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《星のや東京》
怪談落語や縁日も!浴衣で寛ぎながら夏の江戸文化を体感

2022.7.12
《星のや東京》<br>怪談落語や縁日も!浴衣で寛ぎながら夏の江戸文化を体感

観光スポットが集中しがちな東京旅行。並んだり満員電車に乗ったり、楽しさよりも疲れが勝ってしまう…。そんな人には東京・大手町の日本旅館「星のや東京」の夏の宿泊者限定イベントがおすすめだ。涼しい室内にいながら夏祭りや怪談噺など「江戸の夏」が体験できる、ふたつのイベントをご紹介。

現代の都心によみがえる日本旅館
星のや東京とは?

「夢中になるという休息」をコンセプトに、独創的なテーマで圧倒的非日常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設では、その土地の風土や歴史、文化が滞在時間を豊かにするものとしてもてなしに織り込まれ、特別な非日常へ誘う。
「星のや東京」は、現代に合わせて進化した「塔の日本旅館」だ。地下2階、地上17階の塔型の空間には、畳敷きの玄関や伝統的な和室、各階のお茶の間ラウンジ、最上階の温泉をはじめ、日本文化を身近に感じられる設えが散りばめられている。

風鈴の絵付け、風鈴そば、地酒…
江戸文化を愉しむ「東京・夏夜の宴」

江戸時代、星のや東京がある大手町周辺は大名が居を構える武家の上屋敷が建ち並んでいた場所。近くには主要な街道の起点である日本橋があったことから、多くの人が集い、独自の伝統芸能や食事、娯楽が発達したと言われている。
2022年7月1日(金)~8月31日(水)にかけて行われる「東京・夏夜の宴」では、江戸時代から現代までこだわりを持ちながら続く老舗の伝統や文化、いまだに残る江戸の街の面白さを体感できる。

現代によみがえった「風鈴そば」
江戸時代、風鈴を付けて夜食用の蕎麦を売り歩いていた屋台が多くあり、風鈴の音を聞きつけた江戸の人々は、夜が更けてから酒を呑み、蕎麦を楽しんでいた。そんな粋な文化にならい、星のや東京の1階にある立ち食い蕎麦屋「港屋2」では旬の食材を使った「風鈴そば」が提供される。風鈴の音を聞きながら、黒い御影石のテーブルや抑え目の照明が特徴の空間で、冷えた日本酒とともに、暑い夜に最適なさっぱりとした風鈴そばを味わおう。

江戸文化を気軽に楽しむ「星のや縁日」
夏祭りの雰囲気と江戸の文化の両方を気軽に体験できる催し。夕方になると、静かで落ち着いたロビーが、夏祭りの囃子を思わせる賑やかなBGMを合図に活気づく。屋台が立ち並ぶ空間で、夏の風物詩である江戸風鈴の絵付けや張り子のお面づくりが体験できる。またロビーの一角では、江戸時代創業の豊島屋酒造の地酒と、日本橋の老舗練り物店神茂(かんも)の手取りはんぺんが提供される。

東京の魅力を再発見する「お江戸楽市」
8月5日(金)~16日(火)までの間、江戸時代に発展した文化にルーツがあり、いまもなおこだわりを持ち続ける老舗が毎日1店舗日替わりで屋台出店。宿泊者は、オリジナルメニューの振る舞いや伝統工芸体験、店主や職人との交流などを通して、守り続けてきた伝統やこだわりが学べる。

客室で味わう夏限定メニュー
江戸の人々に馴染み深い穴子を使った「穴子ばらちらし膳」や、食欲が落ちやすい夏でもさっぱりと食べられる「冷やし鯛茶漬け」といった、この期間にしか味わえないメニューが堪能できる。プライベートな空間でゆったりと食事を楽しめるのも魅力的だ。

お祭り気分に欠かせない浴衣レンタル
目にも涼やかな夏の和装である浴衣。星のや東京では種類豊富な浴衣と帯の中から好きなものを選び、スタッフの着付けにより美しく着こなすことができる。浴衣の中には、日本橋の老舗浴衣地店・戸田屋商店が仕立てた梨園染めの浴衣も含まれている。細やかな柄や美しい色合いの着心地のよい浴衣をまとい、館内外のそぞろ歩きを楽しもう。

夏の夜に怪談噺でひんやり
「納涼・怪談落語」

納涼とは暑さを避けるために工夫して涼しさや過ごしやすさを創り出し味わうこと。冷房機器がない江戸時代は夏の暑さをしのぐため、恐怖によって背筋をぞっとさせて涼をつくっていた。一方で現代では熱帯夜が続き、冷房機器に頼り涼しさを保つのが日常。2022年6月1日(水)~8月31日(水)の毎週土曜に行われる本イベントでは、そんな江戸の感性を怪談噺によって取り入れ、快適な夏を楽しむヒントが得られる。

怪談噺を披露するのは、落語協会所属の真打・6代 玉屋柳勢氏。日本三大怪談のひとつ「牡丹 燈籠・お札はがし」 や古典落語の演目「死神」を聞くことができる。丑三つ時にかけ、刻一刻と深まる夜とともに、真打による怪談噺で背筋をぞっとさせ涼を取ろう。

落語や怪談噺を聞きながら日本酒と冷奴が楽しめる。日本酒は原材料の水や米、酵母すべて東京産のものを使用して造られた「金婚純米吟醸 江戸酒王子」、冷奴は神田の老舗豆腐店・越後屋のもの

大都会にいながら江戸文化に没入できる体験はまさに非日常。今年は涼やかに“江戸の夏”を体感してみてはいかがだろうか。

東京・夏夜の宴
期間|2022年7月1日(金)~8月31日(水)
料金|無料(一部有料)※宿泊者限定
納涼・怪談落語
期間|2022年6月1日(水)~8月31日(水)の毎週土曜
定員|10名
料金|1万5000円(税サ込、宿泊料別)※宿泊者限定

星のや東京
住所|東京都千代田区大手町1-9-1
Tel|0570-073-066(星のや総合予約)
客室|84室
IN|15:00 OUT|12:00
料金|1泊11万2000円~(1室あたり、税サ込、食事別)
アクセス|JR東京駅より徒歩10分、東京メトロ大手町駅より徒歩2分

 

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