2026年、デザインで楽しむお正月飾り
Disocover Japan Lab.で出合えるニッポンのいいもの
2026年の新年準備はもうできていますか? 大掃除を終えたら、歳神様(としがみさま)を迎えるためのお正月飾りを整えるのが日本の大切な習わし。2026年は午年(うまどし)、成功や繁栄を招くとされる午の干支飾りは、新年の空気を心地よく引き締める縁起物として欠かせない。一年のはじまりを、美しきニッポンの技とともに迎えてみては。
日本の伝統技術を生かした縁起物に出合う
Studio GALA
日本のものづくりに新たな価値を吹き込む、和のプロダクトブランド。現代の暮らしに溶け込むミニマルなデザインは、インテリアを崩すことなく華やかに。風土を映し出す手仕事が、一つひとつの佇まいに静かに息づく。

鏡餅 小
桐の三宝に、木製の鏡餅・組ひもの橙・飾りひもを詰めた末長く使える年神さまの依り代。入れ子にでき、収納場所にも困らない。

迎春松飾り
立体的に削られた檜の板に、水引の松を彩ったすがすがしいお飾り。シンプルながら、見る角度によって表情を変える。

5色わらび
日本各地の職人の技と素材を集めた縁起物。シンプルなデザインと晴れやかな紅白のコントラストで、祝いの気持ちを表現する。
日常にそっと温かさをもたらす鋳物
大寺幸八郎商店
初代が1860年に鋳物工場を開設して以来、富山県高岡市金屋町で高岡銅器の製造卸を営む老舗。伝統工芸品はもちろん、地元作家や若手デザイナーの息吹を感じる作品なども幅広く取り扱う。

福うま大・小 楕円トレー 箱入りセット
林悠介さんデザイン原型のミニ干支シリーズ。つくり込んだ造形をブロンズのロストワックス精密鋳造にて表現している。
リアルだけど愛らしいうまの箸置き
阿部春弥・みか
ともに愛知県立窯業高等技術専門校を修了。修了後、春弥さんは備前焼陶芸家・山本出さんに師事。みかさんは、Fitz & Floyd社にて原型師として勤務。2007年、長野県上田市にて三窯を設立。

箸置き うま
箸置きとしての実用性を追求し、脚は短くデフォルメしつつも馬らしさを表現。額に走る流星模様の細やかな表現にも注目したい。

箸置き うま(横向き)
馬が駆ける姿を躍動的に表現。平面・立体のいずれも、実際の馬の毛色に倣った5色を展開。小さな干支飾りとしても活躍する。
木目を生かした繊細な彫りを味わう
一位一刀彫 鷲塚彫刻
鷲塚浩さんは1971年、岐阜県生まれ。伝統工芸士・和仁久幸さんに師事し、飛騨高山伝統の一位一刀彫を一代で習得。1996年、鷲塚彫刻として独立。号を沐仁とし、伝統工芸士の認定を受ける。

午
馬がもつしなやかで力強い筋肉を、銘木・イチイの美しい木目を生かして造形。細く長い脚は、繊細なタッチで彫りが施されている。

午(小)
穏やかな暮らしを願ってつくられた干支シリーズ。つぶらな瞳で見つめる手のひらサイズの置物は、毎年集めたくなるほど愛らしい。
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お正月飾りがオンラインで買える!
公式オンラインショップ
Studio GALA×お正月物販売
会期|12月27日(土)~1月2日(金)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00~21:00
定休日|不定休
※詳細は公式Instagram(@discoverjapan_lab)にてご確認ください。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。
text: Natsu Arai photo: Shiho Akiyama
2026年1月号「世界を魅了するローカルな酒」

































