ARTS & CRAFTS

TOKYO美術館ガイド:現代アートの最先端を体感できる美術館

2018.4.1
TOKYO美術館ガイド:現代アートの最先端を体感できる美術館

時代性を強く表し、現代の社会や現代を生きるわたしたちへ問いかける現代アート。前衛的で新しい現代アートは、既成概念にとらわれず、自由なかたちの芸術表現をする。しかし、難しく考え過ぎる必要はない。少し心を開くだけで、そこには新しい出合いがある。ここでは、現代アートをもっと深く知ることができる厳選した美術館を紹介する。

現代アートを心の赴くままに感じられる美術館3館

001/森美術館
Area:港区 Station:六本木駅
「現代アートを中心とする斬新な企画展に注目」

六本木ヒルズの中心にそびえる森タワー53階に広大な展示スペースを持つ「森美術館」。
現代アートを中心にデザイン、建築など、ジャンルを越えた企画展示を行う。
森美術館の核をなすのは現代アートだ。その理由は、現代アートを〝生きている今の時代のさまざまな世相を表すもの〞としてとらえ、それらを読み解くことの意義を認めているため。しかし一方で、現代美術と古美術を併せて展示したりと、型にとらわれない試みも行っている。〝「アート&ライフ」―現代アートをより身近なものに―〞をモットーに生活の中で常にアートを楽しむことができるような美術館を目指す。会期中は無休で、夜は火曜日を除き22時まで開館しているため、平日、学校や会社帰りでも訪れることができる。
また、企画展と併行して収蔵品を展示する「MAMコレクション」、映像作品を見せる「MAMスクリーン」、資料展示を中心とした「MAMリサーチ」、アーティストと実験的なプロジェクトを行う「MAMプロジェクト」などのプログラムを展開している。
そのほか、体験や対話を通して学びの場を提供するラーニングにも積極的に取り組み、さまざまな人を対象としたワークショップやシンポジウム、ギャラリートークなどのプログラムを行っている。

2018年注目の企画展
「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」
2018年4月25日(水)~ 9月17日(月・祝)
「カタストロフと美術のちから展」
2018年10月6日(土)~ 2019年1月20日(日)
「六本木クロッシング2019展(仮題)」
2019年2月9日(土)~5月26日(日)

■DATA
森美術館
住所:港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
Tel:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館:10:00~22:00、火曜~17:00(最終入館は閉館30分前まで)
休み:会期中無休
料金:展覧会により異なる
交通:東京メトロ日比谷線六本木駅からコンコースにて直結
駐車場:あり(六本木ヒルズ駐車場)

002/原美術館
Area:品川区 Station:品川駅
「モダンな洋館で現代アートを体感」

カーブを描く部屋、光が差し込む大きな窓、白を基調とした壁。この個性的な建築と、元個人邸ならではの落ち着いた雰囲気が、訪れる人の心をとらえる。
現代美術を専門として1979年に開館した「原美術館」は、1950年代から現代に至る内外の美術作品をコレクションし、常に新しいアートの価値を創造し続けてきた。年に3〜4回開催する企画展では、アート、デザイン、建築、音楽などにおいて、さまざまな角度から国内外の作家や作品を紹介している。中庭やホールではワークショップやコンサートなどのイベントを開催することもある。まさに、現代アートの〝今〞を知ることができる美術館といえる。
また館内の各小部屋に、アートの空間を〝体感〞できる作品が配されているのも、この美術館の大きな特徴といえるだろう。ジャン=ピエール・レイノーの『ゼロの空間』や、宮島達男の『時の連鎖』、森村泰昌や奈良美智のインスタレーションなど、ここでしか体験することができない常設展示は必見だ。
鑑賞後は、美術館の中庭に面したカフェ「カフェダール」でくつろぎのひとときを。展覧会に合わせてつくる特製イメージケーキや、季節の食材を用いた料理を味わえる。

2018年注目の企画展
「小瀬村真美:幻画~像(イメージ)の表皮」
2018年6月16日(土)~ 9月2日(日)

■DATA
原美術館
住所:品川区北品川4-7-25
Tel:03-3445-0651
開館:11:00~17:00、水曜(祝日を除く)~20:00(最終入館は閉館30分前まで)
休み:月曜(祝日の場合は開館、翌日休館)
料金:一般 1,100円(ショップ、カフェのみ利用の場合も要入館料)
交通:JR山手線ほか品川駅高輪口から徒歩15分、または都営バス反96系統五反田駅行きで御殿山下車、徒歩3分
駐車場:あり

003/ワタリウム美術館
Area:渋谷区 Station:外苑前駅
「独創的なスタイルで最先端のアートを発信」

1990年に開館した現代美術中心の美術館。ストライプが印象的な建物はスイスの建築家マリオ・ボッタの設計だ。世界的に活躍するトップ・アーティストを招き、独創的な展覧会を企画している。アーティストとの長年の交流から生まれた企画展も多く、単なる作品の紹介にとどまらない、作家の思想や哲学に切り込む展示で高く評価されている。これまでにJR、ルドルフ・シュタイナー、寺山修司、ファブリス・イベールらの展覧会を行ってきた。バックミンスター・フラーや磯崎新、藤本壮介ら建築関連の展示も興味深い。

2018年注目の企画展
「理由なき反抗 展 I LOVE ART 14」
2018年4月7日(土)~7月29日(日)

■DATA
ワタリウム美術館
住所:渋谷区神宮前3-7-6
Tel:03-3402-3001
開館:11:00~19:00
休み:月曜(祝日の場合開館)
料金:一般 1,000円、学生 800円
交通:東京メトロ銀座線外苑前駅から徒歩8分
駐車場 なし

※この記事は2018年2月に発売した別冊DiscoverJapan「TOKYO美術館2018-2019」から一部抜粋して掲載しています。

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