若林佛具製作所 盆飾りセット《TOU》
⼿仕事のぬくもりを感じるデザイン
1830年創業の仏壇・仏具メーカー若林佛具製作所は、デザイナー・清水慶太が手がけた、盆飾りセット「TOU(とう)」を販売中。久しぶりに帰省する家族と過ごすお盆。“お飾り”を通して新しいコミュニケーションを生み出す意味が込められている。
株式会社若林佛具製作所
天保元年(1830年)に京都で創業した仏壇・仏具メーカー。京都における職人の工芸は数多くの分業から成り立ち、数多くの職人と共に、寺院用仏具から内装工事・家庭用仏壇の製作を行っている。近年では、これまで積み重ねてきた技術を活かし、全国の国宝・重要文化財等歴史的建造物の修理も手掛けている。
清⽔慶太(しみず・けいた)
1974年東京都に⽣まれ、幼少期を⽶国で過ごす。東京藝術⼤学美術学部デザイン科を経て、2000年同⼤学院美術研究科修⼠課程修了。03年にイタリア・ミラノでの活動を開始し06年に帰国。現在は吉祥寺に事務所を構える。グッドデザイン賞受賞、デザインレポートアワード(独)ノミネート。オリベデザインセンター(岐⾩)やモンテレイ⼯科⼤学(メキシコ)、中国⼈⺠⼤学(中国)などでレクチャーやワークショップを⾏うなど、⼈材育成にも積極的にかかわっている。
https://www.keitashimizu.com/
“⼼づかい”が詰まったお盆のお飾り
「お盆」は、昔から故⼈や祖先の霊が年に⼀度家に帰ってくるとされ、先祖の霊を迎えて、感謝・供養する期間と言われている。時期は7月のお盆(新盆、7月盆)、8月のお盆(旧盆、8月盆)と地域によって異なる。一般的なお盆の過ごし方は、お墓やお仏壇のお清め、お供えや提灯を飾り故人や先祖を迎え入れる準備をし、家族・親戚が集まり感謝や供養を行う。
また、お盆のお飾りにはそれぞれに大切な意味があり、盆提灯は、祖霊が迷わず家に帰ってこられるように目印の役割を果たす。精霊馬と言われるナスやキュウリに割り箸や爪楊枝をさして見立てる馬や牛には、来る時はいち早く帰ってきて欲しい、お戻りになる時はゆっくりとお土産もたくさん持ち帰って欲しい、といった先祖への優しさと感謝が込められているそうだ。
温もりを感じるシンプルなデザインが特徴の「TOU」。精霊馬・精霊牛・蓮の葉・おがらといったお盆飾りに必要なアイテムからなり、パッケージは飾り台にもなる。ひとつひとつのお飾りは職人が手仕事で作り、お盆やお飾りの意味を紹介する冊子も付属する。
盆飾りセット「TOU」
毎年恒例の⾏事だからこそ良いものを⻑く使えるよう、それぞれこだわって作られたアイテムをセット。
価格|1万6500円(税込)
内容物(サイズ)
パッケージ|W297×D210×H33
精霊⾺|W80×D20×H100
精霊⽜|W100×D20×H72
蓮の葉|φ140×H10
おがら|W260(5本⼊り)
冊⼦|A5サイズ(W148×W210)8ページ
久しぶりに遠くに住む家族が帰省するこの夏、お盆飾りの意味を知り、飾りつけを楽しんでみてはいかがだろうか。
TOU
https://www.wakabayashi.co.jp/information/220608/
若林佛具製作所 京都本店
住所|京都府京都市下京区七条通新町
https://www.wakabayashi.co.jp/
オンラインショップ
https://nagomi.wakabayashi.co.jp/