと乾く南国の力強い空気も、ぜひ肌で感じてほしい。

里 アンナ
1979 年生まれ。幼少より祖父に島唄を習う。デビュー後は、海外でも活動。『西郷どん』では、女優として出演している。

(text: Sayaka Sena, Discover Japan photo: Atsushi Yamahira)
※この記事は2018年7月6日に発売したDiscover Japan8月号の記事を一部抜粋して掲載しています。

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