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錦江湾(鹿児島湾)をめぐって体感!
大地の力に癒される鹿児島の旅
|後編【食】

2021.3.15 PR
錦江湾(鹿児島湾)をめぐって体感!<br> 大地の力に癒される鹿児島の旅<br> <small>|後編【食】</small>

雄大な景色、温泉、地元が誇る食など、鹿児島の「地の力」を体感する旅を絶景、温泉、食の3つに分けて案内する本連載。後編では、鹿児島の大地が育んだ豊かな食の定番からいま注目の食まで、食べておきたいあれこれをご紹介。

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地の力が育んだ食

鹿児島名物といえば、黒豚に地鶏、キビナゴ、さつま揚げが浮かぶだろうか。郷土料理の種類も多く、豚骨や酒ずしなどぜひ味わってみたい。

定番の魅力に加えて、いま注目の食をご紹介しよう。まず「ふくどめ小牧場」。代表の福留俊明さんはオランダで養豚を学び、弟の洋一さんはドイツで食肉マイスターを取得。「サドルバック」と「幸福豚」という、日本ではここにしかいない品種の豚を育て、ハムやソーセージをつくっている。

そして焼酎。「本格焼酎Bar 礎」では基礎知識に加え、新たな味わいのトレンドなどいまの焼酎事情を体感できる。知られざる焼酎の魅力に出合えること請け合いだ。

錦江湾の海の幸も外せない。穏やかな海では早い時期からブリやカンパチの養殖がはじまり、生産量は日本一。ご当地ものを刺身で食べるなら、釣り好きの店主が営む「大五郎」がおすすめだ。

また熱い視線を注がれているのが鹿児島黒牛。実は鹿児島は日本一の和牛産地。鹿児島黒牛は5年に一度開かれる和牛の品評会で日本一に輝いている。鹿児島は食の魅力にあふれた地でもあるのだ。

〈豚〉
ドイツ仕込みのシャルキュトリを
「ふくどめ小牧場」

上段左からコッホシンケン、ホーニヒシンケン、俺の足、オニオンレバーパテ
下段左からビアシンケン、モルタデッラ、サラミ・ミラノ、チロールシンケン、パテ・アンクルート

豚の飼育、加工、販売を一貫して行い、併設の店には20種類ほどの加工品が並ぶ。精肉や、解体した豚を無駄なく用い、スパイスをミルで挽くところからはじめるシャルキュトリは東京の料理人たちも注目。サドルバックは脂が美味しく、しゃぶしゃぶもおすすめ。

白カビのサラミ。スモークをかけては温湿度管理をした部屋で寝かせ、水分を取っていく

ふくどめ小牧場
住所|鹿児島県鹿屋市獅子目町81-1
Tel|0994-48-2324
営業時間|10:00〜17:30
定休日|月・火曜

〈焼酎〉
鹿児島焼酎の奥深さを知る!
「本格焼酎Bar 礎」

県内全蔵元1500以上の銘柄が並ぶ。オーナーの池畑裕一さんの話は、焼酎の歴史、製法、蔵の特徴や新しい流れなど多岐にわたり、蔵の人間も相談に訪れるほど。焼酎は味に幅があるのがおもしろいと池畑さん。芋を熟成させてライチのような風味を出している焼酎や、あえて濁りを残すタイプなど、新しい造りの動きにも注目している。

鹿児島ならではの“黒千代香”での熱燗や、樽香のあるものはワイングラスでストレートにて愉しむなど、焼酎の個性に合わせた酒器でいただける

本格焼酎Bar 礎
住所|鹿児島県鹿児島市千日町6-1天文館フラワービル4F
Tel|099-227-0125
営業時間|20:00〜翌3:00
定休日|不定休

〈魚〉
鹿児島といえばブリとカンパチ
「大五郎」

信楽のうつわに、ブリとカンパチを盛り合わせて。1800円(通常の7種盛りは2500円から)

店から車で5分の市場でその日一番の魚を仕入れ、刺身を盛り合わせに。ブリにカンパチ、タチウオ、タコ、シマアジ、春先に外洋から産卵のために入ってくる鯛など、錦江湾の旬の魚を、鹿児島の甘い醤油と辛口醤油の両方で楽しめる。締めには土鍋で炊く鯛めしをぜひ。

カウンターに大胆に生けられた花木が印象的。奥にはテーブル席もある

大五郎
住所|鹿児島県鹿児島市東千石町4-33 フィオーレ東千石1F
Tel|099-222-2013
営業時間|17:00〜23:00
定休日|月曜

鹿児島に来たらぜひ食べたい、
郷土料理&鹿児島黒牛

伝統の味に舌鼓を打つ
「熊襲亭(くまそてい)」

1966年創業の郷土料理専門店。酢を使わず地酒で一昼夜発酵させた「酒ずし」、錦江湾の「きびなごの刺身」など、地の食材でつくる伝統の味を、多彩なコース仕立てでいただける。

住所|鹿児島県鹿児島市東千石町6-10
Tel|099-222-6356
営業時間|11:00〜14:30、17:30〜22:00
定休日|なし

日本一の和牛を堪能
「華蓮 鹿児島店」

JA鹿児島県経済連の直営の店。2017年の和牛品評会で日本一に輝いた鹿児島黒牛をはじめ、黒豚、黒さつま鶏といった県自慢の肉をストレートに味わえる。写真は3種のせいろ蒸し。6600円(サ別)。

住所|鹿児島県鹿児島市山之口町3-12
Tel|099-223-8877
営業時間|11:30〜14:00、17:30〜22:00
定休日|第3日曜

鹿児島の自然と伝統を体験できる!

1846年に島津斉彬により開発された薩摩切子
「美の匠ガラス工房 弟子丸(でしまる)」

幕末に姿を消し、100年後に復活した薩摩切子。初期にこの世界に飛び込んだ弟子丸さんがその魅力を伝えている。色ガラスを厚く被せた生地をカットしていくと模様が浮かぶのだが、体験することで薩摩切子の素晴らしさがよくわかる。自分でカット体験した切子グラスで焼酎を味わうのもおすすめ。

住所|鹿児島霧島市国分清水1-19-27
Tel|0995-73-6522
営業時間|9:30〜18:00
定休日|日曜
※体験はアクセサリー6600円から、グラス1万3200円から(2021年3月末より再開予定)

大隅半島の植物が奏でる化粧品
「ボタニカルファクトリー」

温帯と亜熱帯に属し、月桃などが自生する大隅半島。黒木靖之さんは、半島の南端に位置する廃校になった小学校で、地の植物と自然由来100%成分の独自処方で化粧品をつくっている。工房ではワークショップも開催。タンカン、レモングラスなど好みの精油をブレンドし、香りの変化を楽しめる。

住所|鹿児島県肝属郡南大隅町根占辺田3310 登尾小学校跡
Tel|0994-24-3008
営業時間|9:00〜18:00
定休日|土・日曜、祝日、ほか不定休あり
※希望により随時ワークショップが可能。問い合わせを

海から空から錦江湾を楽しむ!

桜島やふたつの半島を行き来するフェリーの定期便は3航路。いずれも気軽に利用でき、錦江湾をめぐる旅の幅がぐんと広がる。

桜島フェリー(鹿児島港〜桜島港)
Tel|099-293-2525
鴨池・垂水フェリー(鴨池港〜垂水港)
Tel|099-259-2888
フェリーなんきゅう(山川港〜根占港)
Tel|0993-34-0012(山川営業所)

一番人気の遊覧飛行は約30分の桜島コース。3万9930円(税込、最大3名)。眼下に迫る桜島は大迫力だ。

Kagoshima Sky View
Tel|0995-58-2211(新日本航空)

鹿児島までのアクセス
東京・羽田〜鹿児島間は、日本航空、全日空、スカイマーク、ソラシドエアが運行。所要時間は約2時間。空港から市内へは空港リムジンバスが便利(鹿児島中央駅まで直行便で38分)

鹿児島県観光サイト「どんどん かごしまの旅」

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錦江湾(鹿児島湾)をめぐって体感!
大地の力に癒される鹿児島の旅
前編|絶景
中編|温泉
後編|食

text: Yukie Masumoto photo: Atsushi Yamahira
Discover Japan 2021年4月号「テーマでめぐるニッポン」


≫鹿児島を体感できる絶景温泉。「星野リゾート 界 霧島」

≫薩摩切子が歴史と技法を守りつつ魅せる新たな日本の伝統美「grad. ice」

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